過去記事でアクセスの多かったものをダイジェスト版にしてまとめました。小松和彦氏の『異人殺しのフォークロア』と、太宰府天満宮の奇祭「鬼すべ神事」。別物ですが、共通の心性が作用しているように見える両者を比較します。
過去記事でアクセスの多かったものをダイジェスト版にしてまとめました。小松和彦氏の『異人殺しのフォークロア』と、太宰府天満宮の奇祭「鬼すべ神事」。別物ですが、共通の心性が作用しているように見える両者を比較します。
珠下なぎの新刊『大江山恋絵巻~人の巻~』無料分試し読みページを公開しました!
たまなぎ訳御伽草子『酒吞童子』現代語訳の最終回。鬼たちをだまして眠らせることに成功した頼光ら。酒呑童子の寝所に向かいますが……。
たまなぎによる御伽草子『酒呑童子』現代語訳その4。頼光たちを前に、酒呑童子が過去を語り始め……。
たまなぎによる御伽草子『酒呑童子』現代語訳その③。花園中納言の姫君から鬼の住処の内情を聞き出し、鬼の住処にたどりついた頼光ら。ついに酒呑童子が登場し……!?
たまなぎによる御伽草子版『酒呑童子』全訳の第2回。大江山に向かった頼光らが、鬼にさらわれた若い女性に会うまでのお話です。
たまなぎの『大江山恋絵巻』は御伽草子『酒呑童子』に着想を得ています。 今回から元々の『酒呑童子』の全訳を、たまなぎのつっこみを入れつつご紹介したいと思います。
源博雅が鬼からもらった笛・葉二。実はたまなぎの『大江山恋絵巻~人の巻~』PVに使わせて頂いたBGMは、源博雅が鬼から笛を貰うお話をテーマに作られているそうです。奇しくも作品のテーマと共通するものがありましたので、ここに紹介させて頂きます。
茨木童子とは、どのような鬼だったのでしょうか。酒呑童子とはどのような関係にあったのでしょう。また、茨木童子を女性とする創作物が散見されるのはなぜなのでしょう。これらの疑問に答えます。
酒呑童子には様々な出生譚が伝えられています。中には、親が八岐大蛇だったというものも。各地の伝説をまとめて紹介します。酒呑童子=西洋人説もよく知られていますが、これは意外に新しいものであるようです。
お待たせしました! 珠下なぎの最新作『大江山恋絵巻~人の巻~』がついに発売開始となりました! LTA出版事業部の月那が、作品の魅力をご紹介します。
聖徳太子の時代に大江山に住んでいたとされる三上ヶ獄の鬼。彼らの名には、実は複数の鬼のルーツが隠されていました。英胡・軽足・槌熊。この名に秘められた、鬼の歴史をご紹介します。
大江山の鬼といえば酒呑童子が有名ですが、ここには以前から鬼退治の伝説がありました。崇神天皇の時代の陸耳御笠に続き、今度は聖徳太子の異母弟・麻呂子親王が退治したと言われる三上ヶ獄の鬼をご紹介します。しかもこの麻呂子親王、とんでもない詐欺師だったのです。
たまなぎの新作の舞台・大江山。大江山の鬼と言えば酒呑童子が有名ですが、実は酒呑童子よりもずっとずっと古い時代から、ここには鬼伝説がありました。今回は崇神天皇の時代・朝廷軍に追われて大江山に逃れたという陸耳御笠をご紹介します。
酒呑童子の配下とされる茨木童子。茨木童子にも様々な伝説があります。中でも有名なのは、腕を渡辺綱に切り落とされ、後日それを取り戻した話。赤羽末吉作の絵本『鬼のうで』などでご存じの方も多いでしょうこの伝説にも、いくつものバリエーションがあります。
近日発売予定のたまなぎの新刊『大江山恋絵巻~人の巻~』は、酒呑童子伝説をもとにしています。物語は伝説を大幅にデフォルメしていますが、まずはもとの伝説をご紹介します。
珠下なぎの新作『大江山恋絵巻~人の巻~』イメージ動画を公開!
珠下なぎの新作『大江山恋絵巻』のイメージ動画を公開します!
