これから仕上げというところでドヘニーが腰を痛めて戦闘不能になり終了。残念であった。ただこの日の井上は最近目立った単発強振はなく、慎重にジャブからストレートと本来取るべきスタイルを徹底。変な遊びもなく良かったと思う。ドヘニーはあの手この手で誘ってカウン
これから仕上げというところでドヘニーが腰を痛めて戦闘不能になり終了。残念であった。ただこの日の井上は最近目立った単発強振はなく、慎重にジャブからストレートと本来取るべきスタイルを徹底。変な遊びもなく良かったと思う。ドヘニーはあの手この手で誘ってカウン
ユナニマスだが僅差で武居が防衛。12R比嘉が獲っていたら王座交代というきわどさ。私の採点も114-113で武居であったので最終ラウンドが明暗を分けた形であった。武居のワンサイドゲームになるかと思っていたが、意外にも接戦。比嘉がよくやったという声が多い。11Rに比
フルトン、タパレス、ネリ、ドヘニーかぁ・・・と言ったところだ。二階級での王座統一は偉業であることには違いないのだが、如何せん相手が、、、。P4Pトップ争いは良いのだが、クロフォード、カネロ、デービス、、、真の世界的スターと比べると見劣りしてしまう。階級上
噂されていたカードが実現する。まずを持って感じたことは。「武居はつくづく持っているな」ということだ。前回のモロニー戦の時も同様に感じていた。要するに相手が勝てる可能性が高い上にネームバリューがあるということだ。元世界フライ級王者にして連続KO日本タイ記
健文トーレスの試合に最も関心があった。16、7でデビューして現在36歳。キャリア20年近いなか、服役11年というすさまじさ。二度目の服役後カムバックしたのにも驚いたが、アジアのどっかでベトナムの選手に負けたりと何をやっているのかと思っていたところ世界ランキング1
いやはや参ったのは安保のコメントだ。1Rで駆け引き的に勝ったとか、足と手は一緒に動かないから云々とか、なんとパッキャオの技術面、戦略面について評論しているのである。安保は数年前からボクシング専門のトレーナーをつけてボクシング技術向上に努めていたようだ。真
パッキャオがRIZINに出場し、元K-1王者安保とエキシを行い、無様な姿をさらしてしまった。緩んだ体、緩慢な動き、、、、、これで本当に秋口にボクシングの世界タイトルに挑戦するのか。来日時の練習風景は当然そこいらの選手とは比較にならない動きを見せてはいた。しか
重岡の完敗であった。それにしても1Rからほぼ殴られっぱななしであり、キャッチフレーズの「人生無敗」が泣く惨敗ぶりであった。敗因は展望でも触れた通り相性的なものが大きかったように思える。またタドゥランもよく研究していた。重岡は上体の振りが乏しく、タドゥラ
一般市民は開催すら知らないであろうなんとも影の薄い世界戦である。重岡は三度目の防衛戦になるわけだが三度目となるとそれなりの王者ということになりそうだが誰もそのようには感じていないであろう。というか重岡なんて知らない方の方が多かろう。重岡には責任はないの
唖然、茫然、愕然、、、、、、中谷の驚愕の1RワンパンKO防衛であった。アストロラビオは決して弱くない。中谷が強すぎた。1Rから中谷は独特の低い構えから独特の左ロングを上に、軽い左からタイミングをずらした右フックと、クリーンヒットはしないまでも相手をナーバス
予想通りオラスクアガの圧勝であった。モノが違った。1R加納はペースをとるべく先制攻撃をしかける。オラスクアガはとまどい後手に回る。この辺がこの選手の甘い所。ジャブが乏しく、距離の測定ができていない。ラウンド後半、オラスクアガの左右アッパーが捉え、形成
有識者達を唖然とさせる内容で三階級制覇を達成した中谷の初防衛戦だ。日本人で四王座を保持しているだけに今後王座統一戦ラッシュが期待される。それだけに今回もしっかりした内容で防衛したい。アストロラビオはパンチがあり、フィジカルも強く危険な相手ではある。た
両国トリプル世界戦のひとつ。四階級制覇王者ではあるがなんと那須川より格下扱いされてしまっている。残念ではあるが田中は影が薄い。ここ数年では井岡にコロコロひっくり返されたぐらいしか記憶に残っていない。もっともその前も世界王座は決定戦が中心、白熱戦、逆転K
加納は高山戦以来8年ぶりの世界戦となる。高山戦後敗戦もあるものの8年生き残ってきたことには違いなく、まずは再び世界の舞台に戻ってきたことは称賛に値する。ボクシング自体は特別な武器があるわけではないがよくまとまった好選手である。オラスクアガは急遽決まった代
WBA&IBFスーパーフライ級王座統一戦 井岡VSマルティネス 観戦記
井岡の完敗であった。パワーの差、スピードの差であった。序盤マルティネスがガツガツ来ることは予想通り。むしろ1R中盤、井岡の左ボデイがダメージングブローとなり、マルティネスが後退する姿を見て、いつものパターンかと思われたが、マルティネスのボクシング能力も非
WBA&IBFスーパーフライ級王座統一戦 井岡VSマルティネス 展望
井岡待望の意味ある相手との一戦で、二王座統一戦となる。私の中では数年前から井岡は賞味期限切れなのだが、いまだ統一戦をやるような立ち位置にあることは称賛に値する。すっかり衰えたスピード、重力に逆らえずややたるんだ肉体、いかつい風体、、、まさにオールドタイ
