# 同様の内容をFANTIAにも投稿しています。 残業上限の80時間に迫るほどの残業の割にはかなり読めた。 紺碧の艦隊シリーズを読破。 旭日の艦隊を読みたいところだがAmazon kindleでの扱いがないのでどうしようか考え中。 情報処理の試験があったので関連する本も読んだ。 図書館で探したのだが、監査をする側の本はあまりなかった。 元々それほど需要のあるようなジャンルではないので仕方がないところ。 で、色々…
読んだ本の感想を掲載します。
架空戦記や図書館の新着図書で気になったものを読んでいます。 本を読むということは著者との対話であるという考え方から、書かれた内容ではなく著者の姿勢・態度について言及する場合もあります。
皇国の最強艦隊【上】昭和維新成就 (コスミック文庫) 著者:羅門祐人
(上下巻まとめて) 天皇陛下が直接裁可を下すという体制を構築し、王家を持つ英蘭を支援しつつ米独との戦いを描いている。海軍が主流となり守る戦いのみを目指すも、世界情勢の変化で外地へ赴かなければならなくなる。国内においても旧統帥派と旧皇道派の対立など多層構造で物語が進んでいく。また、戦場で核兵器が使われてしまった後の対応などは非常にリアルである。さらに、ほかの作家ではにおわせる程度だったことをやって…
地図とデータで見る軍事戦略の世界ハンドブック 著者:ブルーノ・テルトレ
主にフランス戦略研究財団(FRS)の研究員らによる、タイトルの通り地図とデータをふんだんに用いた軍事論文集。「戦略、原理、手段」として軍事の基礎、「プレーヤー」では欧米やロシア、中国の軍備や特性を解説している。そのうえで、「危機・緊張」では現在の紛争地域や将来的に軍事衝突が起きる可能性の高い地域と当事者や各国の軍がどうかかかわっているかの概要を述べている。「未来の戦争」は少し毛色の異なる内容で、気…
(上下巻まとめて) 戦艦の建造を取りやめ航空主兵となった帝国海軍の戦いを描いている。当初は物量で押していた日本も、米国の反攻により出血を強いられる戦いが続く。スリリングな展開が続く一方で双方決め手に欠ける印象が強く、ずるずると戦いを引き延ばしているような印象を受けた。また、最終決戦も、お互いにそういう作戦ではあるが、遭遇戦のような始まり方で微妙に盛り上がりに欠ける。 最後の台詞でノベルス版を読…
Q&A形式で身近な疑問に回答する形式。宗派の違いは最低限に抑え、仏教の全体像を見せている。また、日常生活に仏教が深く関わっている様子を見せることに重きを置いているようで、宗教としての仏教の解説はかなり抑えめになっている。
超武装戦闘機隊【上】新型「毒蛇」誕生 (コスミック文庫) 著者:林譲治 評価:★★★☆☆
(上下巻まとめて) 技術によって戦略が変わるということを描いた林譲二らしい作品。航空産業を軸にして工業技術水準を向上させる過程で、陸軍と海軍で同じ規格のエンジン、戦闘機、そして教育カリキュラムを導入することで生まれた双胴戦闘機「毒蛇」の活躍を描いている。戦闘機に限らず可能な限り規格を共通化することで、生産性や整備性が向上するあたりは技術に携わっていれば納得のいく話である。また、戦闘機のエンジンを…
※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 11月に読んだのはこの3冊。 仕事がかなり忙しくて3冊しか読めなかった。 『地図とデータで見る軍事戦略の世界ハンドブック』 著者:ブルーノ・テルトレ 出版:原書房 『新生・帝国海空軍【上】世界初! 航空電撃戦 (コスミック文庫) 著者:原俊雄出版:コスミック出版 『新生・帝国海空軍【下】米西海岸爆撃 (コスミック文庫) 著者:原俊雄出版:コスミック出版 <ピ…
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# 同様の内容をFANTIAにも投稿しています。 残業上限の80時間に迫るほどの残業の割にはかなり読めた。 紺碧の艦隊シリーズを読破。 旭日の艦隊を読みたいところだがAmazon kindleでの扱いがないのでどうしようか考え中。 情報処理の試験があったので関連する本も読んだ。 図書館で探したのだが、監査をする側の本はあまりなかった。 元々それほど需要のあるようなジャンルではないので仕方がないところ。 で、色々…
# FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 9月に読んだのはこの5冊。 単純に忙しかったということもあるのだが、 月初めにコロナに感染してしまったことも原因。 土日に39度の発熱と平熱を繰り返し咳もひどいので月曜に病院へ行ったらコロナだった。 月曜の朝は咳はひどいものの平熱だったので、とりあえず在宅で勤務することにして 途中抜けて病院で咳止めをもらうつもりだったが、念のため検査したらコロナ陽性…
ただ様々な「こまいぬ」の写真を載せているだけの本。それも名所ではなく地元の人しか訪れないようなところの狛犬ばかり。しかも、それぞれの由来であるとか、一応、狛犬好きの中では通じる分類のようなものはあるが専門的な解説は一切ない。何か書いてあると思えば「○○に似ている」とか「ゆるい」とかの感想。狛犬が好きで写真を撮って本にしたとしか思えない内容。だからこそ様々な狛犬を眺めることができるという面白み…
# FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 8月に読んだのはこの9冊。 フルに夏休みがあったがそれ以外が仕事で忙しく、 その休みも色々とやらないといけないことがあったりで なかなか時間が取れず10冊に届かなかった。 『紺碧の艦隊5 新憲法発布・暗雲印度戦線 (徳間文庫)』 著者:荒巻義雄 出版:徳間書店 『紺碧の艦隊6 電撃ロンメル軍団・日米講和成る (徳間文庫)』 著者:荒巻義雄 出版:徳間書店 『紺…
タイトルのつけ方や巻末にクイズがあったりするので一見すると子供向けの様に見えるが実際は一般向け。漢字にルビが振られていないことを見ても明らかであるが、ある程度の人体の知識がないと理解できないような突っ込んだ解説もあったりする。さらにはアレの長さの話題とか、 子供向けではありえないことが書いてあったりもする。 <広告> 徹底精密図解人体のふしぎ: …
朝鮮出兵で手薄になった大阪城を真田昌幸が乗っ取るところから始まり、秀吉が九州から戻ってきて対峙するというものであるのだが、主要な武将は朝鮮出兵のため九州の名護屋か朝鮮に集結している状況。だからこその乗っ取りであるが、その後もほとんどの武将は九州にとどまり、秀吉vs昌幸という非常に限定された戦いとなっている。多くの作品では双方に味方が駆けつけて最後には関ヶ原の合戦のような天下を二分した戦いへとつな…
2008年の路面電車の本。電動化が環境問題の解決にそれほど効果がないことが明らかになった現在、散りばめられた環境問題の解決策というフレーズが虚しい。都市交通の抱える問題に対する解決策の一つとしては有効ではあるが。 <広告> 世界のLRT(キャンブックス)
言語仕様を紹介するようなものではなく、目的別、パラダイム別に言語を紹介している。ではカタログなのかといえば、カタログとしても中途半端。 目的別には最近需要の高まっている組込み系も入っていないし、パラダイム別に言語を紹介しているわけでもない。正直なところ何を伝えたいのかが見えてこない。 <広告> プログラム言語の掟 (I/O BOOKS)
ハンゾウを主人公にしたオリジナルストーリー。オリジナルストーリではあるが単にキャラクターだけを使ったようなものではなく、ワーヒーの「2JET」までを軸に「ニンジャコマンドー」や「痛快GANGAN行進曲」の要素を絡めた展開となっている。そしてADKの中の人が参加しているので安心して読むことができる。 ゲーセンではストリートファイターやKOFよりもワーヒーで遊んでいたこともあって特に好きな作品。このワーヒーの新…
#FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 7月に読んだのはこの13冊。 分散したはずの仕事がまた集まってしまい12時間勤務が続いたが10冊を超える本を読めた。 写真や絵の多い本で冊数を稼いだような形ではあるが、 無意識のうちに仕事とは全く関係がなく、眺めるだけで気分転換できそうなことを求めた結果かもしれない。 『紺碧の艦隊3 空中戦艦富士出撃・風雲マダガスカル (徳間文庫)』 著者:荒巻義雄 出版…
# 同様の内容をFANTIAにも投稿しています。 6月に読んだのはこの12冊。 仕事が忙しくなる予定だったがスケジュールが後ろにずれて結構時間ができたので 読書の時間をとることができた。 その分後で忙しくなりそうであるが今のところは集中することはなさそうな雰囲気。 『関ケ原六文銭記1 昌幸の野望 (歴史群像新書)』 著者:神尾秀 出版:学研プラス 『関ケ原六文銭記2 秀吉の混乱 (歴史群像新書)』 著者:神尾…
※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 5月に読んだのはこの6冊。 連休もフルに取れて仕事の内容が変わって 読書の時間が取れるかと思ったがそうはならなかった。 連休はこまごましたことで時間がとられ、 仕事は逆に忙しくなってしまった。 『線状降水帯 −ゲリラ豪雨からJPCZまで豪雨豪雪の謎− (極端気象シリーズ 6)』 著者:小林文明 出版:成山堂書店 『世界のLRT(キャンブックス) (JTBキャンブックス)…