新作はあの鬼の物語にヒントを得た平安ロマンファンタジー!タイトルとあらすじ、表紙を公開!
珠下なぎの新作平安ロマンファンタジーの情報を公開します!
連休を利用して、熊本の装飾古墳・チブサン古墳へ行ってまいりました。石室の見学もできました。そして、現地でで出会った意外な方とは……?
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(チェリまほ)14巻特装版ネタバレあり感想。ドルパロCDへの濃い感想や、アニメイト特典リーフレットの感想もあります。
新潟に伝わる奴奈川姫伝説。翡翠の女王でもあり、大国主命の妻の一人であった奴奈川姫。大国主命の求婚から結婚、その後に至るまで、数々の伝説が残っています。今回はその一部をご紹介します。
長く輸入品だと考えらえていた、日本各地で出土した翡翠。それらすべては、現在では新潟県糸魚川産だと分かっています。しかし、それを早くから指摘した人物がいました。邪馬台国ブームの火付け役ともなった、ミステリー作家の松本清張氏です。
古代、パワーストーンとして珍重された翡翠。それにはどのような力があると信じられていたのでしょうか。また、翡翠は縄文時代から数千年にわたり宝石として珍重されていましたが、6世紀に突然姿を消します。翡翠文化消滅の謎についても考察します。
チェリまほ14巻感想、最終回です。藤崎さんの表情筋の意味するものと、つげみなカップルの脱魔法について考察しています。
チェリまほ14巻感想その③。ネタバレを含みます。主にラストシーンの感想と、今後の展開予想です。
チェリまほ14巻、通常版の感想(ネタバレあり)です。橘さんのキャラと、このキャラが作品に与えた影響、メインカップルの反応の見どころなどを語ります。
2024年4月22日に発売されたチェリまほ14巻。Xでの無料公開分についての感想です。書き下ろし部分のネタバレはありません。
菅原道真が大宰府に左遷された時、帯同を許された子はまだ幼かった隈麿と紅姫の二人だけでした。しかし、その二人もその後哀しい運命をたどります。その二人の記憶をうけつぐものが、今でも福岡にはひっそりと残されています。
菅原道真公が晩年を過ごした福岡県太宰府市の隣の筑紫野市に、道真公の晩年の意外な武勇伝を伝える史跡が残されています。その名は鯰石。住宅地の中にひっそりとある史跡ですが……?
先日久しぶりに筑紫野市歴史博物館を訪れました。最新の発掘結果を反映した、古代大宰府の地図が新たにパネル展示されていました。『遠の朝廷にオニが舞う』『神眠る地をオニはゆく』の舞台となった場所を、地図と共にご紹介します。
BLドラマブームのさきがけとなり、社会現象とまで言われた『おっさんずラブ』。その正統派続編が数年ぶりに制作されました。ファンにとっては待望の続編だったはずですが、残念な点も多い作品でした。全話視聴してのネタバレあり感想です。
まだ日本では珍しい、女性同士の恋愛を描いたドラマ『作りたい女と食べたい女』のシーズン2がNHKで放送されました。消化不良な感のあったシーズン1に比べ、今回はかなり踏み込んだ内容。みどころや魅力を語ります。
3/14、同性婚訴訟の最新の判決とこれまでの同性婚訴訟のまとめ
2024年3月14日、同性婚訴訟の6、7例目の判決が東京地裁と札幌高裁でなされました。初の高裁判決として注目された札幌高裁の判決は、今までにない画期的な判決でした。今までの判決とどこが違うのか?分かりやすく解説します。
皇室の三種の神器として有名な、鏡・玉・剣。ところがこの三点セットの最も古いものは、福岡市の弥生時代の王墓ありました。今から2200年前、邪馬台国の時代よりもさらに500年もさかのぼるこの王墓は、福岡市早良区の吉武高木遺跡から出土しています。
筑紫の君磐井の故郷・八女には、300基もの古墳があります。今回はその終末期の古墳・童男山古墳群を訪ねました。何とこの地には徐福伝説もあり、童男山の名も徐福と関連があったのです。石文化圏の貴重な古墳を、豊富な写真と共にご紹介します。
前回までの記事で、神社の成り立ちを2回に分けて解説しました。高名な民俗学者の小松和彦氏による『神になった日本人』は人を神として祀った神社について大変詳しく、また興味深い考察を行っています。こちらを読んでの感想と、神社を分類してみて考えたことなどをつづっています。