バムが勝つとは思っていたが、予想以上のワンサイドゲームであった。ディフェンスが良い上に心身ともに最上級のタフネスを誇るエストラーダがテンカウント食らうとは。新旧交代と言ったところか。スピードが全く違った。ロドリゲスのスピードにエストラーダは全くついて
とうとうパッキャオがRIZINのリングに上がることになった。メイウェザーにつづきレジェンドが日本のボクシング界をスルーして新興格闘技団体のリングに上がるわけだ。複雑な思いだ。相手はキックと総合のベルトを持つ鈴木なのだが、本来パッキャオと同じにステージに上が
不利の予想の多かったウシクがフューリーを下しヘビー級統一王者となった。これは快挙であろう。スプリットであったがウシクの勝利は明白というか、私には快勝に見えた。序盤はフューリーの体格差によるパンチの重さが印象的であったが、ウシクの動きは非常に良くビッグヒ
京口が韓国で執り行われたパラスとの再戦で判定負けした。既に非常に多くの方々が意見を述べている。京口に至っては自身のユーチューブにて引退も示唆してしまっている。私の採点では京口に辛めにつけても97-93であった。全般的に見てパラスがビッグパンチを空振りしてそ
東京ドーム四大世界戦の初戦。予想通り阿久井が桑原を大差判定で下し初防衛に成功した。強打の阿久井、スピードの桑原という図式であったが、全ての面において阿久井が上を行っていた。スピードに関しても一瞬一瞬の速さでは阿久井の方が上だったように思えた。全くのワ
1R石田の左ジャブが拓真の顎を横から貫いてダウンを奪ったのには驚いたが、この場面以外では拓真の地力が上回った。2R以降は拓真がペースを掌握。ステップを切りながら石田のジャブをかいくぐり、細かいパンチを当てていく。石田の防御は縦ガード中心であまり上体を動かさ
武居が見事タイトルを奪取した。展望では武居のKO奪取と予想したが穴狙いであり、まさか判定で勝つとは思わなかった。結構驚いた。つくづく人生巡り合わせの大切さを感じた。今回の結果にケチをつけるわけではないが、武居を取り巻く全てが武居に味方したという印象だ。
6Rネリがロープ際で糸の切れた操り人形のように崩れ落ちた瞬間、皆総立ちで「ウォー」だ。凄いKOシーンであった。その後も皆立ちっぱなし。皆飛び跳ねている。まるでロックのライブ会場のようだった。井上のド派手な入場で始まり、サプライズのダウン、そして絵にかいた
日本ボクシング史上最大規模の興行となる。相手がネリか、、、強敵ではあるのだが東京ドーム決戦となるとどうか。ゴロフキンVS村田のような夢のカード感はない。井上はどうしても巡り合わせが良くない。せめて度肝を抜くような試合を見せて欲しい。予想するとなると
この試合に関して実質バンタムでやっていない選手がなぜ挑戦できるんだとかそもそも国内選手との戦いが少なく実力不詳ではないかという意見も多い。特別扱いという感じで面白くない現役選手も多かろう。まずはその通りなのではあるが、個人的には挑戦は今しかないのではな
拓真が早くも二度目の防衛戦を迎える。相手は浪速のジャバー石田だ。下馬評では拓真圧倒的優位。しかし昨日の西田の例もある。最後のチャンスであろう今回、色々な引き出しを用意しているかもしれない。予想となると凡戦の末拓真の判定防衛とする。拓真は前回のア
東京ドーム決戦がいよいよ明日に迫った。世界戦が四つ組まれるという豪華な興行だ。その第一試合にオーダーされた試合だ。この両者は三年弱前に戦っており、その時は阿久井が豪快にKOしている。世界戦での再戦となるがいかなる展開になるか。予想としては阿久井の大差
西田が大方の予想を覆し見事王座を奪取した。アップセット、、、ではあるがビッグと言うほどではない。展望でも書いた通りロドリゲスは実力派王者ではあるがつけ入る隙はあったわけでそこを見事についた。ロドリゲスはハイセンスボクシングをもうひとつ持続しきれない、打
いよいよバンタム級世界戦ラッシュが始まる。その第一弾が西田の世界挑戦だ。東京ドーム決戦に話題が集中し、一般市民には開催されることすら知られていない可能性が高いが、非常に興味深い一戦だ。西田は8戦のキャリアだが大森、比嘉、メディナといった強豪を含め、全て
大方の予想を裏切りガルシアが勝利。堂々と体重オーバーでビールのラッパ飲みパフォーマンス、その他奇行の数々。まともに試合開催できるのか、開催しても大荒れで最終的に成立するのか危ぶまれていた。個人的にはガルシアが反則を連発し失格負けするのではないかと想像し
堤の大幅体重超過でケチがついてしまった。1,6Kgオーバー、再計量でも50gしか落とせずという失態。体付きを見る限りまだまだ絞れそうに見えた。後に3月末にコロナに感染して云々とか言っていたが所詮言い訳(本当だったのだろうか)。この選手はこの前もインフルエンザ
開催前からトラブル続出で体をなしていない興行ではあったが、終わりよければ全てよしとでもいうのだろうか。ブリッジャー級で波乱が起こり、メインがスリリングな展開でかつ意外な結果に終わり、楽しめた興行となった。優大VSジェルサレムコラーゾ同様優大が最終的には
重岡兄弟は層の薄いミニマムではあるが、実力もそれなりでかつ肝も据わっており印象は悪くない。ただ選手の責任ではないがどこか安っぽく見えてしまう。どうも3150FIGHTは好きになれない。今回銀次朗の相手がドタキャンとなり、4日前だかに急遽アンパロに変わった。昨年
