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2018/09/30

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  • 脳と心

    妻は、私の脳の中でしか存在しなくなった。 “リアルな妻”は、もう見ることは出来ない。 脳内に出てくる妻は、 夢の中に出てくる妻、過去の思い出の妻、の2種類であり、 色は、いつも白黒のように思える。 “リアルな妻”は、しっかり色がついていた。 まず、この点が違っている。 更に...

  • 私でよかったのか

    私は人に誇れるものは、ほとんどないけれど、 一つだけ、多分、世界で一番だと思えることがある。 それは、妻のことをどれだけ知っているかということだ。 (厳密に言えば、妻が一番で、私が二番なのではあるが・・・) 妻の母親と二人の姉はどうだろう。 毎年、大晦日に、妻の実家を二人で...

  • 人生のまとめ

    妻とは、1年付き合って、24年半一緒に生活した。 その24年半を分割すると、 妻が健康だった時の24年余りと、 4か月半の闘病期間に分けられる。 妻も私も、この4か月半の間、二人の生活の最終段階を意識し、 お互いに相手を一生懸命見つめ、凝縮された生活であった。 余命1年の告...

  • 喪失感と後悔

    思い出には、いい思い出と、良くない思い出がある。 妻に対しても、いい思い出と、良くない思い出がある。 例えば、 妻の屈託のない笑い顔、 妻の面白い行動、 妻との日々のふれあいなど “いい思い出” が頭の中で再生された時、 一瞬、心地良くなる。 しかし、 すぐに、心は一転して...

  • 生と死

    命がなくなる時=死 命がある時=生 妻がいる時は、 私は“生”を続けることが、義務だと思っていた。 それは、 妻を私が看取ることが、私の責務と思っていたので・・・。 妻も、自分が看取られる方を望んでいた。 妻が先に亡くなり、二人が望む結果となった。 妻が50代で亡くなること...

  • パソコンが壊れた

    暑い日が続く。 暑さに弱い私が設定している「耐える3ヶ月」の2ヶ月が終わった。 あと1ヶ月耐えれば、期間終了となる。 今後、更に温暖化が進むようだと、 私の“エアコンなし生活”に限界が訪れるかもしれない。 10日ほど前からマウスの反応が悪くなり、 そして、15日(木曜)夜に...

  • 「点」であった妻

    私は、妻を「点」として見ていた。 一点集中という言い方があるが、 私は妻に一点集中していた。 私から見て、 妻は、「面」」の中に存在している人ではなかった。 妻は、唯一無二の「点」という存在だった。 1点だけ見ていると、比較するものがなくなり、 妻に集中することが出来た。 ...

  • 夢が現実になる時

    パリオリンピックが閉幕した。 水泳が低調で、レスリングのメダルラッシュ(特に金メダル) が目立つ大会だった。 今回のレスリング出場者には共通の点があって、 試合中は積極的な動きで勝利を掴み取り、 試合後は、観客席の人たちとふれあって、喜びを分かちあい、 インタビューでは、揃...

  • “妻への強い想い”が伝わる

    5年満期の生命保険満期返戻金が振り込まれた。 ドル建ての保険で、契約時はドル円が107円だったのが、 精算の基準日である8月5日の145円で計算されたため、 払い込み額を大きく上回った。 振り込まれた金額の一部で新規の保険に入る前提で、 保険会社の担当のSさんと、昨日の夕方...

  • 株暴落

    私は、大きな金額ではないが、株式投資をしている。 8月2日の金曜日、 2000円を超える史上2番目の下げがあった。 その日の午後、反発を予想して1銘柄購入したが、 8月5日の月曜日、 ブラックマンデー超えの、4,000円を超える史上最大の下げ幅となった。 8月6日の火曜日は...

  • 奇蹟をもう一度

    妻と出会ったことは奇蹟と言えるかもしれない。 私が32歳の時、 大阪から東京への転勤がなかったら、 妻と出会うことはなかった。 結婚式を挙げた時、妻は33歳、私は38歳、 当時だと、お互いに結構な晩婚に当たる。 妻は、 高校の同級生と大学(別々の大学)に入ってから付き合い始...

  • 「悩み」と「悲しみ」

    新聞を読んでいて、 記事の下に掲載されているビジネス総合誌の広告の内容に 目が留まった。 「70代の悩み」と書かれており、 私は、あと2ヶ月半で70歳になることから、 少し気になり、広告に書かれている内容だけは、 目を通した。  老後が長すぎる  ボケる・ガンになる ...

