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ラベル 2.投資の理論と現実 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2024年11月7日

GPIFの2024年7~9月の運用成績は-3.57%―意外と世間の反応は冷静

 

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2024年度第2四半期(7~9月)運用状況が発表されたので定例ウオッチです。2024年7~9月の期間収益率は-3.57%、帳簿上の運用損益はマイナス9兆1277億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+4.26%となり、運用資産額は248兆2274億円となっています。


7月に日銀が政策金利を引き上げたことをきっかけに日本株が大幅下落となり、円高傾向となったことで外国株も円換算価格が下落しました。ほぼ予想通りの結果ですが、意外と世間の反応は冷静だったという印象です。
2024年9月30日

政策変更リスクは避けられない―今月の積立投資(2024年9月NISA口座・特定口座)

 

9月の積立投資の定例報告です。投資自体に特段の変更はありませんが、ここにきて投資環境は大きく変わる可能性があります。このほど、自民党の新総裁に石破茂氏が選ばれ、次期首相に就く予定です。また、12月には米国の大統領選挙が控えています。政策変更によるリスク要因が高まっている。ただ、こればかりは長期投資をしている以上、避けようがありません。大切なのは、どのような政策変更と環境変化があったとしても、投資を継続できるような体制を作ることでしょう。
2024年9月17日

GPIFの2024年4~6月の運用成績は+3.65%―注目は次の7~9月の結果に対する世の中の反応

 

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2024年度第1四半期(4~6月)運用状況が発表されたので定例ウオッチです。2024年4~6月の期間収益率は+3.65%、帳簿上の運用損益はプラス8兆9732億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+4.47%となり、運用資産額は254兆7027億円となっています。


堅調な相場を背景に4~6月も資産を大幅に増やし、運用資産額は過去最高を更新しています。ただ、問題は次の7~9月の結果でしょう。恐らくかなりのマイナスとなることが予想されるだけに、世の中がどのような反応を示すか注意が必要です。
2024年8月31日

押し目買いが大成功―今月の積立投資(2024年8月NISA口座・特定口座)

 

8月の積立投資の定例報告です。8月は月初の大暴落がありましたが、積立はいつも通り自動で行いましたが、ちょっと個別株をNISA口座の成長投資枠でスポット購入しました。その後、株価は旧回復しており、いまのところ押し目買いは大成功です。インデックスファンドは淡々と積立投資し、個別株は安いところで拾うという投資戦略を実践しています。
2024年8月6日

今年から積立投資を始めて、いきなり大暴落に見舞われた人はラッキーだね

 

8月5日は日経平均株価が4400円を超える大暴落となり、1987年に米国で起きた“ブラック・マンデー”を超える過去最大の下げ幅を記録しました。チャートを見ると、完全にナイアガラ状態。海外市場も軒並み値を下げており、まさに世界同時株安の様相を呈しています。今後、すぐに自律反発するのか、あるいは中長期にわたって低迷相場が続くのか、非常に先行きが不透明となりました。ただ、こうした低迷相場は、積立投資にとっては好機でもあります。それどころか、株価が低迷する時期がないと、積立投資家は儲からないのです。その意味で、今年から積立投資を始めた人はラッキーなのかもしれません。
2024年8月3日

久しぶりの“買い場”が来たか

 

日銀が金利を引き上げたことや、米国の経済指標が悪化したことを受けて、8月2日は日経平均が2000円を超える大幅暴落となりました。日米の金利差が縮小したことで為替も円高に向かっていることが株式市場にとってはさらなる逆風となっています。投資家としては心配の種が尽きない展開となっていますが、見方を変えると久しぶりの“買い場”が来たのかもしれません。
2024年7月7日

GPIFの2023年度運用実績は+22.67%―インフレ、円安に負けない国際分散投資

 

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2023年度(23年4月~24年3月)の運用実績が発表されましたので定例ウオッチです。期間収益率は+22.67%、評価上の収益額は45兆4153億円となりました。過去最高の期間収益率です(大ニュースだと思いますが、なぜかメディアはあまり報じませんね)。これにより運用資産総額も245兆9815億円となり、こちらも過去最高を更新しています。詳細は業務概況書で確認できます。


日本株を中心とした好調な相場に支えられ、素晴らしい成績となりました。今回、GPIFの運用成績を見て改めて感じたのは、インフレや円安に負けない国際分散投資の威力です。
2024年7月3日

英国は賢い―ESGと防衛産業

 

近年、投資判断の基準にESG(環境、社会、ガバナンス)を組み込む考え方が強まりました。この時に話題になるのが防衛産業の取り扱いです。はたして防衛産業はESGに当てはまるのか。この問題に対して英国の財務省と投資協会が「経営が順調で優良かつ高品質な製品を供給している防衛産業への投資は、ESGにおいて考慮すべき事項と両立するものである」との声明を発表したそうです。あいかわらず英国は賢いと思いました。
2024年6月22日

直近の相場動向に影響されるのはお勧めしない―2024年6月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

はやいもので6月も下旬に入り、2024年も半分が終わろうとしています。最近は仕事と子育てに忙しく、ブログの更新もすっかり滞りがちです。せめて積立投資の実践報告だけは継続したいと思いっています。SBI証券のプランで拠出している個人型確定拠出年金(iDeCo)の6月買付(2024年5月拠出分)の定例報告です。
2024年6月9日

中野さんが何を話すのかが気になる―7月6日にインデックス投資ナイト2024

 

