フェアアイルの模様〜モチーフと模様集〜No.2
編み物好きの皆さん、こんにちは♪
ブログ担当スタッフいとうです😄
5月からBlue&Brownは新しいアトリエがオープンとなり、今月はフェアアイル講座生限定レッスンが計4回行われます。
今はアトリエのある大阪中心でレッスンは行われていますが、コロナ禍も随分と緩和されて、都道府県を跨いでの移動も自由にできるようになった今、我らが講師高橋は日本各地でのWSや講座生限定レッスンを開催しようと計画しています🗾
まだ詳細な場所は未定ですが、東京や名古屋だけにとどまらず、地方にお住まいで、なかなかレッスンに参加できない人にもお会いできる機会をもてれば・・・と考えています。
講座生さんの場合は、こういったレッスンにも優先的に参加できるので、対面レッスンにご興味のある方は、ぜひフェアアイル講座についてのこちらの記事もチェックしてくださいね😊
前置きが長くなってしまいましたが、本日はタイトル通り、前回の続きでフェアアイルの模様集を2冊ご紹介します📕
こちらは2011年にアメリカの出版社から出版されたアリススターモアさんの模様集です。
アリススターモアさんは、スコットランド人で、プロのテキスタイルデザイナーであり、フォトグラファーでもある才能豊かなアーティストです。
彼女が生まれたのはスコットランドの西に広がるヘブリディーズ諸島です。
私も初めて聞く地名だったので、ネットで調べたところ、雰囲気や気候、風土がシェットランド諸島に似ている印象を持ちました。
彼女は編み物のデザイナー、そして技術者として世界的な地位を確立し、フェアアイルとアランニットの彼女の書籍は、この分野において重要な基礎本とされています。
洋書のため、文章は全て英語です。
基本的に模様は白黒の編み図ですが、所々にパターンのスワッチ写真がカラーで掲載されています。
配色はどちらかというとダークな落ち着いたカラーが多いです。
彼女の生まれ故郷や育った環境からの影響をかな、と感じました。
4、5点のセータのパターンが紹介されていますが、文章と簡単な設計図、そしてモチーフの一部の編み図しか載っていないので、これだけを見て完成させるのは上級者で英文パターンをわかっている人でないと難しいと思います。
模様は国や地域名ごとにカテゴリー分けされていて、ノルウェー、スウェーデン、バルト三国、ケルティック、サウス・アメリカなどなど、その地域らしさを表現した模様はとてもユニークで素敵です。
それ以外にも、鳥や花、海といった自然のモチーフもあります。
白黒なページが多い分、配色を考える時に、自分のまっさらなイメージでデザインができる一冊だと思います。
こちらは、前回1冊目にご紹介した、「フェアアイル模様集200」と同じ作家さんの模様集です。
フェアアイルと違って、この本ではスカンディナビア地方特有のモチーフを掲載しています。
スカンディナビア地方とは、ノルウェー・フィンランド・デンマーク、そしてスウェーデンの北にあるラップランド地方を含めた地域を指します。
本の前半部分は、糸の説明やゲージの測り方、作り目の仕方からスティークについてまで、写真付きで基礎テクニックを紹介しています。
糸はフェアアイルとまた違って、スカンディナビア特有の糸が紹介され、ウールだけでなくアンゴラやモヘアについても触れられています。
モチーフは、お花やアニマル、そして伝統衣装を身にまとった人形のモチーフなどが目立ち、ポップで可愛く元気な印象です。
フェアアイル模様集が伝統的とすると、こちらは遊びごころがありカジュアルな雰囲気です。
編み地はすべてカラー写真が載っているのでとてもカラフルです。
お子さんや赤ちゃんのものを編みたいと考えている方には、使える模様が充実していて、個人的にはおすすめです。
ただ、こちらもアリススターモアさんの本と同様、現時点で日本語に翻訳されているバージョンがないので全編英語になります。
最後まで読んでくださりありがとうございます♡
またおすすめの書籍や模様集をちょこちょこご紹介していきます。
◎ALICE STARMORE'S CHARTS FOR COLOR KNITTING amazonの購入ページはこちら
◎150 Scandinavian Motifs amazonの購入ページはこちら
高橋亜子LINE公式では、編み物好きさんのお役に立つ情報を定期的にお届けしています🐑
フェアアイルのこと*レッスンや講座のこと*オリジナル商品についての情報を知りたい方は、
ぜひこちらをクリック!→LINE公式にお友達登録
- 関連記事
-
- 名古屋レッスンについて (2023/06/03)
- フェアアイルの模様〜モチーフと模様集〜No.2 (2023/05/20)
- フェアアイルの模様〜モチーフと模様集〜 (2023/05/10)