  • 過去、今、未来

    体は、 「過去・今 」は経験している。 「未来 」は、経験していない。 一方、 頭の中では、 「過去」に行ったり、「未来」に飛んだり出来、 まさに、 いつでもどこでも移動可能な“タイムトラベル”の様相を示している。 「過去・今」、「今・未来」、「過去・今・未来」、 毎日、 ...

  • 運動をした後、涙を流した後

    私は、 心の中にある重たいものが、一時的に取り除かれる時がある。 それは、2種類あって、 一つが、運動(テニス)したあと、 もう一つが、涙を流したあと。 この状態の時は、 絶対に勝てないと思っていた“喪失感”に、 間違いなく勝っている。 しかし、この状態は有限であり、 経験...

  • 妻は直感の人

    20日、 ベランダ前から、蝉の鳴き声が聞こえ始めた。 夏を感じるとともに、妻を思い出す。 妻は毎年、蝉の鳴き声を聞くと、 「蝉さん偉いね。毎朝4時○○分に鳴き始めるのよ」 と言って、私に報告していた。 妻の寝室はベランダ側であるが、 私の寝室は内廊下側なので、 早朝の蝉の声...

  • 時間とお金

    妻が生きてる時は、 二人のいい老後のためには、 時間とお金は大事で、 この二つについては、先を見据えて生活していた。 時間は、 目に見えないが、体感として知ることが出来る。 生きてる間は、誰もが平等に持つことが出来、 長生きした人ほど、生涯に持つ時間は多くなる。 お金は、 ...

  • エアコンなしの生活

    暑い日が続く。 暑さに弱い人、寒さに弱い人、 私の周りにそれぞれいるが、 私の場合は、暑さにめっきり弱く、寒さには強い。 会社勤めの頃、同じフロアに社員が40人ほどいたが、 おそらく私が寒さに一番強かったのではないか。 暑さに対しては、一転して弱くなり、 動きが緩慢になって...

  • 家族がある人、ない人

    関西に住んでいて、東京に出張した時、 年に2回ほど連絡してくる学生時代の友人から電話が入った。 11時50分の電話で、 12時半に、新橋で会うことになった。 昨年12月19日にも電話があったのだが、 私がスマホを消音にしていて電話に気付かず、 会えなかったという経緯がある。...

  • 終活作業内容

    私の生活で核となっている終活作業の状況を 時々記録させていただいているが、 今日も書かせていただきます。 (ブログを、記録帳代わりで使っているみたいで、すみません) 今回は、 やるべきことの整理のため、 それを書き出してみました。 生前作業 ■部屋内の整理(生前整理) ■パ...

  • 安らぎの時間

    妻に先立たれ、私の生き方は変わった。 人に迷惑をかけない 目立とうとしない 凡庸に生きる そして、妻を想う このような生き方をしていると、 自分の心に正直になってる感じがする 仮想の妻を横に置き、 妻が私に何を求めているかを常に考えながら生活し行動している。 以前は、 社会...

  • 記憶

    私は、“妻の記憶”と共に、毎日を生きている。 妻の肉体は消えてしまったが、 “妻の記憶”は、私が亡くなるまで生きているはずだ。 年をとると、確実に記憶力は落ちる。 私も、 思い出せないことや、忘れることが増えているように感じている。 でも、“妻の記憶”は、特別であり、 私の...

  • 触れ合い

    肌と肌の触れあいは、夫婦間以外では、あまりないのではないか。 親しい友人、趣味(テニス)の仲間、パソコン教室の先生 外食先の店員、生命保険の担当者、 親しい相手であっても、体に触れることはないことがわかる。 触れる場面があるとしたら、 テニスの時、ダブルスのパートナーとの間...

  • 妻の存在

    妻が亡くなって、心が空洞化し、空虚感が作られた。 これを埋めることは出来るのだろうか。 針が「過去」を示しているため、今が「空洞」になっているのだろうか。 「今」と「過去」のバランスが悪い。 “過去”に心が偏りすぎてはいないか。 “今”の比率を上げた方がいいのではないか。...

  • 大きな後悔

    ドル建て保険の満期が近くなっており、 担当営業から連絡があり、 一昨日、会って、今後についての話をした。 保険に入った5年前から、大きく円安になっていることで、 解約返戻金は、払込金額を大きく上回りそうだ。 担当者は、30代後半の女性で、 フルマラソンを走ったりして、積極的...

  • 6つの、妻との関係

    妻と私の関係は、6つに分けられる。 独身時代:妻の実体はあるが、その存在を知らない時代 結婚生活:妻の実体があり、その存在を認識している時代 妻が亡くなった当初:「妻の実体は完全になくなった」と思っている絶望の時期 今 :妻の魂の存在を半信半疑で願っている 今後 :妻の魂...