神社を成り立ちから分類した記事その②です。今回は、怨霊ではなく、功績のあった人を祀るタイプの神社と、現世利益を願って特定の神を招いて祀る(勧請する)神社についてご紹介します。
神社を祀られている神様によって分類するのはよく知られていますが、神社は成り立ちにもいくつかの類型があります。神社を成り立ちの観点から5つに分類してみました。
重要文化財で見る『遠の朝廷にオニが舞う』『神眠る地をオニはゆく』の世界②
九州歴史資料館「重要文化財が語る古代大宰府」その②。『遠の朝廷にオニが舞う』『神眠る地をオニはゆく』の登場人物たちが使っていたのと同じ呪具や道具をご紹介します。大迫力の鬼瓦も。 物語の世界をより身近に感じて頂けたら嬉しいです。
重要文化財で見る『遠の朝廷にオニが舞う』『神眠る地をオニはゆく』の世界①
『遠の朝廷にオニが舞う』『神眠る地をオニはゆく』は、古代の太宰府を舞台とした物語です。今回、この時代の出土品を見に、九州歴史資料館「重要文化財が語る古代大宰府」に行ってきました。物語の登場人物にゆかりの深い品を中心に、2回に分けてお送りします。
宗像三女神のうち、真ん中の瀧津姫を祀る、中津宮のある大島。『神眠る地をオニはゆく』に直接登場こそしませんが、登場人物の話の中では語られ、ストーリー上も大きな役割を果たす場所です。大島を訪れた時の日記を再掲しています。
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(チェリまほ)』キャラの魅力、最終回は六角祐太くんです。一見チャラそうなキャラですが、彼は実写版では「古い価値感を打破するキャラ」として描かれており、原作でもチャラいキャラから現代的な価値観を持った魅力的な若者へと成長を遂げています。彼の魅力について考察します。
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(チェリまほ)』キャラの魅力について語る連載6回目。今回はサブカップルの一人、綿矢湊。原作と実写の描き方の違いや、実写にこめられたメッセージについても考察します。
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」通称チェリまほの魅力について語る記事第5弾。今回は主人公安達清の親友にして人気小説家の柘植先生。観察眼が鋭く、理知的な一方で、自分のこととなると不器用な柘植先生の魅力に迫ります。
アニメも原作も絶好調のチェリまほ=『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』。キャラの魅力を語るシリーズです。今回は我らが女神・藤崎希編。原作では「腐女子」として描かれる藤崎さんですが、そもそも腐女子とは?興味深い論文も紹介しています。
前回に引き続き、『チェリまほ(30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい)』のキャラ、黒沢優一さんの魅力について語ります。実写版と原作版の違いや、それが物語に与えた影響などを考察します。
とうとうアニメ版の放送も始まったチェリまほ。本日から数回に分けて、チェリまほキャラの魅力について語ります。本日は主人公の安達清。可愛いと言われる彼ですが、その魅力はどこから来るのでしょう?実写との違いについても考察します。
災害後の心のケアについて4回にわたって連載した記事には、大変反響を頂きました。今回は要点をまとめましたので簡単に内容を知りたい方はこちらをご覧下さい。
炎と煙の攻防戦が大迫力の、太宰府天満宮・鬼すべ神事。前から気になっていたこの祭りを、ついにこの目で見ることが出来ました!豊富な写真と共に全貌をご紹介します。見学に行く方への注意点も。
災害は人の心に多くの傷を残します。今回はそのような方に出会った時や、支援する方にとって、知っておいてほしいことをまとめました。
大きな災害後は、心に大きな傷を残します。しかし、それから回復するためには、適度な休息、気持ちを我慢しすぎないなどが大切です。しかし、これらは一見簡単なようで、災害に見舞われた後の日本では難しいことがあります。今回は心の回復を妨げがちな要因について、また災害後特有の現象についてもお話します。
