日本国内において、コンビニよりもその数が多い歯科医院。
保険診療の治療費は全国一律で基本は3割負担で済みますが、
外国では歯の治療が大きな経済的負担になることも少なくありません。
今回の翻訳元の投稿は、たびたびSNSでシェアされているもので、
日本の歯科医院で治療を受けた米国人の体験談が綴られています。
「去年、歯のクラウン(被せ物)が折れたんだ。
アメリカの地元の歯医者に行ったら、
治療費は3000ドル(約45万円)からで、
一番いい保険でも半分しかカバー出来ないと言われた。
その翌月にたまたま日本に行くことになり、
痛みは耐え難いものではなかったけど、
それでもその歯の近くで物を噛むことができなかったんだ。
だから大阪にある良さげな個人医院を予約して診察を受けた。
口の中全体のレントゲンを撮り、歯の型を取り、
そして歯科医師から今後の都合を訊ねられた。
その週は少なくとも3回は通う必要があったんだけど、
僕の仕事の都合に合わせて30分早く開院してくれた。
口の中のレントゲン撮影、クリーニング、2回目の根管治療(!)、
そして新しいクラウンの作成までしてくれた。
歯科医師からは『保険がないからちょっと高くつくよ』と一言。
いくらだったと思う?
全部含めて130ドル(約2万円)だったよ。
もし日本の国民保険に加入していたら、その半額で済んだだろう。
日本の医療は税金で賄われている。
日本では病気になったら医者に行くのが当たり前だ。
アメリカがそうなることを、みんなは想像できるだろうか? 」以上になります。
日本の歯科医療の価格に、米国以外の先進諸国からも驚きの声が殺到。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
「日本は圧倒的じゃないか」 主要国の病床数の一覧にアメリカ人から様々な声
翻訳元
■■■■■ 俺は歯が折れてから何カ月も経ったはずだけど、
料金の問題でいまだに何も出来ずにいる。
+10 ■ 自分は2つの詰め物とクラウンの再接着に、
2000ドル(約30万円)近くを使ったばかりだ。
新しいクラウンならそれだけで3000ドル(約45万円)だった。
友人&家族割引を使ってもその値段だから。
+4 ■ カリフォルニアでは歯科に行って、
直接歯科医から値段を聞く必要があるが、
日本ならホームページに値段が載ってる。
+9 ■ 俺はこのまま痛みを堪え続けるべきか、
それとも多額の借金を背負うべきなのか……。
+1 ■ 外国で治療を受けた方が安く済むなんておかしいだろ。
+8 ■ こういう医療費の高さってさ、
本来なら暴動が起きてもおかしくないくらいだよね。
あっ、そういうことが起きないように、
国は教育に予算をかけないのか🙄
+2 ■ ノルウェーには成人向けの歯科保険がまったくない。
何でも保険に入るのが大好きな国民だから余計に不思議だ。
子供は無料だけど、初診は4歳まで。
その時もクリーニングもレントゲンもなし。
ノルウェー (※ノルウェーの歯科診療は18歳まで無料。大人は全額負担。
北欧諸国は一般的に予防歯科に力を入れており、
その環境下でも虫歯になるのは自己責任という意識が強い)
■ 日本にいた時の社会保険が恋しい。
私が今加入しているアメリカの医療保険は、
大幅にダウングレードしてるから。
+3 ■ 自分の場合、日本に引っ越してきて、
何年かぶりに保険に加入したときは衝撃を受けたよね。
日本では、必要なら我慢せず病院に行けるんだ。
+9 海外「日本、この偉大な国よ」 日本の医療のあり方に世界中から賞賛の声■ ちなみにカナダでも民間の保険に入ってないとかなり高額。
緊急の治療が必要な場合は別だけど。
+2 カナダ■ こっちだと緊急でも診療に8時間待って、
そしてその後には破産が待ってる。
+35 ■ そして俺は今、救命救急室に入った際にかかった、
1000ドル(約15万円)を分割で払ってる。
もう治療を受けるなってことかな。
+4 ■ だけど日本では歯医者選びは慎重に。
個人的な経験から言わせてもらうと、
本当にひどい歯科医院もあるから。
■ don't worry,
こっちでは技術がひどい上に料金は10倍だ。
+2 ■ 前回の妊娠中に歯に感染症を患って、急速に広がっていったの。
それで緊急治療を受けて、出産後も何度か予約して、