(1〜3巻まとめて) 久しぶりの戦国時代の架空戦記。黒田如水の暗躍物。 石田三成と大谷吉継はこれに気づいているが三成は人望、吉継は病により動けないという状況であり、 結局東軍西軍ともに如水に翻弄されてしまうというもの。 状況説明が多いのが少々気になったが、このおかげで誰がどこにいるのか、 何をしようとしているのかが明確になっているので不要と言いづらい。 特に戦国時代ではややマイナーな東国の武…
※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 4月に読んだのはこの13冊。 少しづつ読み進めていたものがちょうど読み終わったり、 イラストが多くてすぐに読み終わったり、 コミックを一気読みしたりで10冊を超えた。 仕事が忙しいのは変わらないがコンスタントに読めている。 5月以降はその仕事も内容が少し変わったり、 周囲の状況が変わったりで読書の時間が取れるかもしれない。 『ワールドヒーローズ(1) (ヒ…
※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 3月に読んだのはこの6冊。 2月に続いて仕事が忙しくてなかなか読書の時間をとることができなかった。 夏ごろまではこの状況が続きそう。 そして、これまで「可能なら」やってほしいといわれていたマネジメント系の仕事だが、 「可能なら」が無くなって明確にやってほしいといわれてしまった。 一応、徐々にマネジメント側の比率を増やせばよいとは言われていたが、 3月は…
※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 2月に読んだのはこの7冊。 仕事が忙しくてなかなか読書の時間をとることができなかった。 『超武装攻撃編隊【上】新鋭巨大機奇襲作戦 (コスミック文庫)』 著者:林譲治 出版:コスミック出版 『超武装攻撃編隊【下】超弩級空中戦艦、出撃! (コスミック文庫)』 著者:林譲治 出版:コスミック出版 『沈黙の声(翻訳版)』 著者:H・P・ブラヴァツキー 翻訳:星野 …
テスト設計の特集。 職場でテスト設計の話題が出たときに見かけ、 テストは重要というものの体系的に学ぶことがあまりない。 仕事の一環でテストをしているだけではなく、情報処理技術者試験を受験していたり、 一応JSTQB 認定テスト技術者資格を持っていたりするので 知らない人よりも知っているがこれらの範囲を超えるようなことは分からない。 最新の情報や今後につながるような何かしらのヒントがあるかもしれないと思…
マインドフルネスに関する14本の論文集。基本的にはマインドフルネスの効果や科学的根拠、また、どのようなタイミングで実施すればよいかなど肯定的な意見が多い。一方でマインドフルネス目標達成のためのツールと考え「いま、この瞬間」ではなく未来を見ていたり、マインドフルネスと称して瞑想で現実逃避したり、さらにマインドフルネス瞑想を強制してストレスを増大させるようなやり方をしている場合があることも指摘してい…
バレットジャーナルと聞いてイラストなどでデコレーションしたスケジュール帳を思い浮かべるかもしれないが、本来は非常にシンプルなものである。本書は本来のバレットジャーナルの入門書となっていて、バレットジャーナルの基本から著者の使い方、そして一般の人の使用例が掲載されている。一般の人の使用例はある程度デコレーションされているものの、デコレーションを目的としない程度のもの。バレットジャーナルの使い方は…
※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 1月に読んだのはこの13冊。 正月休みは特に出かけなかったので読書の時間をとることができた。 『超武装空母「大和」(1)逆転の奇策!極秘航空艦隊 (コスモノベルズ)』 著者:野島好夫 出版:コスミック出版 『超武装空母「大和」(2)日米航空艦隊、南洋の激突! (コスモノベルズ)』 著者:野島好夫 出版:コスミック出版 『超武装空母「大和」(3)連戦連破!最強機…