災害で親しい人を失った時の悲しみは、通常よりも長引くことが多くあります。この度の地震など、大きな災害で死別を経験した方や支援者の方に知っておいてほしいことをまとめました。
災害後の心のケアのあり方について①災害後に起こる心の変化と回復のコツ
2024年元日から、大きな災害に見舞われた方にお見舞い申し上げます。大きな災害は、体だけでなく心にも大きな傷を残します。心療内科医の立場から、災害後の心の変化や回復のコツについて分かりやすく解説します。
珠下なぎより、皆様へ新年のご挨拶です。今年の目標も公表しております。達成できるかどうか?どうぞ見守っていただけますようお願い致します。
2023年、たまなぎを応援して下さった皆様、本当にありがとうございました!2023年を振り返ると共に、皆様への感謝を述べさせていただきます。
社会派ドラマとしてのチェリまほ記事の3回目。2024年正統派続編様相予定のドラマで、BLドラマのさきがけとなった『おっさんずラブ』でも、セクハラ問題が取り上げられています。両者のセクハラに対する描き方を比較し、BLドラマにおける価値観の変遷を追います。
社会派ドラマとしてのチェリまほ②「7話」~ドラマ版にこめられた社会問題提起
完結から3年が経っても、熱い支持を集めるドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』通称チェリまほ。神回と言われる7話に込められた、社会問題提起について考察します。
ドラマ完結から3年経ちましたが、ますます盛り上がりを見せているチェリまほ界隈。ドラマ3周年を記念して、過去にamebloで反響の大きかった考察や感想記事を再掲していきます。今回は3話についての考察と感想です。
白村江の戦い後、天智天皇が筑紫に作らせた防衛線の一つ、大野城。今回は宇美口城門跡と百間石垣をご紹介。そして、天智天皇が技術の粋を尽くして作らせた、とあるものの再現も。
白村江の戦い後、天智天皇が作らせた朝鮮式山城・大野城探索、今回は2回目です。増長天礎石群・鏡池など、主に南の遺跡群を回ります。
古代の山城・大野城に行ってきました! 白村江の戦い後、天智天皇が筑紫に作らせた防衛線の一つ。 意外にも、「鬼すべ神事」にまつわる史跡も見つかりました。
「歴史探偵」『白村江の戦い』(2023年11月29日放送分)を見て
2023年11月29日放送の『歴史探偵 白村江の戦い』の紹介&感想です。白村江の戦いで日本が大敗を喫した意外な理由とは?白村江の戦いについての詳しい関連記事もご紹介します。
『日本』という国はいつ建国されたのか? 『日本書紀』上は紀元前660年とされていますが、それは神話の時代までさかのぼっての話。国内外の資料から、「日本建国」の時期と事情を読み解いた岡田英弘氏の学説をご紹介します。
岡田英弘著『日本史の誕生』感想①邪馬台国はなぜ日本の中におさまらないのか?
邪馬台国への道筋を示したとされる『魏志倭人伝』。しかしその記述に従うと、邪馬台国は日本を飛び出して南の海上になってしまうのはよく知られたところ。そのため、様々な解釈がなされ、論戦が繰り広げられてきました。しかし、中国史やモンゴル史を専攻する研究者である岡田英弘氏によると、「『魏志倭人伝』から邪馬台国の位置を割り出すのは無理」だそうです。その意外な理由とは。
大野城心のふるさと館 開館5周年記念特別展 特別展「国宝 平原王墓出土大鏡の世界 ~なぜ人々は鏡に魅了されるのか~」行ってきた!
大野城心のふるさと館 開館5周年記念特別展 特別展「国宝 平原王墓出土大鏡の世界 ~なぜ人々は鏡に魅了されるのか~」に行ってきました! 邪馬台国時代の大変興味深い展示が沢山ありました。邪馬台国の一大率が置かれていた伊都国の平原王墓からの出土品。 同時代の吉武高木遺跡からの出土品は天皇家の三種の神器に類似しており、古代祭祀のルーツを垣間見せています。
大宰府は羅城だった? 大野城・基肄城それぞれの役割を考察する
白村江の戦い後、天智天皇が北部九州に築いた巨大な防衛ライン。2020年新たな土塁が太宰府市の南・筑紫野市で発見されました。最新の発掘結果から大野城と基肄城に与えられた個別の役割を考察します。
『神眠る地をオニはゆく』裏話その7~作品の舞台編④水城新発見!