  • 外食もいいけれど

    先日、1日中、雨だった。 私は、昼食は、普段は外食にしているのだが、 雨の日は、 大抵、徒歩3分で行ける魚専門食堂の鮭弁当を買って、家で食べる。 鮭弁当は、1年半ほど前は600円だったのが、 1年ほど前に650円になり、半年前に750円になり、 3ヶ月前に800円になり、今...

  • まだ足りない

    「もし、明日私が死ぬようなことがあったら」と 考えることが多くなっている。 妻の死から、 命は永遠でないことが意識されるようになったのと、 いろいろな場面を事前に想定しておきたいと考えているためだ。 ガンジーが “明日死ぬと思って生きなさい” スティーブ・ジョブズが、 “も...

  • 仮定

    妻は57歳で亡くなった。 妻が80歳まで生きていたとしたら と仮定して、 比較して考えて見た。 57歳から80歳まで、 あと23年、妻といっしょにいられたことになる。 23年は、それなりの期間であり、 妻と実際に過ごした24年半と同じぐらいの期間になる。 私は、「まさか」の...

  • 虫の息

    妻は、大人の中に子供の“無垢”を持っていた人でした。 不器用なところなど、 私が好きな女性像を、妻はほとんど満たして持ってくれていた。 私にとっては、普遍性をもった女性でもあった。 妻を見てると、私の細胞が活性化してるのがわかった。 そう思うと、妻との一体感に酔うことができ...

  • 妻からのサイン

    私にとって、妻は3人いる。 過去に存在していた妻、 今、頭の中に浮かぶ妻、 過去に抱いていた未来の妻、 「過去」の妻は、 “肉体”と“魂”を備えていた。 「今」と「未来」の妻は、 確実に肉体は消えており、魂は、残っているかどうかはわからない。 今、そして未来において、 過去...

  • 静かに待つ

    “妻と私の物語”を全部知っているのは、 妻と私の2人しかいない。 主人公は、妻と私のダブル主演。 妻はいなくなったので、 この物語を知っているのは私だけとなった。 この物語の断片を人に話すことはあるが、 他の人からしたら、特に聞きたい話ではないと思うので、 長くは話さないよ...

  • 自由と不自由

    生活の中では、「自由」な時と、「不自由」な時がある。 妻が居た時は、 考え方のズレで喧嘩になり、自分のやり方を断念することもあった。 見たいTV番組を見ている時、 妻は状態を察することなく、 長い時間ずっと私に話かけてきたりと、 言わば、自由が削られている感があった。 その...

  • 水は低いところに流れる

    水は高いところから、低いところに流れる。 これは自然な現象だ。 逆に、現在の位置より上げるには、 ポンプ等で人為的に力を加えることが必要になる。 私が妻に惹かれていたのと、 水が低いところに流れるのは、同じ現象と言える。 なんの力を借りることなく、 私は妻への愛情をぶれるこ...

  • 妻の寿命

    現在、深夜。 ブログを書いている。 シーンと静まりかえっている。 今日も暑い。 エアコンは取り付けていないので扇風機で風を送っている。 部屋の入り口を見る。 そこから、入ってくる妻の残像が浮かぶ。 その残像が、リアルの妻に変わるような感覚が生じる。 ひと呼吸して、「それはな...

  • 永遠の夫婦

    中尾彬氏が亡くなった。享年81歳。 何度か夫婦で出演していたのを見ていたが、 いつ見ても、いい関係を持っている夫婦だと思って見ていた。 “おしどり夫婦”なんだろうが、 他の“おしどり夫婦”と呼ばれる芸能人の夫婦と比べて、 べったりではなく、いい距離感を持った夫婦という印象が...

  • 心の応急処置

    1ヶ月前のブログで、 正味期限が今年の4月までの30個のパックご飯があるのに気付き、 炊飯器でのごはんを一時中断して、 1ヶ月間、“パックご飯”月間とすると書いていたが、 やっと、一昨日最期の1個を食べ終わり、 昨日、1ヶ月ぶりに炊飯器で炊いたごはんを食べた。 当たり前だが...

  • いない妻に対して出来ること

    ”妻の記憶”は、 私を悲しくさせたり、心地良い気分にさせたりして、 私の心を揺さぶる。 ”妻の記憶”がなかったら、 私は、心を揺さぶられることなく、 平和な毎日を送っているかもしれない。 でも、それはつまらない平和だ。 “妻との出会い”は、 私の脳の中に、”妻の記憶”を作り...

  • 子供のいない老人の終活

    私には子供がいない。 妻が亡くなり、私は単身高齢者となった。 終活を始めているが、 終活作業は、 生前にやらなければならないことと、 死んだ後にやらなければならないことの 2つに分けられる。 生前にやることは、私が頑張ってやればいいが、 死んだ後にやらなければならないことは...

