エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2023年08月

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 前節の結果は、町田にとってショックだっただろうし、しかも残りシーズンは大黒柱のエリキを欠いての戦いとなった。チームがバラバラになってもおかしくない状況の中、今節、町田は大量点で完勝した。

 それに対し、やはり大黒柱の乾を欠く清水であったが、劇的勝利で勢いを増し、連勝街道を突き進めるのではないかと、大いに期待したのだが……。アウェー秋田戦、我が軍は、乾欠場の影響が歴然。今回も大型2トップは機能せず、キーパーの凡ミスも出て、引き分けるのが精一杯の試合と相成った。

 この秋田戦を眺めていて、秋田は強くはないが、清水が最もやりにくい相手なんだろうなと実感した。全然同じ土俵で戦ってくれない。清水の良さが、まったく出せない。

 疑問が残る前半の布陣も、低調な試合内容に拍車をかけた。結果的には、後半、3枚替えをして、ようやくエンジンがかかった。最初から3バックでサイドの迫力を出せれば、もっと違う試合結果になったのではと思いたくなる。その反面、相手に先制されて、ようやく目が覚めたような印象があり、あのお粗末な失点が無ければ、逆に最後まで無得点だったかもな、という気もしないでもない。


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 最低だったような、最高だったような。何とも表現しようのない試合だった。

 2点とられて、ああ、駄目だこりゃ、と。しかも、とられ方がなんとも間抜けで、スローインでロング放られるかと思いきやクイックで入れられて、慌てて失点、そしてサイドチェンジに対応できず、あっさり追加点と来た。

 2失点目、あれが町田だったら、山原がかわされても、後ろに誰かカバーがいるのではないか。そのあたりが、勝つための最適解を全員が忠実に実践する町田と、一人一人の思い付きでプレーしている清水の違いだな、と思いながら観ていた。清水が1点を返す可能性よりも、3失点目を食らう可能性の方が高いだろうなと感じた。

 町田って、黒田監督がビルドアップのミスで失点するのが嫌いだから、徹底して蹴ってくるイメージがあるけど、実は繋ぎもかなり上手い。それは個人のテクニックというよりも、ポジショニングが適格で、味方がどこにいるのかを把握しているからこそ、スムーズに行っているように見えた。

 何が勝負を分けたのかねえ。確かにエリキの負傷交代は、先方にとって痛かっただろう。2点リードして、大人の試合運びをしようとしすぎたか。

 試合序盤、清水のプレーヤーたちの落ち着きのなさは、酷かった。サポも、ドンチャンやりすぎ、敵や審判にブーイングしすぎの感があり、それがオレンジ戦士たちの落ち着きのなさを助長しているように思われた。まあ、しかし、結局はそのスタジアムの熱気で、逆転勝利まで行ったんだからなあ。

 それにしても、セフンのイップスには、困ったものだ。北川がベンチ入りもしないということは、今の北川の期待感は、あれよりも低いということか。


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 う~む、何とも、いわく言いがたい試合だった。

 よく、野球で、ノーアウト満塁のチャンスを迎えた時、最初のバッターが点をとらないと、後が難しくなり、結局無得点に終わりがち、なんてことが言われる。この試合も、冒頭のチャンスをサンタナが潰した時に、難しくなることは、確定してしまったのかもしれない。サンタナだけじゃなく、前半の飲水タイムまでは押せ押せだったわけで、あの時間帯に1点でもとれたら、アウェー山口戦のような大勝までは行かなくても、3:0くらいの気持ち良い試合にできたような気がするが。欲求不満が募る試合内容を嘆くべきか、はたまた、こんな難しい試合でも勝ち切ったことを喜ぶべきか。

 こういう試合では、外したシュートがクローズアップされるが、観ていて感じたのは、プレー選択がマズかったり、意図が合わなかったり、精度を欠いたりして、シュートにも行けないシーンが多かったことかな。あと、スローインの酷さは、病気のレベルだ。良い練習できてないんだろうなと、疑わざるをえない。

 サンタナが本調子でないことは、誰の目にも明らかだ。動きがもっさりしており、フィットしていない感じがする。それに加え、乾のプレーも精彩を欠いていた。キックの精度が低く、コーナーキックもニアで引っ掛かっていた。あれだったらキッカーを変えた方がよかったし、乾を長く引っ張らなくてもいいような気がした。足、痛いんじゃないかな。まあ、最後は、その乾のスルーパスから山口ゴールをこじ開けたわけで、腐っても鯛ではあったが。

 こんな頼りないサッカーで、自動昇格圏まであと一歩のところまで、よくこぎ着けたものだ。


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 秋葉清水の大きな流れをまとめると、まず秋葉さん就任当初は、選手が呪縛から解き放たれ、攻撃力が爆発し、大勝する試合が多かった。

 次に、相手に対策され、勝負所で失点したりして、勝ち切れない試合が増えてきた。

 そして、現在は、秋葉清水の第3形態といったところだろうか。大量点はとれず、僅差の勝負になるけれど、守備が固くなった分、勝つ確率は上がっているのかもしれない。2試合連続のウノゼロ勝利と、だいぶ勝ち方が地味にはなったが、今回のヴェルディ戦でも相手には決定機をほとんど作らせておらず、割と危なげはなかった。

 ヴェルディとの比較で、戦術的には先方の方がはるかに洗練されていると思う。ならば、清水はマンパワーでごり押しするしかない。機能美を感じさせたのはヴェルディだったが、要はサッカーは点をとるか、とられるかだ。

 まあ、そうは言っても、次あたりは、久し振りに快勝を見たいなあ。


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