白村江の戦い後、天智天皇が大陸からの侵攻に備えて作らせた防衛機構の一つである水城。ここは『遠の朝廷にオニが舞う』の冒頭部分でもあり、物語にとっても象徴的な場所です。しかし、この防衛ライン、近年になって新発見があり、大きく騒がれています。大宰府は中国の都市のような「羅城」だった?
『神眠る地をオニはゆく』のあのシーン・基山。作品を読んで下さった方は、ぜひあのシーンと重ねて見て下さい。物語のネタバレはありませんので、単なる史跡紹介記事としてもお楽しみいただけます。
田中氏の記事でご紹介した、田中長者と虎丸長者の昔話。YouTubeに公開されているものを見つけました。見どころを合わせてご紹介します!
2023年9月、AmazonKDPで発売した『神眠る地をオニはゆく』、読者の皆様からご感想を頂いております。ありがとうございます。本日は頂いたレビューをまとめてご紹介します!
『神眠る地をオニはゆく』に登場する田中長者と藤原虎麿。伝説上の人物とされる彼らは、果たして実在したのでしょうか。また、二人が不仲だったという昔話はどこから? 既存の資料から検証します。
『神眠る地をオニはゆく』新キャラ・田中長者。この人物もたまなぎの完全な創作ではなく、伝説上の人物を元にしています。太宰府市の古社・王城神社の縁起文から、古代の田中氏についてご紹介します。
『神眠る地をオニはゆく』作品の舞台を順にご紹介しています。今回は「新原奴山古墳群」。初めて宗像君の領地を訪れた瑠璃子が、目をみはった場所です。宗像君徳善の墓所と言われている、宮地嶽古墳の謎についてもご紹介します。
『神眠る地をオニはゆく』新キャラ紹介その2。今回は謎の美少女……ではなくて、巫女・美那木(みなぎ)。彼女が宗像氏の神事に関わっているのを見て「沖ノ島は女人禁制は?」と思われた方も多いはず。その疑問にお答えするとともに、彼女のルーツである物部氏について解説します。
宗像大社辺津宮の奥の山の中腹にある、高宮祭場。ここには社殿が出来る以前の、古代祭祀の遺構の一部です。現在は古代祭祀の様子が再現されており、まるで古代の祈りの空気がそのまま伝えられているような、独特の「気」に満たされた場所になっています。
9月に発売された『神眠る地をオニはゆく』、読んで下さった方々、ありがとうございます。今回から少しずつ、作品の裏話や新キャラを紹介していきたいと思います。ネタバレなしでいきますので、未読の方も安心してご覧下さい!
古代には大宰府の鬼門として祭祀の場となり、江戸時代以降は修験者の山として信仰を集めた宝満山。江戸時代の山伏たちの修行の様子を描いた「宝満山入峯絵巻」が、2023年筑紫野市で初公開されました。貴重な資料を写真と共にご紹介します。
赤楚衛二さん、アルフォートのCMに出演! アルフォートの語源を考察する
チェリまほ主演、我らの推しの赤楚衛二さんが、「アルフォート」のCMに出演。そこで「アルフォート」について色々調べてみました。帆船のデザインがすっかりなじみになった「アルフォート」の語源とは?
鬼八のふるさとである、高千穂。この土地は古来より貧しく、長く半独立を保っていました。しかし、豊臣秀吉の九州征討を機に、圧政を敷かれるようになります。耐えかねた彼らが頼ったのは? 高千穂の人々と天皇家の不思議な関係を考察します。
九州の鬼・鬼八伝説③鬼八の妻・アサラ姫に伝えられる真逆のお話
九州の鬼・鬼八。彼には阿佐羅姫という美しい妻がいました。ところがこの阿佐羅姫、地元には一般に伝えられる話と正反対の話が伝わっているのです。阿佐羅姫と三毛入野命、鬼八の関係は?
ミケヌノミコトによって退治されたとする、高千穂の鬼・鬼八。しかし彼には、地元で語り継がれている別の側面がありました。医薬に通じ、人々の信望を集めていたというもう一つの顔。そして、地元の興梠氏が本当に伝えたかったものとは?