  • 「妻の死」の役割

    ”妻の記憶”は、 私の残りの人生に、ずっと寄り添ってくれている。 二人の時間が始まった最初の瞬間に還る。 脳の報酬系が作動する。 二人ではなくなったが、一人でもないと、 私に思わせてくれている。 記憶は、 目で見ることは出来ないが、脳で見ることが出来る。 夢も、目ではなく脳...

  • 掃除

    掃除といえば、部屋の掃除が思い浮かぶが、 心の中の掃除というのがあると思っている。 妻は掃除が苦手な人だった。 片づける気力がなかなか湧かないことが理由だと思っている。 だらしない性格かというと、そうは思っていない。 妻が、発達障害の一種のアスペルガー症候群だったことが そ...

  • 人生に本気で向き合う?

    世間では、「人生100年」というワンパターンのフレーズが、 あちこちで飛び交っていて、 長生きするためには、何を食べればいいか、 1日何歩、歩けば けばいいいか、睡眠時間は何時間がいいか、 いつまでも社会とつながっているのが若さの秘訣、 などと、 寿命を延ばす秘訣をテーマに...

  • 妻のいる場所

    妻は、今どこにいるのだろう。 時々、そんなことを考える。 空の彼方か、土に戻ったか、それとも私のすぐ傍か、 もうどこにもいないのか。 「私の心の中にいる」という言い方も時々するが、 これは、概念化された妻であり、 私が本当に求めているのは具体的な妻であり、 何処にいたとして...

  • 神様の調整

    春は出会いの季節。 入学式、クラス替え、入社式、新年度での移動、など、 新しい出会いが増える環境がある。 男女の出会いについては、 恋愛以外では、 昔は見合い、最近はマッチングアプリでの出会いが増えているみたいだ。 「出会い」があると必ず「別れ」がある。 恋愛中の別れは多い...

  • “思い出”と“悲しさ”

    思い出は、なぜきれいに見えるのだろう。 思い出は、なぜセピア色なのだろう。 思い出は、なぜ私の胸を締め付けるのだろう。 思い出は、なぜ手を伸ばしても届かないのだろ。 私の頭の中には、なぜ妻の思い出しかないのだろう。 頭の中を隅々見渡すと、 端っこに、ほんの少しだけ妻以外の思...

  • 音楽は、思い出を連れてくる

    スーパーで、 何を買おうか ということだけに向いていた意識が、 流れていたBGMが耳に入った途端、 そちらの方に、意識が移った。 その曲は、 曲名を知ることなく、テレビなどで、時々耳にする曲であり、 パリの町並みを歩いている気にさせられるメロディーだ。 これまでは、何気なく...

  • 心の安定を取り戻す

    死別経験者が今の心情を、 「身体の半分を失っている状態」と表現することがよくある。 私も、正にそのような心の状態であり、 毎日、何か足りないと感じながら生きている。 2分の1あった妻が、 私の身体から離れて行ったことが原因なのは明らかだ。 当たり前だが、 体重が半分になった...

  • “命”とは

    現在、パックご飯が食器棚に30個(5袋×6)ほどある。 それはそれで、何ら問題ではないのだが、 正味期限が、全て今年の4月と表示されている点が問題なのだ。 消費期限ではないので、食べても問題はないのだろうが、 今、4月なので、今食べないと、味がどんどん落ちていく。 なぜここ...

  • “普通の人”ではなくなった

    私が持っている “人との交流円” の直径が、 小さくなっていると感じている。 “普通の人”は、 もっと直径が大きい円を持っているようだ。 かつての私は、 普通の人並みの大きさの円を持っていた気がする。 大きい円を持っていると、 他の人の円と交わる部分が出来やすくなり、 人と...

  • 心の中の でこぼこ

    一昨日、歯を抜いた。 7年ほど前のブリッジ療法における土台となっている歯が割れたためで、 これで、2本歯を失ったことになる。 あと、20年以上前に、親知らず を1本抜いている。 その時の痛さの記憶があったため、 抜くことに抵抗があったが、 抜いてみると、1時間ほど微妙な痛さ...

  • “幸せ”を取り戻す

    昼食を終えて、自転車で自宅へ向かっている時、 前方に見える桜の木から、花びらが舞って落ちるのが目に入った。 桜が満開の景色もいいが、 花びらか散っている景色も、風情があって悪くない。 でも、その光景は、命を感じさせ、 すると、妻の姿が脳裏に映し出される。 そして、胸が痛くな...

