対話無き日々 ここまでをまとめ読み その5
想いやりトークチャンネル【擬人化音声 色んなモノが喋ってる!? 音のクイズ総集編 Part 21】
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のつづきです。
驚いたことに、中高年の方々と、こういった事例を示しながら時間をかけて
対話すると、多くの方々が仰天する。
まさかぁ、ウソでしょう?
と言ったきり無言になる者。
自分の部下たちも
そんななんだろうか?
と心配顔で考え込む者。
自分の年金の心配なんか
してる場合じゃないな・・・
とうなだれる者。
そして、今の日本の社会制度の問題点を熱心に語り合い、改革を訴えている
政党はどこか?と尋ねる者などが現れる。
知らないのである
妻や子と対話することも少なくなり、テレビと限られたニュースサイトくらい
しか情報源がない生活を続けているので、自分の国の現状に関する知識が極めて
乏しいのである。
「自分たちの世代は滑り込みセーフだぁ」と言い合っている中高年と、
日本の社会制度の問題点を熱心に語り合う中高年。
どちらが本当の日本の中高年なのであろうか?
これは、互いに対話を重ねなければ見えてこないのである。
近年の日本の学生たちの多くは、約40年前の筆者の学生時代と比べて
本当に真面目で、大人が定めたルールを良く守る。
いい子症候群
と言われることもある現代日本の学生たちの特徴として、
①他者との競争を嫌う
②物事を自分で決めることを嫌う
③目立つことを嫌う
などが挙げられている。
対面で意見を求めても誰も手を挙げないが、(ネットなどを利用した)
匿名での意見募集を行うと、様々な質問、意見などが出てくる。
抗議活動、反対運動やデモ行為などは決して行わない。
コロナウィルス騒動で行動制限を求められると、大人よりも真面目に真剣に
取り組み、一歩も家から出ないような生活を送る。
2020年~2023年のテレビメディアの多くは、そんな日本の若者たちを、
まるでウィルスの媒介者
のように扱い、任意であるはずの行動制限に従わない
一部の学生たちを“悪者”としてクローズアップした。
【参考文献】
金間大介: 先生、どうか皆の前でほめないでください, 東洋経済新報社,2022
それでも、今の学生たちの多くは怒ることも、抗議することもせずに、
自粛や休校を受け入れた(その影響で自殺や不登校などが急増してしまっ
たことについては、以前のブログで書いた)。
一方で、知り合いが近くにいない1人の状態で電車に乗っているときには、
近くに高齢者が立っていても、席を譲るどころか、その高齢者を押しのけて
自分の席を確保しようとする者がいる。
広域窃盗グループがネットで“割の良いバイト”の募集をかけると、警戒心無く
応募し、言われるままに窃盗に手を貸してしまう者もいる。
SNS上には、高齢者に対して
老害
という言葉が飛び交っているが、発信者の
プロフィールを見ると20代~30代の者が多い。
経済学者の成田悠輔氏の
高齢者は集団自決すべきだ
という発言が大変な話題になったことがあった。
この発言に対しては批判的な評価が多かったが、SNSなどでは若年層を中心に
賛同する意見も多く見られた。
つづく-> 対話無き日々 ここまでをまとめ読み その6
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