治療を続けていかないといけなかった。
当時は歯科保険に加入してたんだけど、
それでも結局1万ドル以上(約150万円)、
治療費を支払うことになったよ。
+4 ■ 前に彼氏のクラウン代を払ってあげたけど、
そのお金で日本に旅行に行けば良かったw
+9 「世界一旅しやすい国なのに…」 日本旅行の不満を投稿した女子学生が大炎上■ 3ヶ月前に歯が欠けて、被せ物をする必要があった。
だけど保険会社は、今回のすべての治療が、
医学的に不必要だったと主張しようとしてる。
そんな訳で1年にわたる闘争を強いられてるよ……。
+379 ■ 自分も歯科医に言われたことがあるわ。
クラウンをする場合おそらく保険会社は、
「今回のケースは審美治療です」という理屈で、
保険適用を拒否するだろうって。
+307 ■ オーストラリアには国民保険があるけど、
歯の治療には保険が適用されないの。
だから一本抜けた歯を補う治療に、
1万ドル(約150万円)払おうとしてる。
今は一応支払うだけの余裕はある。
だけど歯医者があまりにも高いから、
正直10年間行くのを避けてた。
+28 オーストラリア ■ 豪州では緊急治療の場合は保険でカバー出来るから、
経済的に厳しい人たちは虫歯がひどくなったり、
感染したりするまで待つんだよね。
+21 オーストラリア ■ カナダの状況と全く同じじゃん。
なんて悲しい共通点なんだ。
+3 カナダ ■ しかもカナダは病気休暇も保障されてないしね。
治療費が安い国に行く必要が出てくるんだけど、
結局は飛行機代でお金がかかる。
+4 カナダ■ 日本旅行中に高熱を出したことがあって、
妻が休日診療(その日は日曜日)に行かせたがったんだ。
だけど僕は「絶対にダメだ。保険に入ってない」と拒んだ。
最終的にはさらにひどくなって屈したんだけど、
緊急治療室での診察と薬代込みで、
75ドル(約1万1000円)だけだった。
+1633 「生まれる国を間違えた」 日本では外国人でも救急車が無料という事実に驚きの声 ■ うん、救急外来に1万ドル(約150万円)払うくらいなら、
日本の高い税金を我慢した方がマシだ。
+1580 ■ 自分も日本に住んでたことがあるけど、
かなり低い税率だと感じたけどね。
日本は軍事費を抑えてるから。
+377 ■ ここでスイス人が登場。
歯科保険は高額だから、ほとんどの大人は加入してない。
スイス (※スイスも歯科治療は基礎医療保険でカバーされない。
歯科治療は多くのスイス人にとって贅沢なものになっており、
歯学部の学生に安く治療してもらう人も多い)
■ カリフォルニアへの出張中に腎臓結石が出来たことがある。
いくつか検査(MRIやCスキャンもしなかった)を受けて、
1000ドル(約15万円)以上かかってしまった。
だけど日本在住だから日本の保険が適用されて、
90ドル(約1万3400円)で済んだよ。
+121 ■ ハハ、すごい体験をしたね。
こっちが凄まじい状況にあることがよく分かる。
+68 ■ 日本を見てると思わせられる。
集団的な不都合は、個人の悲劇よりもマシだって。
「これが文明国の姿か」 在日アメリカ人女性が外国人にも寛容な日本社会を絶賛■ 数日間耳が痛くて耳鼻科に行った。
医者は耳垢が溜まってるからそれを取ろうと言った。
俺は承諾した。
そして1週間後に請求が届いた。
診察料と耳垢除去料で計900ドル(約13万円)だった。
+67 ■ 金で出来た綿棒を買った方がまだマシじゃねーか!
+49 ■ よっしゃ、もうアメリカ人は皆で日本に移住しよう!
+4 ■ 私は日本で3年間、日本の省庁に勤めてたから、
国民健康保険に加入することが出来てたの。
あれは本当に「wow」って感じだった。
日本では文字通りの辺鄙な田舎に行ったとしても、
医療体制は素晴らしくて、すぐに診察できたし、
あらゆる診療や治療がかなり安かった。
本当に、日本が恋しいよ……。
+14
現在アメリカの自己破産の6割近くが、
医療費が原因によるものだと言われています。
北欧などの先進諸国でも歯科に関しては負担が大きいようで、
アメリカ人以外からも自国の不満が多く寄せられていました。
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