早朝物凄い大逆転劇を見れた。リングが狭いだのプロモーターが相手の奥さんだの力石のボヤキなどやる前から厳しそうであったが、大変な試合になった。最終ラウンドまでポイント的には大きくリードされており敗色濃厚と思われたが、試合終了ゴングまで30秒切っていたのでは
やっぱりなという結果であった。阿部は右アッパーには対応できていたが、左フックには対応できていなかった。大きく弧を描くロペスの左フックはサウスポーから見たら死角から飛んでくるのであろう。1Rから見えていなかった。その左フックで2Rには目が塞がりだし余計左フ
昨年4月挑戦者決定戦で勝利した阿部の待望の世界戦だ。自称天才と謳っているが大手企業の正社員を続けながら世界戦にたどり着くなど素顔は真面目な努力家なのだろう。途中スポンサーがつく話があったようだが、長年世話になった会社を辞めない姿勢からも見かけによらず良い
拓真が強敵相手に見事なKOで初防衛に成功した。決め手不足で国内レベルでもKOは皆無であった選手が世界戦でKOとは快挙と言っても良い。また暫定時代も正規王座も決定戦であったことも考えると、今回勝ってこそ本物というのは誰もが考えていることであり、それを実行できた
中谷のあまりの強さにあっけに取られてしまった。おそらく観客全員がびっくりしたのではないか。サンティアゴが何もできないままキャンバスに沈んでしまった。KO負けがなく、ドネアを一方的に下した王者が凡庸なノーランカーに見えてしまうほど圧倒的に打ちのめされた。
田中が無難な判定勝ちで四階級制覇を達成した。しかしもう一つ物足りなさ感があった。田中は今までとは違いウィービング、ダッキング等上体を良く動かすディフェンスワークを見せた。ひょいひょいよけるのは良いのだが反撃のタイミングが遅く、かつ手数が少なく完全に攻防
初防衛戦で強敵アンカハスを迎える。正規王座だが微妙な相手との決定戦だっただけに負けたら、前回の暫定王座時代と同様「やっぱここまでか・・・」となってしまう。ここは是が非でも勝たなければならない。予想としては希望も含め凡戦の末拓真が塩判定で初防衛とする
トリプル世界戦のなかで最もハイレベルで見ごたえのある一戦と言えよう。メインは拓真のようだが、実質この試合こそメインに相応しいと考えている。予想としては僅差判定で中谷の三階級制覇達成とする。オッズでは中谷優勢となっているが、サンティアゴが競り勝っても
田中の四階級制覇のかかった一戦。また決定戦かという印象。四階級制覇を達成したとしても三階級は決定戦。いずれも相手が微妙だったりする。今回のバカセグアも初めて聞いた名前であり、動画を見てもランキング2位という感じはなかった。メキシコによくいる正統派ボク
ONEキックボクシングフライ級 スーパーレックVS武尊 観戦記
急遽決定したタイトルマッチ。武尊にとってはONEデビュー戦がいきなりのタイトルマッチとなった。個人的にはスーパーレックのワンサイドの判定勝ちか序盤ハイキックが爆発してのKO勝ちと見ていた。内容的にはスーパーレックのローとテンカオが冴え大差の判定勝ちとなった
寺地がギリギリ生き残った。この試合のキーポイントは途中採点公開方式と王者陣営の的確な指示にあった。8R終了時点でジャッジ2名は2ポイント寺地優位としていた。ということは変な話2R落としても引き分けに持ち込める。9、10Rと寺地は劣勢であった。ここで11R開始前セコ
阿久井が大金星を挙げた。採点が読み上げられる時、ユナニマスデシジョン、、、一人が119-109、、、、ダラキアンだなと思いきやなんと「ニュー」のコール。阿久井が失ったラウンドがひとつとは・・・因みに私は116-112でダラキアンの勝ち。見方が割れる試合であった。ダ
実力派王者寺地の防衛戦だ。相手も実力者だが今の寺地を止められるライトフライ級はいないと見る。予想としては寺地の後半ストップ勝ちとする。カニサレスはとにかくチョコマカ良く動く。ハイメ・リオスの再来と言うか、高山勝成の中南米版というか。相手にとっては
延期で仕切り直しとなった一戦。対象的なタイプの対戦で技術的には楽しみではあるが、予想としてはダラキアンの終盤ストップ勝ちとする。結構実力差は大きいのではないか。阿久井は右の当て勘が非常に良い上に体付きを見ても広背筋が発達しておりなるほど強打者なわけ
能登半島地震の災害により被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧がなされますようお祈り申し上げます。地震から一週間ちょっと経ったわけだが、後出しじゃんけんみたいな議論がなされるのは相変わらずである。復旧はプロに任せて資金の潤沢な
正月早々北陸地方で大変なことが起こっているなにか応援できることはないか。まずは無事を祈る。
2023年もあとわずかとなった。ランニング10.8km、拳立て108本に加え、征遠鎮を一発かまし、最後三戦立ちからの正拳中段突き108本で締めた。今年は自分にとって大きな変化のある年となった。9月末で退職し、独立した。厳密には無職なのだが、自分では専業投資家とさせて
井岡の独演会に終わった。実力差も大きい上に準備期間の短さもあったと思われる。特に言うことはない。1Rから空間支配力、ジャブの正確性に差があり早くもワンサイドゲームに。上下の打ち分けも巧みでペレスは着実に追い詰められていく。5Rの右カウンターも下へ散らせて
