韓国・ 釜山
梵魚寺(ボモサ)
梵魚寺 は釜山の北のはずれ金井山の
麓に位置しています。韓国5大寺院にも
数えられ、由緒正しい禅寺の総本山です。
新羅文武王18年(西暦678)に当時を代表する
僧侶である義湘大師によって創建された
韓国を代表する25寺の中の一つです。
10の庵と200余りの付属寺院を従える禅刹大本山であり、総合修行道場でもあります。
名前は、その昔天上界に住む梵天という魚が、金色の井戸に降りてきて
泳いだという伝説から由来し、梵魚寺が建つ山の名は金井山と呼ばれたと
言われています。(梵魚寺案内より)
梵魚寺は新羅時代に建てられましたが、創建当初の建物は壬辰倭亂
(1592-1598)の時に焼失し、現在の建物は朝鮮時代の1713年に再建されたものです。
ホテルから地下鉄、バスと乗り継ぎ梵魚寺へ着きました。
バス停から森林浴を浴びながらなだらかな参道を寺へと向かいます。
自然が一杯で、280種余りの木と珍しい植物が自生する新緑と渓谷、
天然記念物の約6.500本の藤の群生が美しく出迎えてくれました。
曹渓門(ソウケイムン) 1614年妙全和尚によって建立された曹渓門は
伽藍の進入路に順次を追って建てられた山門のうち最初の門(三門)で
一列に並んでいる柱が屋根を支えている事から一柱門ともいう
韓国で最も美しい一柱門として知られています(逆光で下手な写真が更に拙いですね)
韓国の伝統的な色使いは素晴らしく、思わず見入ってしまいました。
凄く印象深く、いつまでも心に残りそうです。
天王門(チョンワンムン)
天王門は一般的にお寺の二番目の門であり、仏法を守護するために
四方を守る色鮮やかで勇ましい四天王が配置されています。
南方の守護神 増長天王 徳を増やし、龍と如意珠を持つお姿です。
西方の守護神 廣目天王 広い視野を持ち 三枝槍と宝塔を持つお姿です。
足元は、悪を懲らしめて・・・・
北方の守護神、多聞天王 法を多く聞き、手に琵琶を持つお姿です。
東方の守護神 持国天王 国を護り、右手に刀を持つお姿です。
四天王、もの凄く大きな目で見据えていますね。
不二門(ブリムン) 不二門は寺の最後の門であり、解脱門とも言います。
不二というのは対立する有と無は二つでなく生と死も又同じように異なるもの
でないという中道を意味する。
2012年に普済楼を大々的に再建した際に建て直されたものです。
普済楼(ボゼル) 済普楼は梵魚寺最大の法堂として数多くの法会や
儀式が行われる場所です。普済とは広く衆生を救済するという意味です。
←普済楼の梁には龍や蓮の花や仏が教えを説く姿などが描かれています。
→色鮮やかな天井は凄く綺麗で、6枚の花弁には梵語が記されています。
←鐘楼(ジョンル) 大きなお寺の殆どの鐘楼には、多くの衆生を済度する
ために音と関連した四物 即ち地獄の衆生のための梵鐘、 畜生のための
法鼓、魚のための木魚、鳥のための雲版が配置されています。
→禅院 多くの信者の方が、説法に耳を傾けて居られました。
観音殿 観音殿は慈悲の菩薩である観世音菩薩(世の中の音を観照する方
という意味)を安置した殿閣です。観世音菩薩は苦難にあえいでいる衆生が
一心不乱に観世音菩薩の名を唱えると彼らを救済してくれるいう。
参拝したこの日は法会?が行われていて、色鮮やかな提灯で覆われた下は
大勢の方が説法を拝聴されていました。韓国語も解らないのに、何か心に響く
ようで暫くお聞きしていましたが時間も無く寺を後にしました。
この法会で、大雄殿や地蔵殿などが立ち入り禁止で見る事が出来ず残念でした。
亀趺碑(きふひ) 亀の上の方は龍の彫刻が刻まれています。
ハイキングコースとしても四季を通じて人気のある金井山、
「韓国の美しい道」と呼ばれている素敵な散策路有るようで、秋の紅葉の
時期にでも訪れる機会が有れば素敵だろうなぁ~と思います。
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