電子書籍(kindle)版『神眠る地をオニはゆく(上)(下)』kindleunlimitedの不具合解消のお知らせ
LTA出版事業部からお知らせです。 発売当初電子書籍(kindle)版『神眠る地をオニはゆく(上)(下)』のkindleunlimitedでのご利用ができなくなっていましたが、不具合が解消されご利用できるようになったことをお知らせ致します。
『神眠る地をオニはゆく(上)(下)』(電子書籍版/紙書籍版)発売のお知らせ
第60回講談社児童文学新人賞と第26回児童文学ファンタジー大賞の最終候補となり、大変ご好評を頂いた万葉ロマンファンタジー『遠の朝廷にオニが舞う』より2年半。ついに続編が発売されました。『神眠る地をオニはゆく』。前作をしのぐスケールで展開する物語です。
こんにちは、LTA出版事業部の月那です。 長らくお待たせしていますが、たまなぎ先生の『神眠る地をオニはゆく(上)(下)』ですが、ついに発売時期が決定しました!
九州の阿蘇・高千穂地方に伝えられている、「鬼八伝説」。非常に興味深く面白い伝説ですが、阿蘇と高千穂では、それぞれ少し違う伝説が伝えられています。それらの共通点と違いについて考察します。
見どころと謎が満載の筑前国一之宮・筥崎宮(おまけ)『敵国降伏』の謎
筥崎宮の楼門に掲げられた『敵国降伏』の御宸筆。現在のものは蒙古襲来時に亀山上皇によって下賜されたものですが、最初は醍醐天皇によって始まりました。醍醐天皇の時の「敵国」とは何を指すのでしょう。今回は当時祟りをなしていた菅原道真公との関連について語ります。
見どころと謎が満載の筑前国一之宮・筥崎宮⑥筥崎宮の仲哀天皇他
筥崎宮シリーズ最終回。今回は前回までで紹介しきれなかったみどころをご紹介します。実は筥崎宮には、応神天皇の父である仲哀天皇も祀られているのです。美しいあじさい祭りの写真もあります。
筥崎宮への「敵国降伏」の御宸筆の下賜は、蒙古襲来より250年前、醍醐天皇の時代に始まりました。しかし現在は「敵国=蒙古」という認識が一般的になっています。それは、蒙古襲来時に下賜された御宸筆に由来します。筥崎宮と蒙古襲来についてご紹介します。
見どころと謎が満載の筑前国一之宮・筥崎宮④醍醐天皇の時代と「敵国降伏」の謎
筥崎宮の楼門に掲げられた「敵国降伏」の御宸筆。現在掲げられているのは蒙古襲来時の亀山上皇の御宸筆の複製ですが、そもそも「敵国降伏」の御宸筆を最初に下賜したのは、921年、醍醐天皇でした。では、最初の御宸筆にこめられた「敵国降伏」の意味は何でしょう?
見どころと謎が満載の筑前国一之宮・筥崎宮③八幡宮の恐ろしい歴史
筥崎宮のシンボル、『敵国降伏』の御宸筆。一般には敵国=蒙古と誤解されがちですが、『敵国降伏』の御宸筆が筥崎宮に最初に下賜されたのは、蒙古襲来よりも350年以上の前のことです。『敵国』の謎に迫るため、まずは筥崎宮をはじめとした八幡宮がどのような神社であるかを復習しましょう。
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』原作12巻、ネタバレだらけの感想です。主にたまなぎが萌え転がったお話です。愛がうるさくて長いですが、お好きな方はどうぞお付き合いください。
『遠の朝廷にオニが舞う』続編情報③あらすじと新キャラを紹介!
第60回講談社児童文学新人賞と第26回児童文学ファンタジー大賞の最終候補となり、出版後沢山の方にご好評を頂いた歴史ファンタジー『遠の朝廷にオニが舞う』の続編情報。瑠璃子姫は、幽世から戻ってきた鈴丸は、その後どうなったのか、。今回は続編のあらすじを公開します!