今年も残すところあと一日となった。コロナも5類となり名実とも正常化された。それに伴い各種イベントも復活し、特にスポーツにおいては野球のWBCを皮切りにラグビー、バスケ、バレー、そしてボクシングと大変な盛り上がりとなった。107年ぶり、38年ぶり等々記録も生まれ
年末恒例の井岡の世界戦。残念ながらエストラーダ戦は決裂。というかもはや実現は難しくなった印象。中谷もバンタムに転級。キャリア終盤なのは間違いないが今後が見えない。さてどうするか。それにしても私の中では賞味期限切れから2年くらいたってしまっているのだが
井上がワンサイドゲームの末史上二人目の二階級四団体制覇を達成した。大方の予想より長引いたが、最後はしっかり仕留めたのは見事。試合展開はほぼ予想通りでスピード差でタパレスは手が出ない。展望で書いた通り5、6Rで終わりかと思ったら10Rまで長引いてしまった。ま
史上二人目の二階級四団体統一を目指す歴史的な一戦ではあるのだが、相手はタパレスかぁ・・・というのが本音だ。どうも井上はライバルに恵まれない。記録、内容は素晴らしいのだが、もうひとつ世紀の一戦と感じさせるものがない。それでもビッグマネーを求めて対戦オファ
昔からよくある話ではある。重岡兄弟のファイトマネーが未払いで優大が先月末にSNSで怒りの暴露を行いすぐさま振り込まれたという。悪いのはワタナベジムだったようだが3150サイドも風評被害を受けたという。業界大手でもこのザマか。ただ優大のやり方もどうか。拡散さ
売れている本だ。対戦相手への取材で一冊の本ができてしまう・・・井上がいかに高みに来ているかだ。抜けた存在だからこそ相手にフォーカスした話も映える。地球の裏側まで飛んで作り上げた力作であった。単なる井上戦に関する取材ではなく、対戦相手達の生き様を赤裸々
カシメロVS小國同様全く気にとめていなかったが、フューリーがダウン取られスプリットで辛勝する意外な結果となった。私の採点は95-94でフューリー。フューリーがどのような準備をしてきたかわからないが、ボクシング界の多くのレジェンドがリングサイドで見守る中醜態をさ
カシメロ初来日ということだったが到底井上の敵ではないという認識であったのでほぼ関心はなかった。小國を粉砕して猛アピールする場であろうと考えていた。ところが結末は意外なものであった。試合自体は偶然のバッティングによる負傷引き分けということになったが、終了
兄弟揃って正規王座を獲得。晴れて同日、同階級世界王座奪取という快記録を達成した。この兄弟はフィジカル、メンタルの強さが武器であるのだが加えてクレバネスという勝負師として非常に重要な要素を持っていることが確認された。層の薄いミニマム級ということで世界王者
兄弟で同日、同階級、暫定王座獲得という珍しい記録を作った重岡兄弟が正規王座を賭けて団体内統一戦を行う。3150FIGHT内でかつ和毅のフェザー級二位決定戦がメインというなかで行われる。ダブルタイトルの間にも但馬の試合が組み込まれるなど世界戦という感じでない。こ
カネロの圧勝であった。私の採点ではオフィシャルにもあった119-108。チャーロは最後までアウトボクシングに徹していた。どこかで仕掛ける様子もなく立てた作戦を貫徹しダメなら仕方なしとの考えであったか。大金を取りに行くためのビジネスに徹したか。試合後のインタ
中量級の人気統一王者同士が激突する。一階級ではなく二階級違いであることが大きな話題となっている。スーパーウェルターとスーパーミドルでは7Kg弱違いがある。これはかなり大きい。チャーロがどのように仕上げてくるか注目したい。大方の予想はカネロの後半ストップ
オラスクアガVSマグラモオラスクアガの逆転KOであった。前半はマグラモの巧さが光った。寺地戦で名をあげたオラスクアガだったが、この日は力みが目立った。絶対不利の予想であった寺地戦は開き直りが好試合を生んだが、今回は強打を決める下地作りが甘かった。ポテンシ
まずは寺地が弱みを見せずストップしたが、ブドラーもよく頑張った。もっと一方的な展開になるかと思ったが、序盤はブドラーも良く手を出して抵抗していた。この一戦に賭けていたのではないか。1Rはやや静かな展開であったが、2Rから寺地がハイペースで攻める。ブドラー
中谷が余裕で判定勝ちしたが大方の予想に反してKOは逃した。コルテスが予想以上に実力者であったことが判定決着になった要因だと考える。この挑戦者は実は防御が良い。中谷の長い左はそこそこヒットしたが、後続打は食わない。アッパーはほぼ封じていた、というか打たせ
充実の二団体統一王者寺地と豊富な世界戦キャリアを誇る元二階級制覇王者ブドラーの激突ということで見かけは超豪華カードである。しかしブドラーが最軽量級第一人者であったのは過去の話。もう底は見えている。寺地の中盤KO勝ちと予想する。ブドラー独特のチョコマカ
本場ラスベガスで説得力十分の二階級制覇を達成した中谷の初防衛戦だ。早くもスーパーフライ級最強の声もあがるが、全く悪い気がしない。国内でも好パフォーマンスを見せてくれると期待している。相手はエストラーダに善戦したコルテスだが、中谷のワンサイドゲームで後