奈良京都愛知を行ったり来たり。奈良京都は平城遷都1300年や光明皇后遠忌1250年の秘仏開帳にふたりの上人ブームが合わさりなかなかの密度。そこに神社に古墳、さらに愛知の円空仏、鉄地蔵が加わり、観光地を中心に巡っているのにいつも以上に濃密な見仏になっている。美術的な視点と信仰の視点の双方から見ることができるというのは20年以上見続けてきたからこそだろう。一方で今になって上人像の存在に気づくというのも興味深…
ゴールデンガイド篇と銘打ってメジャー処を巡ろうと画策するもいつも通り。内容もいつも通り。旅の楽しさ、横道にそれつつもマニアックな視点での感想が子気味よく綴られている。仏像のあるところがメジャーだとごまかしているが、実のところメジャーだったりする。奈良、京都中心で舞台でおなじみの清水寺にも行っているし、福島は白虎隊所縁の地に赴いている。ゴールデンガイドというには多少マニアックではあるが、どうやっ…
成功を得るためには何をすべきか?ということを検証している。ひたすら練習をするということが重要であり、成功には才能は関係ないという。つまり成功に必要なのは才能ではなく練習であるということになる。にわかには信じがたいことであるが、これを説明するために全体の1/3を費やし、要所要所でもこのことに繰り返し触れている。 音楽大学での研究がそれを証明している。入学時はそれほど差がないのに卒業後の進路には大…
タイトルには反宇宙とあるが実際には量子論のしかもCP対称性の話。ただ、タイトル詐欺というわけではなく、反宇宙を説明するには量子論、そしてCP対称性を説明する必要があるため、それにほぼすべてのページを割いているという状態。実のところ量子論自体がある意味で反宇宙の説明でもあり、反宇宙が存在しない理由も現状ではCP対称性の破れであると理解されているため、反宇宙の説明=量子論の説明となってしまう。 左ペー…
「取り返す」と「取り戻す」のように字面が似ているもの、「美しい」と「きれい」のように意味が似ているもの。これらの違いを分かりやすく解説している。イラストや例文もあって分かりやすい。
9月に読んだのはこの4冊。 『仕事も人生もうまくいく! 【図解】9マス思考マンダラチャート』 著者:松村 剛志 出版:青春出版社 『自動車のメカニズム (図解雑学)』 著者:古川 修 出版:ナツメ社 『世界遺産 建築の不思議 (図解雑学)』 著者:天井 勝海 出版:ナツメ社 『燃えつきた反宇宙 (図解雑学)』 著者:広瀬 立成 出版:ナツメ社 仕事が忙しくなかなか読書の時間が取れなかったが、 強制的な有給取…
台風や豪雨などでも記録、記憶に残るような天気を天気図を使って解説している。事象や原因だけでなく、「こんな天気図になったら要注意」として同様の現象が起きる可能性のある典型的な天気図を示しているので、天気の予測に役立つかもしれない。雨や雪の異常気象ばかりで、最近の異常な暑さの解説がないが2014年の本なので仕方がない。続編のようなものがあれば、猛暑の解説も読んでみたい。
組織において、年長者がこれから果たすべき役割についての提案。教え、教わるという立ち回りを基本として、これまでの経験や人脈を生かして組織の潤滑剤としての役割を果たせるのではないか、ということである。主にスタートアップなどの若い企業に欠けているものを年長者はもっているから、スタートアップで働くことができる。むしろスタートアップのような企業にこそ必要な人材であるという。確かにその通りで、基本的に新し…
※FANTIAにも同様の内容と投稿しています。 8月に読んだのはこの4冊。 『見仏記 ゴールデンガイド篇』 著者:いとう せいこう 出版:角川グループパブリッシング 『見仏記 ぶらり旅篇』 著者:いとう せいこう 出版:角川グループパブリッシング 『こんなに凄かった! 伝説の「あの日」の天気』 著者:金子 大輔 出版:自由国民社 『何がちがう?どうちがう? 似ている日本語』 著者:佐々木 瑞枝 出版:東京堂出…
文化と科学そのものを扱うと思っていたので、想像していた内容とは異なるが、ルネサンスで起きた変化の本質を知ることができた。主に文学での表現の違いからルネサンスという時代を見ていくことになるのだが、そこには人間というものが見て取れる。ある寓話では元々「男」と表現され人物は、ルネサンス期の再構成で名前と性格が与えられ、さらに行動の背景、心情が描かれるようになっている。また、天動説から地動説への移行期…