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過去記事でアクセスの多かったものをダイジェスト版にしてまとめました。小松和彦氏の『異人殺しのフォークロア』と、太宰府天満宮の奇祭「鬼すべ神事」。別物ですが、共通の心性が作用しているように見える両者を比較します。
珠下なぎの新刊『大江山恋絵巻~人の巻~』無料分試し読みページを公開しました!
たまなぎ訳御伽草子『酒吞童子』現代語訳の最終回。鬼たちをだまして眠らせることに成功した頼光ら。酒呑童子の寝所に向かいますが……。
たまなぎによる御伽草子『酒呑童子』現代語訳その4。頼光たちを前に、酒呑童子が過去を語り始め……。
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たまなぎによる御伽草子版『酒呑童子』全訳の第2回。大江山に向かった頼光らが、鬼にさらわれた若い女性に会うまでのお話です。
たまなぎの『大江山恋絵巻』は御伽草子『酒呑童子』に着想を得ています。 今回から元々の『酒呑童子』の全訳を、たまなぎのつっこみを入れつつご紹介したいと思います。
源博雅が鬼からもらった笛・葉二。実はたまなぎの『大江山恋絵巻~人の巻~』PVに使わせて頂いたBGMは、源博雅が鬼から笛を貰うお話をテーマに作られているそうです。奇しくも作品のテーマと共通するものがありましたので、ここに紹介させて頂きます。
茨木童子とは、どのような鬼だったのでしょうか。酒呑童子とはどのような関係にあったのでしょう。また、茨木童子を女性とする創作物が散見されるのはなぜなのでしょう。これらの疑問に答えます。
酒呑童子には様々な出生譚が伝えられています。中には、親が八岐大蛇だったというものも。各地の伝説をまとめて紹介します。酒呑童子=西洋人説もよく知られていますが、これは意外に新しいものであるようです。
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聖徳太子の時代に大江山に住んでいたとされる三上ヶ獄の鬼。彼らの名には、実は複数の鬼のルーツが隠されていました。英胡・軽足・槌熊。この名に秘められた、鬼の歴史をご紹介します。
大江山の鬼といえば酒呑童子が有名ですが、ここには以前から鬼退治の伝説がありました。崇神天皇の時代の陸耳御笠に続き、今度は聖徳太子の異母弟・麻呂子親王が退治したと言われる三上ヶ獄の鬼をご紹介します。しかもこの麻呂子親王、とんでもない詐欺師だったのです。
たまなぎの新作の舞台・大江山。大江山の鬼と言えば酒呑童子が有名ですが、実は酒呑童子よりもずっとずっと古い時代から、ここには鬼伝説がありました。今回は崇神天皇の時代・朝廷軍に追われて大江山に逃れたという陸耳御笠をご紹介します。
酒呑童子の配下とされる茨木童子。茨木童子にも様々な伝説があります。中でも有名なのは、腕を渡辺綱に切り落とされ、後日それを取り戻した話。赤羽末吉作の絵本『鬼のうで』などでご存じの方も多いでしょうこの伝説にも、いくつものバリエーションがあります。
近日発売予定のたまなぎの新刊『大江山恋絵巻~人の巻~』は、酒呑童子伝説をもとにしています。物語は伝説を大幅にデフォルメしていますが、まずはもとの伝説をご紹介します。
珠下なぎの新作『大江山恋絵巻』のイメージ動画を公開します!
珠下なぎの新作平安ロマンファンタジーの情報を公開します!
連休を利用して、熊本の装飾古墳・チブサン古墳へ行ってまいりました。石室の見学もできました。そして、現地でで出会った意外な方とは……?
筥崎宮の楼門に掲げられた『敵国降伏』の御宸筆。現在のものは蒙古襲来時に亀山上皇によって下賜されたものですが、最初は醍醐天皇によって始まりました。醍醐天皇の時の「敵国」とは何を指すのでしょう。今回は当時祟りをなしていた菅原道真公との関連について語ります。
筥崎宮シリーズ最終回。今回は前回までで紹介しきれなかったみどころをご紹介します。実は筥崎宮には、応神天皇の父である仲哀天皇も祀られているのです。美しいあじさい祭りの写真もあります。
筥崎宮への「敵国降伏」の御宸筆の下賜は、蒙古襲来より250年前、醍醐天皇の時代に始まりました。しかし現在は「敵国=蒙古」という認識が一般的になっています。それは、蒙古襲来時に下賜された御宸筆に由来します。筥崎宮と蒙古襲来についてご紹介します。
筥崎宮の楼門に掲げられた「敵国降伏」の御宸筆。現在掲げられているのは蒙古襲来時の亀山上皇の御宸筆の複製ですが、そもそも「敵国降伏」の御宸筆を最初に下賜したのは、921年、醍醐天皇でした。では、最初の御宸筆にこめられた「敵国降伏」の意味は何でしょう?