エキマで井上本人の解説付きのフルトン戦の放映があった。ここのところ他競技というか体を張った演芸大会みたいなところで3000戦無敗の奴が負けたのだの、地方で竹原氏、畑山氏も被害を被った詐欺興行だの、ドーピング陽性だの品格のかけらもない事象が相次いだ。バスケが
慶応高校が107年ぶりに甲子園で優勝し、朝っぱらから隅から隅まで慶応一色であった。「長髪」「エンジョイベースボール」「大応援団」と豊富な話題を振りまく。政財界、マスコミ、芸能界と各方面で活躍しているOBも多く、朝っぱらかウザくなるほどTV番組中心に大騒ぎしてい
意外なワンサイドゲームでクロフォードが見事初の二階級に渡る四団体王座統一を成し遂げた。三団体統一王者にしてP4P上位に評価されるスペンスが並みの挑戦者に見えてしまうほどの試合であった。クロフォードが強すぎる、実力に大きな差があったという評も多い。私個人的
今年最高のカードである。クロフォードが勝てば二階級における初の四団体統一王者となる。首尾よくいけば井上は今年中に二階級四団体統一王者になれそうなので先を越されてしまう。井上が史上初となるにはスペンスに勝ってもらいたいところだが。この試合実力者同士でま
井上の見事な四階級制覇であった。特に危険な場面はなく完勝と言える内容であった。まずは実力差通りであったと思う。展望では「ジャブ」「クリンチワーク」へに対応が鍵で出入りでコツコツ崩すべきと書いた。しかし井上は別の方法で崩しにかかった。また倒すことにこだ
負けるとは思っていたが予想以上の大敗であった。ここ数年の国内開催の世界戦ではここまでの惨敗は記憶にない。相性と言うのは恐ろしいもので五輪銅メダリストの肩書を引っ提げてプロ入りした選手が何もできなかった。正直論評のしようがない。ボクシングに詳しくない人
試合当日に近づくにつれ世間は盛り上がってきている。ただ個人的にはもうひとつ気持ちが盛り上がらない。フルトンって誰?という感じなのだ。王者になってから知った選手だし、何かビッグファイトをやっているのか。米国でも特に目立った存在ではない。実力派王者である
ようやく実現した清水の世界戦。デビューから7年とは五輪メダリストにしては随分時間がかかってしまった。コロナで世の中的にはほぼ3年棒に振った。ボクシング界も同様で引退を余儀なくされた選手も多い。清水の場合本来ならデビュー2年くらいに世界戦を実現させるプラン
予想通り井岡が普通に勝ったが、両者とももうひとつピリッとしなかった印象。井岡は巧いがきれがなく、まさに日に日に退歩しているように見えた。フランコも一回り大柄に仕上げてきたが、妙に元気がなかった。前戦のような突進もスピード感もなかった。点差は意外と小さ
フランコがなんと3キロも体重超過で王座剥奪となった。当日の再計量の上限が58.9キロとは、、、本来のスーパーフライの上限は52.1キロ。規定体重からのリバウンドの58.9とオーバーした55.1からの58.9ではだいぶ違う。何という不公平。井岡もよくこんな条件をのむな。興
井岡にとってまさに勝たなければならない一戦だ。負ければビッグマッチ進出どころか進退問題、その他批判にさらされる等自身の価値を大きく下げてしまう可能性が高い。卓越した実績の割に低評価にならぬよう必勝を期して臨みたい。本題に入る。再戦の場合、引き出しの多
残念ながらロマの敗戦に終わった。私の採点では114-114のドロー。しかしどちらが優位かと聞かれたらヘイニーと答えるような内容であった。ロマ自身、ウクライナ人と思われる観客は非常に不満げであった。確かにこれと言ってパワーショットは貰っていない。軽いながらも
見事なKOで中谷が二階級制覇を達成した。最後のすれ違いざまの左フックもすごかったが、奪った三度のダウンが全て異なるパンチというのもすごい。KOシーンもさることながら自在な身のこなし、多彩な角度のアッパーとその華麗なボクシングに魅了された米国の観衆も多かった
四団体王者のヘイニーにかつてのP4Pロマチェンコが挑む。ロマは十分歴史に名を残す名王者なのだが、意外とここぞという時に負ける。最短記録のかかったサリド戦しかり、四団体王座統一戦に向けた関門であるロペス戦しかり。アリ、デュラン、パッキャオのような真のスーパ
井岡返上の王座決定戦にネクストモンスター中谷が出場する。ベガスのビッグファイトの前座として組み込まれた。相手は元王者の実力派モロニーだ。王座獲得は当然ながら本場でインパクトを残したいところ。予想は、中谷の判定勝ちで二階級制覇達成とする。中谷とモロ
デービスの圧勝であった。勝負を分けたのはディフェンスを中心とした技術の精度の差であった。基本睨み合いの多い試合であったが、ガルシアは攻めると打ち込まれていた。2Rも7Rも攻め込んだところにカウンターを合わせられていた。ガルシアのハードヒットは皆無。デービ
今年一番の好カードと言えそう。お互い無敗、KOパンチャー、全盛期のスター同士という非常に珍しい組み合わせ。もっとも無敗と言っても試されていない部分も多く、お互い初めて強敵を迎えると言ったところであろう。楽しみなのはお互い野生の勘で戦う感覚派であり、どんな
日本有数の名門ジムであった今は亡きヨネクラジムの会長米倉健司氏がなくなった。ペレス、ベセラと言った名王者としのぎを削った日本のプロボクシング初期の名選手にして数々の名選手を輩出した名伯楽であった。ヨネクラジムと言えばダウンタウンテイストの住宅地に位置し