書物がどのように扱われてきたか、注釈書がどのように作られてきたかに着目し、当時の学問がどのようなものであったかを紐解いている。どうにかしてうまく書物を活用できないか、という試行錯誤がそこにあり、その結果が現代に受け継がれているということが見て取れる。注釈はそれだけで書物になるほどの量があるが、その原因が、その文章の基になるもの、意味の基になるものが「必ず」存在しているという考え方に由来している…
※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 7月に読んだのはこの5冊。 読みかけのものを読み終えただけ。 7月も残業時間が協定時間を超えたものの6月よりは少なかったが、 業務の難易度が高くて疲労感が半端なく、 やはり脳が本を受け付けないという状況だった。 『シリーズ 地域の古代日本 出雲・吉備・伊予 (角川選書 659)』 著者:吉村 武彦 出版:KADOKAWA 『中世の書物と学問 (日本史リブレット)』 著者:小川 剛生…
出雲・吉備・伊予は大陸文化の通過地点であるだけでなく、日本海側と太平用側をつなぐ回廊であり、様々な文化が交わる地域でもある。これらの地域にスポットあて、代表的なトピックスから古代の様子を紐解いている。出雲は製鉄や出雲大社、吉備は古墳、伊予は山城と限られた内容であるが、最新の発掘の成果に触れることができる。いずれも大陸文化の影響があり、まさに大陸への窓口であったことが分かる。歴史が下るにつれて東…
偶然残っていた資産の記録からジェントリの生活の様子がどのようなものであったかを明らかにしている。もちろんそれまでの研究の成果があり、そこに生の情報としてのメモ書きが加わることでより深いところに踏み込むことができるようになったということではあるのだが、それでもちょっとしたメモ書きから地域での地位や生活水準、季節ごとの行事に対する取り組み方などが分かってしまうことに驚きを禁じ得ない。
発掘が進んだおかげで歴史の授業で習った世界とはかなり違ったものになりつつあるのを感じた。謎の坂舟石もそろそろ謎ではなくなりつつあるのは少し寂しい気もする。
(全二巻まとめての感想) 超戦艦といってもただ速力が早いだけである。調整を間違えばちぎれたタービンが機関室内を暴れまわるぐらいなのでトンデモ技術も使っていない。戦艦を飛ばしたり、地面を走らせたりする著者の作品とは思えないほど普通。速力を活かした戦いはするが、速力ですべてを解決するようなこともせず実にオーソドックスな内容となっていた。 かなり前にノベルズ版を読んだことがあるが、加筆修正があるとい…
聖書研究の一分野としての解説。どうしてもオカルトの側面で語られてしまうグノーシスについて、本当はどのようなものであるのかを丁寧に解説している。初めて知ったのだが、グノーシスといっても大きく3つの流れがあり、さらにそれぞれが全く異なったものであるという。またそれがグノーシスの研究の難しさにもつながるという。そもそもがグノーシス派側の文献がほとんど残っておらず、残っている文献も批判側(体制側)の批判…
6月に読んだのはこの4冊。 読みかけのものは何冊かあるけど読み終わったのはこれだけ。 かなり仕事が忙しく、難易度も高くて脳が本を受け付けないという状況だった。 『飛鳥の宮と寺 (日本史リブレット)』 著者:黒崎 直 出版:山川出版社 『中世のジェントリと社会 (世界史リブレット)』 著者:新井 由紀夫 出版:山川出版社 『遺跡からみた古代の駅家 (日本史リブレット)』 著者:木本 雅康 出版:山川出版社 …
※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 5月に読んだのはこの15冊。 連休の半分ぐらいは出勤の可能性があったので出かける予定を入れていなかったが 出勤しなくても良くなってしまって大量に時間ができてしまった。 ということでたくさん読めた。 『超戦艦艦隊(1) 最強戦艦出撃!』 著者:青山 智樹 出版:アドレナライズ 『超戦艦艦隊(2) 史上最大の海戦!』 著者:青山 智樹 出版:アドレナライズ 『縄…
大きく二部構成。とりあえず電気自動車はどのようなものか、どんな部品を使っているのかを知りたければ、アーキテクチャ設計や構造、機能などの電気自動車の全体像について解説している前半部分で十分だろう。少々足りない部分もあるが、足りないと感じた部分については、それを中心に扱った資料にあたればより深く知ることができる。 後半部分は後半はモータ、モータコントロール、電力変換、蓄電デバイス、バッテリマネジ…