これもYahooニュースに上がってきた記事だが、小中高校に務める教員90名のアンケートやインタビューの結果、その7割がコロナ後、子どもたちの人間関係に変化が生じていると答えた。

・多様な人たちの中に身を置く力がない。校長室や保健室で2、3人と過ごすのは平気でも、クラスの中で30人以上の子と一日過ごすことができない。

・自分の要望はすべて通ると考えているので、クラスの中でそうならないとショックを受けて学校に来なくなる。

・仲直りの仕方がわからないため、一度でも誰かと衝突すると「絶対にもうダメ」となって即座に関係性を断ち切ってしまう。

 昔からこうしたこどもたちは一定数いたはずだが、最近はこの傾向がますます強まっているそうだ。その理由の一つとして、学校側の指導が変わってきたことも指摘されている。

 以前の学校は、子どもたちを雑多な人間関係に放り込み、そこで付き合い方やコミュニケーションの取り方を学ばせた。クラス替えや席替えのたびに、子どもたちも新たな人間関係を模索する必要があった。

 でも最近はトラブルを避けるために、グループ分けは仲の良い子たちで組ませ、席もそのグループごとに割り当て、自分たちで決めさせることが多いそうだ。なんだかあまりにも過保護じゃないかと思うのだが、今の教員たちはそれでいいと思っているのだろうか。

 私が教員時代の最後に感じていたのは、クラスのグループが多くなったということだ。自分が高校時代には、女子のグループもせいぜい3つか多くても4つくらいだった。教員になっても、長い間そうだったと思う。

 でも10年ほど前から、遠足や修学旅行でグループ分けをさせると、2、3人のグループというのが目につき始めた。でも修学旅行の部屋割とかは、5、6人が一部屋ということも多かったので、どうやって分けるかが大変だった。基本は生徒たちに決めさせるのだが、もめてくると教員も口を出すこともある。それでも修学旅行は迫ってくるし、決めなければいけないことも多い。たいていは、だれかがリーダーシップを取って、なんとかグループ分けを完成してくれたものだった。

 今年の大学4年生は、最初からオンライン授業を受けていた学生たち。彼らのコミュニケーション能力はどうなんだろうか。就活もうまくやっていけるのだろうか。コロナで失われた3年間を取り戻すことは決してできないのだから、受け入れ側の会社や企業も、コミュニケーションのための訓練期間を設ける必要があるのではないだろうか。

 さて今日の余談は、カーオグルックガピに挑戦した話。これがチェンマイ旧市内で食べたカーオグルックガピで、娘はとても気に入っていた。

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 エビの味のついたごはんが美味しいとのことで、今回は「ナムプリックパオ」を買って帰った。でもこれはたくさん入れると辛すぎるのもわかっている。

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 それでナムプリックは少なめにして、同じくタイで買った豚味の粉末スープストックを下味に使い、ご飯を混ぜた。パパイヤはないので、人参の千切りに塩をして、マナオパウダーで味付け。家にあった普通のソーセージとチェンマイのロイヤルプロジェクトショップで買ってきたシイタケ入りソーセージを並べた。

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 スープはわかめと卵の中華スープ。カーオグルックガピは見た目も味も本場とはかなり違うけれど、まあ美味しかったのでよしとしよう。
 

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