兄弟同日同級同興行で世界王座獲得ということになった。あくまでも暫定、急造マッチメイクという苦しい但し書き付きだ。選手としては目一杯やって結果を出したのだから「よくやった」ということになろう。正規王者との統一戦の実現を期待するしかない。優大VSメンデス
ダブル世界戦ということだがふたつとも暫定王者決定戦という事態になってしまった。まず銀次郎のバラダレスとの再戦が王者の負傷未回復ということで暫定王座決定戦となり、優大のパンヤ挑戦も直前に王者の急病で白紙となり急遽こちらも暫定王座決定戦となった。運が悪いと
吉野の絶望的な完敗に終わった。ストップが早いという声も多いが、ラウンドが進むにつれ吉野の生気は失われており、とてもじゃないが逆転の芽はなかった。仕方ないと思う。スティーブンソンはいつもより近間で好戦的だったように思える。おそらく事前のリサーチ、リング
メインに相応しい熱戦であった。寺地も良かったが、オラスクアガが頑張った。本格派メキシコ系ボクサーファイターであったが、予想通り寺地のスピード、ジャブについていけてなかった。ただ時折捨て身で放つパンチ、粘りが脅威で最後までスリリングな展開であった。オラ
結果は予想通りであったが、「塩試合」とはまさにこの試合のことを言うのであろう。何とも退屈な試合であった。両者とも世界王者に相応しい面は一切なし。ソリスはガチャガチャ攻めるだけ。拓真は打ち終わりに良い右を決める、ジャブ等の細かいのをたまにではあるがソリ
期待していたアンダーカードだが、新旧交代の二戦であった。佐々木VS小原まさに新旧交代。形の上では佐々木の逆転KOということになろうが実際には圧勝であった。スピードが違った。1Rから佐々木はトップスピードで攻める。フッカーという印象であったがジャブのスピー
注目の大型新人那須川がデビュー戦を完勝で飾った。いや遊んで飾った。与那覇側から見たら非常にだらしない負けを喫した。那須川が強かった?勿論そうだろう。それにしてもあまりにも無様な負け方でなかったか。ボクシングが舐められそうで非常に怒りを感じた。与那覇
明日の有明ダブル世界戦よりも間違いなく格式は上の試合である。次代のボクシング界の主役を担うであろう超強豪との本場米国での世界挑戦者決定戦に出場するという夢のある話だ。スティーブンソンは驚異的な距離感覚の持ち主だ。右手が触覚のような役割で常に最良の距離に
ゴンサレスの急病で統一戦は白紙となり非常に残念。急遽挑戦者となったのがオラスクアガ。キャリアは5戦と少ないが、意外と評判は良い。実際動画を見ると、基本に忠実な正統派ボクサーファイターだ。パワーもありそうだ。メキシコ系本格派スタイルに見えるが、スピード
モンスターが転級して空位となった四王座のひとつを争う戦いだ。拓真はそのなかでも最も組し易い相手との決定戦が決まった。これは勝たねばならない。前回も変な暫定王座決定戦で、正規王者との統一戦では良いところなく負けてしまった。今回は相手は微妙とは言え正規王
有明のダブル世界戦は実はアンダーカードの方が興味深かったりする。ベテランに勢いのある若手が挑む。佐々木VS小原形の上では佐々木のWBOAPに小原が挑むことになるが、実際は小原に佐々木が挑戦するようなものだ。小原も長くなった。堅実なスタイルだからこそいまだに
注目の大型新人が満を持してプロデビューする。練習期間、質とも十分のようで本人も自信満々である。1階級下の選手とは言え、いきなり手ごわい相手を選んだという評が一般的だ。しかし個人的には楽ではないものの「勝てる相手」を選び、「勝てるフィールド」を整えたとい
昨年4月のGGG戦以来見えていたことであるが、本日正式な引退会見が開かれた。1年近く経つだけに整理された発言が多かった。帝拳のトップ3人の印象は「感謝」と「重圧」と言っていたが、この発言に彼のプロの世界でのすべてが凝縮されていたと思う。関係者が多かっただけに
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これから仕上げというところでドヘニーが腰を痛めて戦闘不能になり終了。残念であった。ただこの日の井上は最近目立った単発強振はなく、慎重にジャブからストレートと本来取るべきスタイルを徹底。変な遊びもなく良かったと思う。ドヘニーはあの手この手で誘ってカウン
ユナニマスだが僅差で武居が防衛。12R比嘉が獲っていたら王座交代というきわどさ。私の採点も114-113で武居であったので最終ラウンドが明暗を分けた形であった。武居のワンサイドゲームになるかと思っていたが、意外にも接戦。比嘉がよくやったという声が多い。11Rに比
フルトン、タパレス、ネリ、ドヘニーかぁ・・・と言ったところだ。二階級での王座統一は偉業であることには違いないのだが、如何せん相手が、、、。P4Pトップ争いは良いのだが、クロフォード、カネロ、デービス、、、真の世界的スターと比べると見劣りしてしまう。階級上
噂されていたカードが実現する。まずを持って感じたことは。「武居はつくづく持っているな」ということだ。前回のモロニー戦の時も同様に感じていた。要するに相手が勝てる可能性が高い上にネームバリューがあるということだ。元世界フライ級王者にして連続KO日本タイ記
健文トーレスの試合に最も関心があった。16、7でデビューして現在36歳。キャリア20年近いなか、服役11年というすさまじさ。二度目の服役後カムバックしたのにも驚いたが、アジアのどっかでベトナムの選手に負けたりと何をやっているのかと思っていたところ世界ランキング1