  • 久しぶりの飲み会

    3日水曜日、 9年前に辞めた会社のメンバーの飲み会に参加した。 私を除いた7人の内訳は、 2人が、妻が亡くなった翌年の2018年5月以来、 2人が、私の退職直後に飲んで以来、 3人は、いっしょに飲むのが初めての人 というメンバー構成だった。 18時半に始まり、3時間半の飲み...

  • 終活は続く

    前日、2つの終活関係のものが片づいた。 一つは、 契約している生命保険2つの内の1つの解約を、 生命保険会社に電話で伝えた。 解約手続きの書類を送付してくれるとのこと。 解約返戻金の額は、一括払いの金額とトントンであった。 もう一つ入っている生命保険は、夏に5年満期となる予...

  • やさしさの迷走

    私は人から、 やさしいとか、やさしそう か言われることが多い。 でも、 私は、やさしい人間ではない 自分のことを一番知っている私が言うのだから、間違いない。 私は、妻に対してだけやさしい人間だ。 ほかの人に対しては、可もなく不可もなく接していて、 特別にやさしくしたいとは思...

  • 過去の自分と未来の自分

    私は最近、外に出かけた時の楽しみを見つけた。 それは、 小さな子供を見る楽しみだ。 何が楽しいのか。 子供は、予測不能な動きをする。 昆虫も、予測不能な動きをする。似てる。 妻も、予測不能な動きをよくしてた。 子供は無垢で純粋。濁ってない。 ゴミボックスの穴の中を、頭が中に...

  • 根拠はなくても、希望はある

    妻の画像や動画を時々見る。 頭の中に映し出される“妻”と、 画像や動画に映っている“妻”との間に ズレがないと感じた時、 ホッとするところがある。 どういうことかと言うと、 自分の妻に対する記憶が、 まだ衰えていないことを確認出来た安堵感とでもいうのだろうか。 妻は間違いな...

  • 妻の話が出来る

    19日火曜日、 パソコン教室で動画に音楽を付ける作業をしている時、 スマホが鳴った。 スマホに耳を当てると、○○ですと言うので、 最初、私はてっきりマンションの管理会社の人かと思った。 (去年、マンションの理事に選任されて、仕方なく毎月理事会に出席している) 「今、忙しいで...

  • 怖いもの

    今の自分にとって怖いものは何なんだろう。 以前であれば、 怖い順に並べると、 妻の死、自分の死、両親の死、認知症、がん、地震、おばけ 嫉妬・妬み 現在はというと、怖いものはグッと減り、 以前に挙げた、妻の死、両親の死、は消え、 しいて挙げれば、 認知症くらいか。 自分の死、...

  • 妻と私の物語

    外を歩いていると、前方に 夫婦と思われる80歳くらいの二人が歩いているのが見えた。 杖をついているご主人を奥さんが支えながら歩いている。 歩き方から、ご主人はだいぶ体が弱ってるように見える。 それを支えながら歩いている奥さんも、 ご主人と同じように体が弱っているように見えた...

  • 生活と人生

    「生活」と「人生」 一見似ているが、違いはある。 文字としては。 「生」は共通で、「活」と「人」が違っている。 「生活」に目を向けている人は、 生きるため、いかに毎日の活動をするかを考え、 そのため、お金、付き合い、健康等に気を使っている。 イメージとしては、水平に目を向け...

  • 水の力

    妻を「水」に例えて考えてみた。 水は、電気を起こす力がある。 水は、美しい景色を生み出す。 水力発電 水が高い所から低いところへ落ちる力を利用することで、電気が生じる。 水の干上がりによるダム湖の水位の減少が起ると、 電気を起こせなくなってしまう。 水を、酸素と水素に分解...

  • 訳あり○○

    私は、 倹約家なのか、節約家なのか、それともケチなのか。 スーパーでの買い物は、 しっかりチラシでチェックしたうえで買っているし、 複数のスーパーのレシートで、商品別の価格を比較して、 傾向を掴むこともしている。 なるべくコンビニでは買い物をしないようにしている。 外食の時...

  • 妻がいない現実

    妻がいない現実を、やっと認めるようになってきているのだが、 たまに、 予期せぬタイミングで、無性に妻に会いたくなる時がある。 その様なこころの状態は、 しばらく時間を置くと収まってくるのだが、 今後も、このようなパターンは繰り返すと思われる。 妻と、物理的に会うことが叶わな...

  • スーパー回りの1日

    木曜日はテニススクールの日。 いつものように、20分自転車を漕いでテニスコートにたどり着いた。 受付に行くと、受付の人から、「今日は休みです」と言われた。 私が、「えっ」というと、その人は「すみません」と言った。 年末年始、お盆の時期の休校以外、年に2回ほど休みの日があるが...

