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新卒就活の履歴書では「自覚している性格」欄がありますよね。「自覚している性格」といわれても、何をどう書いていいかわからず、悩むと思います。
そこで、わかりやすい例文つきで「自覚している性格」欄の記入の仕方を徹底的に解説していきます!
履歴書の「自覚している性格」欄の書き方【例文】
まずは、細かい解説に入る前に、例文を見てください。以下の例文を読めば、
「自覚している性格」欄の勘所のイメージを掴めるでしょう。
学生時代には、スポーツジムのトレーナーのアルバイトを通して、以下のような「全力投球」をしてきました。
- お客様に正しい指導ができるように、NSCAというトレーナーのプロ資格を取得
- 科学的なトレーニングアドバイスができるように、運動生理学・生理学・スポーツ科学の講義を大学で履修
- お客様カルテを自主的に作成し、お客様のトレーニング進捗を管理し、フェーズにあわせたアドバイスが出来るようにした
このような努力をした結果、アルバイトながら、ジムで指名no1のトレーナーとなることができました。貴社は「お客様のために全力を尽くす」社風であるとOBの方から伺いました。私の「全力投球する」姿勢を活かし、貴社においても結果を出していきたいと感がております。
「私はチャレンジ精神が豊かな性格です。苦手なことや未経験のことにも積極的に挑戦し、自分の見分を広めるよう努めてまいりました。
例として、下記の取り組みと結果が挙げられます。
①大学1年生の夏に受けたTOEICのスコアは300でしたが、応援している海外俳優に、英語でファンレターを書くため、半年間の勉強を通してTOEIC800点を取得しました。
②社会人経験を早く積みたかったため、教育が厳しいことで有名なコールセンターにて、大学入学と同時にアルバイトを開始しました。
非常に厳しいご指導を受けながらも、2年半に渡り継続した結果、お客様から頂戴する満足度アンケートランキングで、年間1位を取得することができました。
このような経験を経て私は、どんなことでも、チャレンジし続けることで、自分の可能性が広がるということを学びました。
その中で貴社は、日本の旧き良き伝統を大切にしながらも、新しい時代のニーズに挑戦し続けることをビジョンに掲げておられます。
私は、今までの養ったチャレンジ精神を活かし、貴社の一員として精進して参りたいと考えております。」
この例文における1つ目の評価ポイントは、プラスの要素として考えられる性格について書いている点です。
プラスの要素を「自覚している性格」として記述することによって、あなたについて良い印象を企業に与えることができます。
2つ目の評価ポイントは、結論から書き出している点です。
ビジネス文書において、結論から書くことは、基本であると同時に、文章の論理構造を明確にすることができます。
それによって、あなたが論理的思考・表現ができる人だと、企業に評価してもらうことも可能になります。
3つ目の評価ポイントは、「自覚している性格を通して、何をしてきたか」を具体的に記述している点です。
そうすることで、企業は「チャレンジ精神が豊富」という、あなたの性格を、具体的にイメージすることができ、説得力のある回答になります。
4つ目の評価ポイントは、会社が求める人物像にマッチするような性格を挙げている点です。
性格と言えば多くの種類がありますが、履歴書は企業に対して、自己PRをするためのものです。
数ある性格の中でも、会社が求める人物像を意識して選択できると、より良い自己PRになります。
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履歴書の「自覚している性格」欄を書く時の6つのコツ
では、上記の例文をもとに、自覚している性格欄を書く時のコツを解説していきます。
1.プラスになる性格について書く
まれに就活生の「自覚している性格」欄に「人見知りです」「引っ込み思案です」とネガティブな性格について書かれていることがあります。
しかし、履歴書は「採用してもらうため」に書くものですから、プラスに評価される性格を書くべきです。
- 粘り強い性格
- 向上心が強い性格
- 人と話すことが好きな性格
自己PRが書けない時は、自己PR作成ツールを活用しよう
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3.結論から書く