いやはや参ったのは安保のコメントだ。1Rで駆け引き的に勝ったとか、足と手は一緒に動かないから云々とか、なんとパッキャオの技術面、戦略面について評論しているのである。安保は数年前からボクシング専門のトレーナーをつけてボクシング技術向上に努めていたようだ。真
パッキャオがRIZINに出場し、元K-1王者安保とエキシを行い、無様な姿をさらしてしまった。緩んだ体、緩慢な動き、、、、、これで本当に秋口にボクシングの世界タイトルに挑戦するのか。来日時の練習風景は当然そこいらの選手とは比較にならない動きを見せてはいた。しか
重岡の完敗であった。それにしても1Rからほぼ殴られっぱななしであり、キャッチフレーズの「人生無敗」が泣く惨敗ぶりであった。敗因は展望でも触れた通り相性的なものが大きかったように思える。またタドゥランもよく研究していた。重岡は上体の振りが乏しく、タドゥラ
一般市民は開催すら知らないであろうなんとも影の薄い世界戦である。重岡は三度目の防衛戦になるわけだが三度目となるとそれなりの王者ということになりそうだが誰もそのようには感じていないであろう。というか重岡なんて知らない方の方が多かろう。重岡には責任はないの
唖然、茫然、愕然、、、、、、中谷の驚愕の1RワンパンKO防衛であった。アストロラビオは決して弱くない。中谷が強すぎた。1Rから中谷は独特の低い構えから独特の左ロングを上に、軽い左からタイミングをずらした右フックと、クリーンヒットはしないまでも相手をナーバス
予想通りオラスクアガの圧勝であった。モノが違った。1R加納はペースをとるべく先制攻撃をしかける。オラスクアガはとまどい後手に回る。この辺がこの選手の甘い所。ジャブが乏しく、距離の測定ができていない。ラウンド後半、オラスクアガの左右アッパーが捉え、形成
有識者達を唖然とさせる内容で三階級制覇を達成した中谷の初防衛戦だ。日本人で四王座を保持しているだけに今後王座統一戦ラッシュが期待される。それだけに今回もしっかりした内容で防衛したい。アストロラビオはパンチがあり、フィジカルも強く危険な相手ではある。た
両国トリプル世界戦のひとつ。四階級制覇王者ではあるがなんと那須川より格下扱いされてしまっている。残念ではあるが田中は影が薄い。ここ数年では井岡にコロコロひっくり返されたぐらいしか記憶に残っていない。もっともその前も世界王座は決定戦が中心、白熱戦、逆転K
加納は高山戦以来8年ぶりの世界戦となる。高山戦後敗戦もあるものの8年生き残ってきたことには違いなく、まずは再び世界の舞台に戻ってきたことは称賛に値する。ボクシング自体は特別な武器があるわけではないがよくまとまった好選手である。オラスクアガは急遽決まった代
井岡の完敗であった。パワーの差、スピードの差であった。序盤マルティネスがガツガツ来ることは予想通り。むしろ1R中盤、井岡の左ボデイがダメージングブローとなり、マルティネスが後退する姿を見て、いつものパターンかと思われたが、マルティネスのボクシング能力も非
井岡待望の意味ある相手との一戦で、二王座統一戦となる。私の中では数年前から井岡は賞味期限切れなのだが、いまだ統一戦をやるような立ち位置にあることは称賛に値する。すっかり衰えたスピード、重力に逆らえずややたるんだ肉体、いかつい風体、、、まさにオールドタイ
バムが勝つとは思っていたが、予想以上のワンサイドゲームであった。ディフェンスが良い上に心身ともに最上級のタフネスを誇るエストラーダがテンカウント食らうとは。新旧交代と言ったところか。スピードが全く違った。ロドリゲスのスピードにエストラーダは全くついて
とうとうパッキャオがRIZINのリングに上がることになった。メイウェザーにつづきレジェンドが日本のボクシング界をスルーして新興格闘技団体のリングに上がるわけだ。複雑な思いだ。相手はキックと総合のベルトを持つ鈴木なのだが、本来パッキャオと同じにステージに上が
不利の予想の多かったウシクがフューリーを下しヘビー級統一王者となった。これは快挙であろう。スプリットであったがウシクの勝利は明白というか、私には快勝に見えた。序盤はフューリーの体格差によるパンチの重さが印象的であったが、ウシクの動きは非常に良くビッグヒ
京口が韓国で執り行われたパラスとの再戦で判定負けした。既に非常に多くの方々が意見を述べている。京口に至っては自身のユーチューブにて引退も示唆してしまっている。私の採点では京口に辛めにつけても97-93であった。全般的に見てパラスがビッグパンチを空振りしてそ
充実の二団体統一王者寺地と豊富な世界戦キャリアを誇る元二階級制覇王者ブドラーの激突ということで見かけは超豪華カードである。しかしブドラーが最軽量級第一人者であったのは過去の話。もう底は見えている。寺地の中盤KO勝ちと予想する。ブドラー独特のチョコマカ
本場ラスベガスで説得力十分の二階級制覇を達成した中谷の初防衛戦だ。早くもスーパーフライ級最強の声もあがるが、全く悪い気がしない。国内でも好パフォーマンスを見せてくれると期待している。相手はエストラーダに善戦したコルテスだが、中谷のワンサイドゲームで後
