824 :伝説の鬼女 ~修羅場・キチママ・生活まとめ~ 2021/02/16(火) 11:39:07 ID:Br.0m.L1
数年前、中学時代からの友達が病気で若くして亡くなった。

恋にも勉強にもすごく冷めていた子だった。

そんな友達が結婚したというときには皆びっくりして、「まさか友子が最初のお嫁さんだなんてびっくり」と言い合いながらお祝いした。

そして結婚直後、難病に侵され20代の若さで亡くなった。あれよあれよという間に亡くなった。

お葬式で、友達の亡骸を見て本当に悲しかったのだが、友達のお母さんと旦那さんから「皆さんに確認したいことがある」と言われた。

本当にあなた方は全員娘と友達だったんですか、とお母さんから聞かれた。みんなびっくりして言葉を返せずにいると、友達の旦那さんから

「皆さんは妻と仲良くしてくれていたと思います。ただ、ある人が彼女に言った言葉の色々がずっと忘れられなかったようで…

よく言っていたのは、中学時代、中間や期末テストが終わってよく二人でカラオケに行っていた友達から『一生幸せになれなさそう』と笑いながら言われた。

高校時代結婚願望を口にしたとき同じ部活の子に『結婚してもすぐ離婚しそう』『旦那さんに暴カとか振るわれそう』『幸せに過ごしてる姿が想像できない』と言われた。

結婚した時『詐欺じゃないよね』『いくら貢いだの』と言われた…と。同じ人が言ったそうです。で、周りの友達も同調したのが傷ついたと。繰り返し話していました。でも名前は言わなかったんです。それで、義母も『娘をそこまで傷つけた人がいるなら話したい』と。どなたかわかりますか」

と言われた。

中学から付き合いがあって、友子とカラオケに行ってたのは私しかいなかった。
なのでそれらの発言は全て私ということになる。
でも、そんなこと言ったっけ?と本当に覚えてなかった。

でも周りの友達に聞いてみると、

「高校時代の言葉には覚えがある」

「帰り道で私子が言ってたよ。その時物凄く雰囲気悪くなりそうだったけど、友子が『あっそ、私幸せになるわ』ってスルーしたからはっきり覚えてる」

「結婚祝いの飲み会で言ってたよ。ジョークにしてはキツイなあと思ってたよ」

とのことだった。
「私そんな酷いこと言ってたの?ほんとに?他の子じゃないの?」と聞いたけれど、間違いなく私だという。

お母さんから「娘はあなたの言葉をタヒぬまで忘れませんでした。もう、そんなこと他の人に言わないでくださいね」と言われて混乱しながら「覚えはないけれど、傷つけたなら申し訳ありませんでした」としか言えなかった。

家に帰り、両親に「見に覚えのないことで責められた。こうこうこう言うことを言ったらしいけど、私が言うはずないよ」と話すと、

父「お前が友子ちゃんの話する時、よく言ってたぞ。『本人の前では言わないけど母子家庭育ちはだめだね~』って。お前まさか本人の前でも言ってたのか!?」

母「ほんとに覚えてないの…?」

私「私そんなことお父さんとお母さんに言うわけないよ!友達だよ?」

父「お前ほんとに覚えてないのか!?友子ちゃんのこと本当に酷く言ってたから怒ったの、覚えてないのか?」

母「娘にこんなこと言いたくはないけどね、私子ちゃんなら言いかねないと思う。家でものすごく友子ちゃんのこと馬廘にしてたもの」

と言われた。
馬廘にした記憶が本当にない。
大切な友達だと思ってたし、誕生日にはプレゼントも交換していた。
結婚した時は嬉しかった。

でも周りの友達からラインで、「言いにくかったけど、あの結婚祝いの飲み会での発言は『ちょっとないよね』と話題にはなってたよ。周りが慌てて『嫉妬出ましたーw』ってフォローしてたんだよ」「友子がここまで傷つ
いてたのなら、私達からもちゃんと言うべきだった」と言われたので事実なんだなと認識したけれど心の中は(これで友やめされたくない)と冷や汗ダラダラだった。

すぐに「本当にひどいことを言ってしまったことを思い出した。皆にも迷惑かけて本当にごめん。友子にはずっと謝るしかできない」

とラインを入れ、みんなが「気づいてくれたなら今後もよろしく」と許してくれたのを見てホッとした。

とはいえ本当に覚えてないので、黒歴史にも出来ず、友子は亡くなっていて謝ることもできない。