筥崎宮のシンボル、『敵国降伏』の御宸筆。一般には敵国=蒙古と誤解されがちですが、『敵国降伏』の御宸筆が筥崎宮に最初に下賜されたのは、蒙古襲来よりも350年以上の前のことです。『敵国』の謎に迫るため、まずは筥崎宮をはじめとした八幡宮がどのような神社であるかを復習しましょう。
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』原作12巻、ネタバレだらけの感想です。主にたまなぎが萌え転がったお話です。愛がうるさくて長いですが、お好きな方はどうぞお付き合いください。
第60回講談社児童文学新人賞と第26回児童文学ファンタジー大賞の最終候補となり、出版後沢山の方にご好評を頂いた歴史ファンタジー『遠の朝廷にオニが舞う』の続編情報。瑠璃子姫は、幽世から戻ってきた鈴丸は、その後どうなったのか、。今回は続編のあらすじを公開します!
筑前の国一宮・筥崎宮は、923年に大分八幡宮から応神天皇を遷したことが創建のきっかけとなりました。この時代に応神天皇が筥崎宮に遷されたのはなぜでしょう。そのきっかけは、宇佐神宮に伝わる『宇佐宮御託宣集』に書かれていました。また、この時の託宣には、衝撃の事実も?
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(チェリまほ)原作12巻の感想です。今回は途中まではネタバレはありませんので、未読の方も安心してご覧下さい。最後の方に少しまじめな考察もあります。
第60回講談社児童文学新人賞と第26回児童文学ファンタジー大賞の最終候補となり、多くの反響を頂いた『遠の朝廷にオニが舞う』の続編の情報公開その2。今回は下巻の表紙を公開します!
筑前の国の一之宮、筥崎宮。大変有名な神社で、いつも多くの人でにぎわっています。ところが、よくよくその成り立ちを見ていくと、様々な謎が隠されていて……?
白村江の戦い後に天智天皇が作らせた山城・基肄城。大宰府側からの正面玄関だった北帝門は、大変分かりにくい場所にありますが、当時の威容を偲ばせる石垣が、そのまま残っています。知らざれる史跡をご紹介します。
基肄城史跡めぐりコースの後半戦。後半戦の最初に訪れた丸尾礎石群。倉庫の遺構ですが、やたら可愛いことになっていました。また、山頂にある「タマタマ石」とは?
7世紀後半、白村江の戦い後に天智天皇が大陸からの侵攻に備えて作らせた堅牢な山城・基肄城。ふもとの水門跡をスタート地点にすると、気軽な登山気分で史跡コースを見学できます。今回は実際に歩いてのレポートです。
福岡市香椎に残る、神功皇后がここで兜をつけたとも、凱旋後に兜を埋めたとも言われている兜塚。ここにも恐ろしい祟りの伝説がありました。一家を殲滅した神功皇后の祟りとは。
「神功皇后は祟る」というのは、『続日本紀』に書かれた近畿での出来事ですが、神功皇后が三韓征伐の起点とした福岡にも、神功皇后の祟りの痕跡が残されていました。地元の人も恐れる鎧坂とは……?
福岡県八女市・矢部地方で、古くから信仰を集めている八女津媛。正史にはほとんど記述がなく、謎のベールに包まれた神様ですが、現地の歴史をひもとくと、荒魂から農業神へと変遷していく様子が見て取れます。謎の神様の真相に迫ります。
八女市の日向神峡は、正史に残らない瓊瓊杵尊らの伝説が残っている貴重な土地です。瓊瓊杵尊・木花咲耶姫・火明命はこの地で最期を迎えたことになっています。知らざれる神々の逸話をご紹介します。