Lazy

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皆様、こんにちはです。

2024もついに夏に突入しました。
例年のように涼しい時間帯を利用して、休みの日は早朝ライドをがっつり・・・
といきたいところですが、今年はちょっと機材トラブルが多めです。

前回のブレーキトラブルに伴うキャリパー交換実施後になりますが
今度はタイヤに限界が来ていることが判明しました。
(これはトラブルではありませんけどね。)

こちらはリヤタイヤになりますが、トレッド面が一部めくれてしまっています。
ここまでの使用距離は約3500km程度であることから、まぁこんなものでしょう。

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そしてこれがフロントタイヤ。
写真のように、ケーシングにまで達した斜めの傷が3か所ありました。
キャリパー交換後、テストとパッド慣らしのために何回か
ハードブレーキングを繰り返したことも影響しているのかもしれません。

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そしてなんとフロントのコイツはCORSA N'EXT導入当時から交換していませんので
Vitus号からR10にて軽く8000~9000km走っていることになります。
ここまで使えば大往生と言えましょう。

いいタイミングなので2本とも新品交換といきますが
今回もタイヤ銘柄はあえて冒険せずにCORSA N'EXTのままでいきます。
今までの実績からその信頼性は絶大ですし、他に興味があるタイヤも
無いことはないのですが・・・なにせ高すぎて手が出せないというのがその理由。

但し今回はちょっと変わったパーツを使ってホイールをカスタマイズしてみます。

ワタクシの場合、ロードバイクのタイヤはチューブレスで運用しています。
2020年に初のチューブレスを体験して依頼、もうかれこれ4年程になりますので
メリットもデメリットも両方体験しています。

そのメリットは何といってもチューブレスでしか得られないあの走行感覚でしょう。
F:4.5bar、R:4.8barという、クリンチャーと比較して低圧で運用することで
乗り心地と転がりという相反する要素を見事に両立させています。

一方でデメリットはメンテナンスに手間がかかること。
何もなければ普段のメンテナンスはタイヤを拭くことと空気圧調整くらいですが
交換するともなるとある程度の作業時間を確保しなければなりません。
最低でもリムテープの巻き直し位は必要になります。

そして自分が思うチューブレス最大の弱点はこのリムテープ。

外部からのパンクには強いチューブレスですが、なんらかの理由で
内部のリムテープが損傷すると、一発で走行不能になってしまいます。
このペラペラのテープで5気圧近い圧力に耐えながら24個前後ある
スポークホールを気密性を保ちつつ長期間にわたってふさいでいる訳ですから
どう考えても負荷がかかりっぱなしになるでしょう。

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そして交換時期を見誤ったり、施工をミスると上の写真のように穴のエッジからテープが破れたり
バルブ周辺のテープが裂けたりしてエア漏れを起こしてしまいます。

そのリムテープへの負担をなんとかすべく、今回導入したのがこちら!

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こちらの商品名は「ドウシル」と言いまして、その名の通り銅のシール。
厚さ0.1mmのこれを各スポークホールに貼り付け、穴への食い込みによるリムテープのダメージを
出来る限り減らそうというパーツになります。

これはたしかに効果がありそうで、その効果が体感できるようなパーツではありませんが
保険や安心料と考えても導入してみる価値はあるなと思いました。
過去に、同じ理由で鉛テープを穴に貼っているという方を見たことがありますが
こちらのほうがより強度も高く軽量にできるかと思います。

購入は公式サイトまたはワールドサイクルさんで可能です。
(Amazonその他のサイトではまだ取り扱いが無いようです・・・)
65枚入り、送料込みで3700円と中々のお値段となりますが
これでチューブレス(レディ)の弱点を克服できるのであれば安いもの。
それでは早速ホイールに施工していきましょう。

施工といってもリムテープを巻く前にドウシルを貼り付けていくだけなので
すぐにできると思いきや・・・これが意外に大変でした。
何が大変だったかというと、粘着面に付いている剥離紙をはがすのがもう。。。。
コツをつかむまではドウシルがべこべこになったりして難儀な作業でした。
貼り付けそのものは位置をあわせるだけなので難しくはありませんでしたが。

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こんな要領で全ての穴に貼っていきますが、バルブホールだけは避けましょう。
ドウシル自体の粘着力は結構強いので一度貼ればズレたりはしないと思います。

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あとは普通にこの上からリムテープを巻いていけばOK。
気密性さえ確保できればテープの強度はそんなに必要ないかもしれません。

そして今回はバルブも新品に交換していきます。
交換ついでに今までの円錐状パッキンから角型パッキンに変更。
テープへのバルブ穴加工はこだわりの半田ごて方式でいきます。

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バルブとタイヤを組んだら、いよいよ佳境のビード上げに入ります。
いつも通り、タイヤのビードにはごく薄くシリコンオイルを塗布済なので
派手な音はせずにヌルっとばかりにビードが上がります。
(個人的にはこれがリムテープに負担をかけない方法と思っていますが・・・)

仕上げにシーラントをタイヤ内に注入していきます。
いつもはパナレーサーのシールスマートをタイヤ横から入れていましたが
このシーラント、乾燥がかなり速いので頻繁に足す必要があります。
含有されているクルミ殻のおかげでバルブからの注入はしたくないので
都度ビードを落として入れていましたが、いかんせん消費が早すぎるので
今回からはこちらのシーラントに変更します。


Vittoriaタイヤにはやっぱりこれが一番合うのではないでしょうか。

このシーラントですが、ボトルが非常によく出来ていまして
この先端はバルブコアを外すツールになっています。

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ここを使ってバルブコアを外したあと、ボトルのバルブコアツール部分を外して
そのままバルブ本体にボトルをねじ込むと注入準備は完了。

rmtp008.jpg

あとは横の半透明な窓を見ながら規定量を注入していくだけです。
今回は80mlサイズを購入したので半分づつ入れましたね。

これでタイヤ・リムテープ・バルブ・シーラントが新品になった上に
ドウシルでがっちり弱点補強された完璧なチューブレスが出来上がりました。
もうしばらく(ずっと)トラブルは発生しないことを祈りましょう。
パンク神様にだけは嫌われ続けていたいものです。。。





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