  • 結婚式

    私は、過去の映像を集めて編集して、妻の動画を作っている。 2時間ほどの結婚式の動画をトリミングして、 18分ほどに短縮されたものにしている。 その作業をしていると、 若い時の自分に、一瞬であるが戻っている感覚になる。 作業は止まり、 気が付いたらその映像に見入る時間が長くな...

  • 「変えられないもの」に対しての寛容さ

    ニュースなどで、 生活困窮者に対する炊き出しの風景を見ることがあるが、 炊き出しに来ている人の心理を考えて見ると、 空腹を満たせる喜びもあるだろうが、 こういうところに並ばないといけない自分の現状を見つめてみて、 周りが幸せそうな情景を見たときの疎外感の方が大きいのではない...

  • 本能

    テレビで聞いたのか、新聞のコラムで見たのか忘れたが、 アルツハイマーの人に2回来てもらい、好きな絵を聞いたら 同じ絵を選んだ。 これは、どういうことだろう。 記憶や思考能力が傷害されたとしても、 その人の本能は変わることなく、 美意識は保たれる ということなのだろう。 絵で...

  • 「二」か「一」か

    妻が生きている時は、明らかに二人の人間が存在した。 でも、今は、私という一人の人間しか存在しない。 果たして、そうだろうか。 今でも、二人が存在しているようにも思える。 リビングに置いてある箱の中には、妻の骨がある。 「骨」が人間でないとしたら、 私という一人の人間だけが存...

  • 「素晴しい人生だった」と言いたい

    引き続き終活作業を行っており、 現時点での進行状況を記録しておきたいので、 それを、下に記した。 ■銀行 マンションの管理費、公共料金等、 引落し指定のある銀行を残して、解約出来るものは解約済。 ■ネット証券、生命保険、カード会社は継続。 ■スマホ、公共料金も継続。...

  • 「後悔」は「妻」

    私が仲良くしたくない相手の一つに、「後悔」がある。 にもかかわらず、 後悔は、私と仲良くしたいのか、いくら引きほどいても、 くっついてくる。 時に、腕を組んできたりする。 私は仲良くしたくない。 しかし、 ある時、後悔が腕を組んできた時、 何か懐かしい感覚を覚えた。 それは...

  • かわいい人

    妻を亡くした後に、 自分の中で大きく変わったと思うことの一つであるのが、 人の見方が変わったということです。 歩いていて、すれ違う女性はたくさんいるが、 以前は、背が高くモデルのようなスタイルの女性とすれ違うと、 すれ違った後、その人の残像が頭に残ったりしたのだが、 今は、...

  • 夢の中での“妻の寝顔”

    妻の夢を見た。 いつも私は、寝る時、 自分の部屋から寝室に移り、 妻が生前、寝ていたベッドの上で寝るのだが、 (妻はこのベッドで、添い寝していた私の横で亡くなっている) 昨日は、 自分の部屋でテレビを付けたまま寝てしまい、 目を覚ました時、 自分の部屋のベッドに居ることに気...

  • 妻のいる場所へ

    辛い時に、その人を励ます言葉として、 どんなと時にも“できないという先入観”を持つな 諦めなければ必ず道はひらける どんな人間にも、必ずその人だけが持つ長所がある どんな人間にも、必ずその人だけが生きる理由がある など こういう言葉は、 若い時や妻が亡くなる前であれば、 生...

  • 「ある愛の詩」のラストシーン

    ベッドで仰向けになり、ボーッとした状態で、 妻を想っていると、 昔、高校1年位の時に見た「ある愛の詩」という映画の ラストシーンが頭に浮かんできた。 この映画は、身分が違う二人の男女の、真っ直ぐな愛を描いた作品で、 “愛とは決して後悔しないこと” という名セリフがある。 私...

  • “過去”と“未来”の比較

    “過去”は、 Fixされたもので、 変えることは出来ないし、戻ることも出来ない。 “未来”は、 何もしなくても、常に私の目の前に存在し、 自分で作り上げることが可能な領域だ。 “後悔”は、 戻ることが出来ない「過去」の中に存在する。 未来は、 ゼロから作り上げるものなので、...

  • “妻の記憶”と共に生きる

    妻の記憶は私の脳の中にある。 私だけが持ち得る唯一の記憶だ。 その記憶は、 時に、私に勇気を与え、 時に、私を温かい毛布をかぶせるように、 包み込んでくれる。 妻がいなくなって、当初は、 「生きる意味がなくなってしまった」 という思いが、 私の心の中を全面覆っていたが、 今...