ビジネスの文章は「結論から」がマナー。結論から書けば、文章の全体像がすぐに相手に伝わります。「あなたの性格はどんな性格なのか?」最初に結論を書いてください。
「粘り強い性格」を用いると、下記のような例文を挙げることができます。
「私は粘り強い性格です。好きな物事に対して、徹底的に追求する姿勢を崩さす、苦手な物事に対しては、克服するまで諦めずに取り組みます。」
「向上心が強い性格」を用いると、下記のような例文を挙げることができます。
「私は、向上心が強い性格です。
大学受験やアルバイト、ゼミでの活動では目標を高く設定し、前もって計画を立てて準備することで、達成に向けて努力してきました。」
どちらの例文も、最初の1文で言い切ることで、どのような性格なのかが面接官に伝わります。
4.その性格が発揮されたエピソードを具体的に書く
ただ「私は粘り強い性格です」「私は一度決めたら投げ出しません」と良い性格をアピールしても、それだけでは信用できませんよね。
性格を証明する「証拠」が必要です。「証拠」とは、「その性格が発揮された具体的なエピソード」のこと。たとえば、例の「全力投球」ならば、
学生時代には、スポーツジムのトレーナーのアルバイトを通して、以下のような「全力投球」をしてきました。
- お客様に正しい指導ができるように、NSCAというトレーナーのプロ資格を取得
- 科学的なトレーニングアドバイスができるように、運動生理学・生理学・スポーツ科学の講義を大学で履修
- お客様カルテを自主的に作成し、お客様のトレーニング進捗を管理し、フェーズにあわせたアドバイスが出来るようにした
このように、「具体的にどんな全力投球をしてきたか」を書いています。これなら、「確かに、全力投球をする性格なのだな」と採用担当も納得しますよね。
自分の性格が現れている具体的なエピソードを書きましょう。
「粘り強い性格」では、下記のようなエピソードの例を挙げることができます。
「私は、粘り強い性格を通して、下記のように好きなことは極め、苦手なことは克服してきました。
-
- 読書が好きなので、読書を通して身に着けた論理的な読解力と表現力を形にしたいと考え、『論理文章能力検定 ビジネスレベル』を取得しました。
これにより、論理的な文章の作成が可能になり、その能力を、小売店アルバイトにおけるDM作成に活かしました。
- 人前で話すことが苦手だった私は、英語ディベート部へ入部して研鑽することで、人前で話すことを得意にすることができました。
さらに、英語力の向上にも繋げることができたため、英語でのプレゼンテーションもできるようになりました。」
この例文における1つ目の評価ポイントは、「長所になる性格を挙げるだけでなく、それに関する具体的なエピソードが列挙できていること」です。
具体的な例を挙げることにより、粘り強いというあなたの長所となる性格が、企業に対して伝わりやすくなっています。
2つ目の評価ポイントは、「その性格を通して得られたスキルが、働く上でも有用なスキルであるとアピールできていること」です。
例文の中で挙げられている「論理的な文章の作成」や「英語でのプレゼンテーション」は企業で働く上で、非常に重宝されるスキルであり、あなたが働く姿をイメージしやすい回答になっています。
5.会社の「求める人材像」を意識して書く
履歴書は「採用してもらうため」に書くものですよね。だから、アピールする性格も企業の求めているものを意識して書くべきです。
企業には「求める人材像」がありますよ。たとえば、Denaや楽天のようなITベンチャーなら「挑戦を好む人」「行動力がある人」を好む傾向にある。だから、履歴書でアピールする性格もそれにあわせた内容にしましょう。
会社にあわない性格をいくらアピールしても、かえって逆効果です。志望企業を研究し、「どんな性格の人材を求めているか」を調べた上で、履歴書の『自覚している性格』欄を作成してください。
6.エントリーシートとは内容を変える
学生時代に打ち込んだことが複数ある就活生は、履歴書の「自覚している性格」に書くエピソードを、エントリーシートに書く「学生時代に力を入れたこと」とは別のものにしてください。
アピールできるエピソードが多ければ多いほど、採用担当には魅力的に映ります。また、複数のエピソードが書いてある方が、面接中で質問される機会も増えるでしょう。
だから、アピールできるエピソードが複数ある人は、履歴書の性格欄のエピソードには、エントリーシートで書いたものとは違うものを書いてください。
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