エキマで井上本人の解説付きのフルトン戦の放映があった。ここのところ他競技というか体を張った演芸大会みたいなところで3000戦無敗の奴が負けたのだの、地方で竹原氏、畑山氏も被害を被った詐欺興行だの、ドーピング陽性だの品格のかけらもない事象が相次いだ。バスケが
慶応高校が107年ぶりに甲子園で優勝し、朝っぱらから隅から隅まで慶応一色であった。「長髪」「エンジョイベースボール」「大応援団」と豊富な話題を振りまく。政財界、マスコミ、芸能界と各方面で活躍しているOBも多く、朝っぱらかウザくなるほどTV番組中心に大騒ぎしてい
意外なワンサイドゲームでクロフォードが見事初の二階級に渡る四団体王座統一を成し遂げた。三団体統一王者にしてP4P上位に評価されるスペンスが並みの挑戦者に見えてしまうほどの試合であった。クロフォードが強すぎる、実力に大きな差があったという評も多い。私個人的
今年最高のカードである。クロフォードが勝てば二階級における初の四団体統一王者となる。首尾よくいけば井上は今年中に二階級四団体統一王者になれそうなので先を越されてしまう。井上が史上初となるにはスペンスに勝ってもらいたいところだが。この試合実力者同士でま
井上の見事な四階級制覇であった。特に危険な場面はなく完勝と言える内容であった。まずは実力差通りであったと思う。展望では「ジャブ」「クリンチワーク」へに対応が鍵で出入りでコツコツ崩すべきと書いた。しかし井上は別の方法で崩しにかかった。また倒すことにこだ
負けるとは思っていたが予想以上の大敗であった。ここ数年の国内開催の世界戦ではここまでの惨敗は記憶にない。相性と言うのは恐ろしいもので五輪銅メダリストの肩書を引っ提げてプロ入りした選手が何もできなかった。正直論評のしようがない。ボクシングに詳しくない人
試合当日に近づくにつれ世間は盛り上がってきている。ただ個人的にはもうひとつ気持ちが盛り上がらない。フルトンって誰?という感じなのだ。王者になってから知った選手だし、何かビッグファイトをやっているのか。米国でも特に目立った存在ではない。実力派王者である
ようやく実現した清水の世界戦。デビューから7年とは五輪メダリストにしては随分時間がかかってしまった。コロナで世の中的にはほぼ3年棒に振った。ボクシング界も同様で引退を余儀なくされた選手も多い。清水の場合本来ならデビュー2年くらいに世界戦を実現させるプラン
予想通り井岡が普通に勝ったが、両者とももうひとつピリッとしなかった印象。井岡は巧いがきれがなく、まさに日に日に退歩しているように見えた。フランコも一回り大柄に仕上げてきたが、妙に元気がなかった。前戦のような突進もスピード感もなかった。点差は意外と小さ
フランコがなんと3キロも体重超過で王座剥奪となった。当日の再計量の上限が58.9キロとは、、、本来のスーパーフライの上限は52.1キロ。規定体重からのリバウンドの58.9とオーバーした55.1からの58.9ではだいぶ違う。何という不公平。井岡もよくこんな条件をのむな。興
井岡にとってまさに勝たなければならない一戦だ。負ければビッグマッチ進出どころか進退問題、その他批判にさらされる等自身の価値を大きく下げてしまう可能性が高い。卓越した実績の割に低評価にならぬよう必勝を期して臨みたい。本題に入る。再戦の場合、引き出しの多
残念ながらロマの敗戦に終わった。私の採点では114-114のドロー。しかしどちらが優位かと聞かれたらヘイニーと答えるような内容であった。ロマ自身、ウクライナ人と思われる観客は非常に不満げであった。確かにこれと言ってパワーショットは貰っていない。軽いながらも
見事なKOで中谷が二階級制覇を達成した。最後のすれ違いざまの左フックもすごかったが、奪った三度のダウンが全て異なるパンチというのもすごい。KOシーンもさることながら自在な身のこなし、多彩な角度のアッパーとその華麗なボクシングに魅了された米国の観衆も多かった
四団体王者のヘイニーにかつてのP4Pロマチェンコが挑む。ロマは十分歴史に名を残す名王者なのだが、意外とここぞという時に負ける。最短記録のかかったサリド戦しかり、四団体王座統一戦に向けた関門であるロペス戦しかり。アリ、デュラン、パッキャオのような真のスーパ
井岡返上の王座決定戦にネクストモンスター中谷が出場する。ベガスのビッグファイトの前座として組み込まれた。相手は元王者の実力派モロニーだ。王座獲得は当然ながら本場でインパクトを残したいところ。予想は、中谷の判定勝ちで二階級制覇達成とする。中谷とモロ
デービスの圧勝であった。勝負を分けたのはディフェンスを中心とした技術の精度の差であった。基本睨み合いの多い試合であったが、ガルシアは攻めると打ち込まれていた。2Rも7Rも攻め込んだところにカウンターを合わせられていた。ガルシアのハードヒットは皆無。デービ
今年一番の好カードと言えそう。お互い無敗、KOパンチャー、全盛期のスター同士という非常に珍しい組み合わせ。もっとも無敗と言っても試されていない部分も多く、お互い初めて強敵を迎えると言ったところであろう。楽しみなのはお互い野生の勘で戦う感覚派であり、どんな
日本有数の名門ジムであった今は亡きヨネクラジムの会長米倉健司氏がなくなった。ペレス、ベセラと言った名王者としのぎを削った日本のプロボクシング初期の名選手にして数々の名選手を輩出した名伯楽であった。ヨネクラジムと言えばダウンタウンテイストの住宅地に位置し