  • 車ごと川に落ちる夢 を見た

    久々に夢を見た。 悪い夢であり、ちなみに妻は登場していない。 比較的多いあっちこっち飛ぶような夢ではなく、 ストーリーは繋がっていて、しっかりしたものだった。 それ故に、起きたとき、夢だとわかってホッとした。 内容は、 私のお客さんを訪問するため、 上司(30代の時の支店長...

  • “見える妻”と、“見えない妻”

    妻を亡くして、 私の人生は180度変ってしまった と、 ずっと思いながら、生きてきた。 でも、 最近、妻がいた時と今は、 変っていないのでは と思うようになりつつある。 もう少し詳しく説明すると、 以前も妻を愛していたし、 今も愛する人は、妻だということ、 この点は、何ら変...

  • 最大の危機は終わっている

    今年も、はや1年の24分の1が終了した。 私は世界を語れるような人間ではないが、 世界は、いろんなリスクで覆い尽くされていることは、 何となく感じている。 世界の分断、物価高、戦争、地球温暖化(沸騰化)、地震、 台風などの災害、詐欺、等。 これらは、世界視点での話で、 自分...

  • 余命○○年

    “生” は人生の起点で、終着点の “死” まで、 ロープで繋がっている。 そのロープの上を、私たちは綱渡りをしながら、 終着点である“死”まで歩いている。 終着点は、人それぞれで、 どこが終着点なのかわからないまま、人々は歩き続けている。 みずから終着点を決めて、ロープから...

  • 悲嘆の軽減方法

    今の私は、私ひとりで作られたものではない。 親をはじめ、兄弟、友人等、 いろんな人の影響を受けて作られてきたと思うが、 私が、最も大きな影響を受けたのは、妻だったと思ってる。 妻と出会ってなかったら、 今とは、少し違う自分になっていただろう。 結婚したのが、妻以外だったら、...

  • 妻を二回は死なせない

    すべての人間は、 “生” を一回、“死” を一回 与えられ、 この点に関しては平等だ。 これは、物理的現象だけで考えるとその通りなのだが、 これに心の現象を加えて考えると、二回死を迎えることになる。 どういうことかと言うと、 一回目の死は、誰もが考える死、 二回目の死は、そ...

  • 与えられた役割

    もしかして、人はその人にしか出来ない役割・使命を与えられて 生まれて来てるのかもしれない と時々思うことがある。 だとしたら、 私の場合、どのような役割・使命が与えられたのか。 考えて見た。 妻を幸せにすることが、私の役割だったのでは。 そして、私が役割を果たすべく対象とし...

  • またまた新年が始まった

    また、新しい年を迎えました。 多くの人は、年初に、仕事やお金、健康、自分磨き 等の立派な目標を 立てるのでしょうが、 私の場合は、特に目標はなく、 強いて言えば、 引き続き、粛々と終活作業を進めることでしょうか。 突然、室内で倒れるとも限らないので、 遺品整理で来るだろう親...

  • 命の尊さを学ぶ

    喪失感、悲しみ、後悔、空虚感。 これらを、私は、6年前、神様から受け取った。 私が求めていないものを、神様は、勝手に私に渡したのだ。 返せるものなら、今すぐにでも返したい。 でも、神様は、受け取ろうとしない。 神様は、人が嫌がることをするのが好きみたいだ。 少々、屈折した心...

  • 目に入る景色

    若い時は、 外を歩いていて、目に入るものに対して、 特に何かを感じることはなかった。 視覚から入っていたのだろうが、 頭までは届いていなかったということだ。 次にやることが頭の中を占めていて、 景色が頭に入ってくることはなかったように思える。 会社を辞めて、組織から解放され...

  • 妻からもらったもの

    妻を喪ってからの生活の中で、 果たしていいことはあるのか考えてみた。 すると、いくつかいいことが見つけられた。 それは、 時間を思うように使うことが出来る。 物事も、自分が思った通りに進めることが出来る。 1つ例を挙げると、 私は、自分の部屋(4畳)を、 自分の考えでレイア...

  • 小さな喪失感 大きな喪失感

    2週間ほど続いていた喉の不調が、やっと治まって来たと思ったら、 今度は、 先週から、じわじわと痛くなっていた腰が、 今朝から、歩くのも大変なくらいに悪化してきた。 独自に考えたストレッチ効果で、 3ヶ月ほど前から腰痛が改善していたのだが、 腰痛が再発しただけでなく、 木曜日...

  • 脳を大切に

    妻は “点” として私を見ていた。 私に集中して、 他の男性に気を取られることはなかったように思える。 妻は、こだわりを強く持つ人であり、 私がそのこだわりに合っている人だったのだと思う。 対して、 私は、 相性が悪くない人が入る円を描き、 その中心に妻が位置するという考え...