年に1度のインデックス投資家によるお祭り「インデックス投資ナイト」が今年も開催されます。プログラムも発表され、チケット販売も始まりました。


今回も興味深いプログラムが並んでいますが、とくに注目しているの第三部の「30年後もインデックス投資で勝てるのか? -長期投資を続ける秘策と落とし穴について大討論!-」。なかのアセットマネジメントを立ち上げた中野晴啓さんが何を話すのかが気になります。
2024年6月2日

円安の要因は「米国の国家戦略」

 

あいかわらず円安が続いています。このため最近では円安の弊害を指摘する声が大きくなってきました。そうした中、ちょっと面白い分析を見つけました。楽観派アナリストの最右翼である武者陵司先生です。


武者先生曰く、現在の円安は「覇権国米国の国家戦略遂行の手段」だというのです。
2024年5月9日

米国には確定拠出年金だけで“億り人”になる人がいる

 

フィデリティ投信のサイトに興味深いコラムが掲載されていました。米国の確定拠出年金(DC)に15年継続して掛金を拠出している加入者の平均残高が、なんと約50万ドル(約7500万円)に迫るそうです。


15年加入でこの数字ですから、引き出しが義務付けられている73歳まで拠出と運用を続けた場合、恐らく残高が1億円を超える人がかなりいるのでは。さすがDC先進国の米国だけあって、迫力のある数字です。
2024年5月2日

今年もメーデーのデモに参加

 

5月1日はメーデーということで、今年も組合休暇を取得してデモ行進に参加しました。あいにくの雨模様で参加者は例年夜少し少なかったですが、今回も同業者の組合で組織する地域産別労組協議会でデモ後に懇親会も開き、いろいろと情報交換をしています。
2024年4月30日

下げ相場がないと積立投資は儲からない―今月の積立投資(2024年4月NISA口座)

 

4月は久しぶりの海外出張などがあり、非常に忙しい月でした。それでも毎月の積立投資は自動化されているため、いつも通りに買付けが実行されています。今年から新NISAがスタートしたことで積立投資を新たに始めた人も多いことでしょう。そんな中、ここにきて相場はやや下げ基調に。年初から積立している人のNISA口座は含み損になっているケースも多いと思います。そうなると、早くも「NISA損切り民」なる言葉がメディアに登場しました。なのでベテラン積立投資家にとっては当たり前の話なのですが、「下げ相場がないと衝立投資家は儲からない」という大原則を確認したいと思います。
2024年4月7日

なんとか賃上げを勝ち取ったけれど

 

昨年から勤務先の労働組合で委員長を務めています(その経緯は以前にブログで書きました:「只今、賃上げ闘争中」)。ようやく春闘も終わり、なんとか今年も賃上げを勝ち取ることができました。ただ、現実は厳しく、内容は全く不十分な結果となりました。
2024年3月24日

個人金融資産が過去最高を更新する裏側で進む深刻な二極化

 

日銀の資金循環統計によると、2023年12月末段階での日本の個人金融資産残高は2141兆円(前年比5.1%増)となり、過去最高を更新しました。近年の株価上昇が個人の金融資産を大きく押し上げています。その一方で、深刻な二極化が進んでいることもうかがえます。なんとも恐ろしい時代になったと思います。
2024年3月10日

株価上昇は日本人全員に恩恵がある

 

日経平均株価が過去最高値を更新し、3月4日にはついに4万円台に乗せました。その後は利益確定売りなどもあって4万円台を割り込んでいますが、いまの市場の状況を考えると、今後も4万円台で推移してもおかしくない状況です。このまま無事に“失われた30年”が終わることを期待したところです。ところでなぜか日本では株価が上昇すると、やたらとそれをクサす言説がメディアに登場します。「儲かっているのは株式に投資をしている人だけ」「普通の庶民には、なんの恩恵もない」といったものです。しかし、こうした見方は非常に浅い見方です。ちょっと経済の仕組みについて想像力を働かせば、株価上昇は日本人全員に恩恵があるということが分かるはずです。
2024年2月24日

日経平均株価が34年ぶりに過去最高値を更新―“失われた30年”は絶好の“買い場”だった?

 

日経平均株価が34年ぶりに過去最高値を更新しました。日経平均株価が指標として適正なのかどうかは様々な意見がありますが、ともかくひとつの節目を迎えたことだけは確かです。それにしても34年ぶりというのは本当に長い。その間、「日本株は上がらない」と散々に言われ、“日本株オワコン論”が常識化していたわけですが、こうして過去最高値を更新した段階で振り返ると、“失われた30年”というのは、じつは絶好の“買い場”だったのかもしれないという皮肉な風景が見えてきます。
2024年2月5日

GPIFの2023年10~12月の運用成績は+2.62%―すべての資産カテゴリーがプラスリターン

 

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2023年度第3四半期(2023年10~12月)運用状況が発表されたので定例ウオッチです。2023年10~12月の期間収益率は+2.62%、帳簿上の運用損益はプラス5兆7287億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+3.99%となり、運用資産額は224兆7025億円となっています。


第2四半期は、わずかにマイナスリターンでしたが、第3四半期は一転して堅調な運用となりました。
2024年1月31日

NISAは先進国株式(日本除く)に特化―今月の積立投資(2024年1月NISA口座)

 

いよいよ今月から新NISAによる積立投資がスタートしました。SBI証券で新NISA口座を開設しているので三井住友カードも作り、クレジットカード決済によるVポイント投資も始めます。購入する商品も絞り込み、ポートフォリオを大幅に見直しています。インデックスファンドの積立投資も新しいステージに入ります。

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