当地、今日は 朝からシトシトと雨が降り続いている。
体感的には肌寒く、梅雨寒(つゆざむ)と言う言葉が浮かんで来る。
快晴だった昨日の朝、散歩・ウオーキングの途中で見掛けたネムノキ(合歓木)の花、
每年この時期になると、「そろそろ、咲いてるかなあー」等と、
歩き回るようになっているが、今年も やっぱり 咲いていた。
鬱陶しい梅雨空の下、ふんわり浮かぶように咲くネムノキ(合歓木)の花には、
なんとも、なつかしく、郷愁を誘われる風情が有る。
記憶は曖昧だが、子供の頃、北陸の山村の雨で霞んだ山道で、
ぽっと幻想的に浮かぶように立って咲いていた1本のネムノキ(合歓木)の風景が なんとなく脳裏に焼き付いているからかも知れない。
草木にも疎い爺さん、数年前までは現住地の周辺で、ネムノキ(合歓木)の花が見られることさえも気が付かなかった。ブログを始めてからのこと、数多のブログ拝見で、多少 草花に興味関心を持つようになり、散歩・ウオーキングの途中、やたら、コンデジで撮ってくるようになったが、散歩道で、ネムノキ(合歓木)の花が咲いていることに最初に気がついたのは 7年前の2014年7月1日だったようだ。撮った写真はとりあえず外付けHDに放り込んで有るが、そんな古い写真の中から何枚か引っ張り出して フォトチャンネル(アルバム)にしてみた。
梅雨空に薄紅の合歓笑う
ネムノキ(合歓木)
マメ科、ネムノキ属、落葉高木(樹高10m程にもなる)
和名 「ネム」は 夜になると葉が閉じる(就眠運動)ことに由来する。
漢字「合歓」は、中国において、ネムノキは夫婦円満の象徴と
されていることから付けられたもの。
ネムノキ(合歓木)は 地方によって、
「ねむたぎ」「ねぶたぎ」「ねふりのき」「ねむりこ」等と
呼ばれているようだ。
原産地 日本、挑戦半島、中国南部
花色 赤、ピンク
淡紅色の雄しべが長く美しい。
開花期 6月~8月頃
花言葉 「歓喜」「胸のときめき」「夢想」「安らぎ」「繊細」
俳句では 「合歓木」は 夏の季語、
誰(た)が魂(たま)の 夢をさくらん 合歓の花 正岡子規
子規の俳句も素敵ですね(^-^)
コメントいただき有難うございます。