  • 自分の寿命を予想してみた

    私のこれまでの人生を、下記のように4つに分類した。 第1ステージ 実家での生活 18年、 第2ステージ 学生時代及び、サラリーマン時代の独身生活 20年、 第3ステージ 結婚生活 24年半、 第4ステージ 死別後 6年経過 死別前の3つのステージは、18年、20年、24年半...

  • 引き算の魅力

    「足し算」と「引き算」。 どちらが魅力的かと問われたら、大多数が「足し算」と答えるだろう。 「足し算」は、上っているイメージがあり、 「引き算」は、下っているイメージがある。 私も、以前は足すことだけを考えて生活していた。 部屋の中は、物が多い方がいい、 お金は、どんどん増...

  • 退屈ではない、幸福でもない日々

    テレビで、ふたりの100歳の女性が紹介されていた。 1人は、食堂で週6日ラーメンを作るおばあちゃん、 もう1人は、今も現役の化粧品販売員。 2人とも、言葉が途切れることなく出てくるし、 姿勢が良く、動きも老人の動きではない。 100歳でも不自由なく生きている感じだ。 一方、...

  • 心の掃除

    今年も終わりが近づき、 そろそろ、年賀状や大掃除を意識する時期となりました。 私は、数年前から年賀状の断捨離を進めており、 また、喪中ハガキが3枚届いているので、 今年は、10枚くらい出せばいい状態です。 掃除も、年末大掃除ではなく、小掃除で済ます予定です。 共働き世帯の増...

  • 若くして逝くこと

    妻はなぜ57歳で逝ったんだろう と時々考える 30代、40代という若さで亡くなる人もいるが、 57歳でも、亡くなると、若くして・・・ と言われる。 妻は、57歳の姿を、私の記憶に残して、 この世を去った。 妻は、若い姿のままで、逝きたかったのか。 老いたくなかったのか。 ...

  • 人生は、山と谷を繰り返す

    人生には波があり、山と谷を繰り返す。 私は、若い時は、 山の状態の時、 これが私の実力であり、私の人生だと思い込みがちで、 そのあと、ドーンと一気に下り、 谷の状態になることが多かった。 すると、今度は謙虚になり、しばらく、この状態に耐えていると、 再び山の状態になる。 す...

  • 愛しみ(かなしみ)

    新聞を読んでいると、 「かなしみ」について書いている随筆があった。 「かなしみ」については、 私の人生で、今後、ずっと付き合っていくはずの命題であり、 関心を持って読んだ。 「かなしみ」を漢字で書くと、「悲しみ」「哀しみ」だけれど、 「愛しみ」と書いても、「かなしみ」と読む...

  • 俯瞰的見方

    妻の死という経験をしたあと、 喪失感を抱えた人生になってしまったが、 心の質に目を向けると、 以前より、成長しているように感じている。 自分のやってること、他人のやっていることを 俯瞰して見るようになった自分に気付く。 妻が死んでいくのを見て、 「生」と「死」、「命」という...

  • 妥協力が身につけば

    私の人生は、大きく二つに分けられる。 妻が亡くなるまでが前編、それ以降が後編。 この前編と後編の間には、大きな溝が出来ていて、 言ってみれば対立している。 後編から見ると、輝いている前編が羨ましく、嫉妬さえ覚える。 前編には、家族が存在し、共感し合える相手がいて、 人生に対...

  • 妻の声に耳を澄ます

    私は毎日、妻の声に耳を澄ましている。 それは、 耳からは入って来ない。 (妻がいた時は、耳から入って来ていた) 「頭の中」で発生し、「心」を経由した後、聞こえてくる「声」だ。 その声は、 妻のかわいい声を、ほぼ完全に再現している。 このことは、 私が、妻の記憶を鮮明に保てて...

  • 私を支えているもの

    “妻がいた時”と、“一人になった今”とを比べてみた。 健康面では、良くなったことが多い 妻がいた時は、腰痛がひどくて、 5年間休止していたテニスだったが、 妻が亡くなった翌々年より再開し、 当初は腰をかばいながらのテニスだったが、 3ヶ月ほど前から始めた独自に考えたストレッ...

  • “昭和”

    喪中ハガキが届いた。 小学5年から高校3年まで同じ学校で、 中学と高校の軟式テニス部で一緒だった友人からであり、 今年、姉(73歳)と奥さんの母親(94歳)が亡くなったというものだった。 姉を亡くした彼の心を気遣うとともに、 私の姉は71歳なので、 亡くなっている母親、妻、...

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