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  • びわ湖の春音楽祭2024(4月27日・28日)

    コロナの為に中止あるいは規模を縮小していたこの音楽祭が久方ぶりに賑々しく本格開催された。今年のテーマは「〜夢と憧れ〜」だ。「ラ・フォル・ジュルネ」とほぼ同形式の音楽祭だが、こちらは会期も二日、会場も「びわ湖ホール」一箇所(3つのホールとメイン・ロビー)とぐっと小規模ではある。しかし内容はなかなか濃い。そしてなによりびわ湖に面したホールの立地が素晴らしく、とりわけ天気に恵まれた時の爽快感は有楽町の比ではない。今年は1日目こそ曇天だったが二日目は晴天に恵まれて心地良い音楽祭になった。今回は2日に渡り7つの公演に参加した。まずは27日のオープニングコンサートでは、このホールの音楽監督阪哲朗とカウンターテナー藤木大地そしてソプラノ小林沙羅+京都市交響楽団が集う華やかな舞台で幕開けを飾った。ウイーンのフォルクス・オ...びわ湖の春音楽祭2024(4月27日・28日)

  • 東響第95回川崎定期(4月21日)

    共にフィンランド出身の指揮者サカリ・オラモとソプラノのアヌ・コムシを迎えたお国物を中心としたコンサートである。エイノユハニ・ラウタヴァーラの「カントウス・アルクティクス」(鳥とオーケストラのための協奏曲)作品61である。自ら収録したフィンランド中部の湿地帯に生息する鳥たちの鳴き声をソリストとするユニークな「協奏曲」だ。2chで収録された鳥の声のテープ音がホール天井から舞台に降り注ぐ中、オケがそれに呼応する3つの楽章から成る佳作だ。幾種類かの鳥の声とオケが北国の自然風景を描き、最後はフィンランドの国鳥オオハクチョウの群れが春を告げる。まことにシーズン幕開けに相応しいスターターではないか。続いてはカイヤ・サーリアホの「サーリコスキ歌曲集」(管弦楽版)の日本初演だ。ペンッティ・サーリコスキの詩集から採られた人生...東響第95回川崎定期(4月21日)

  • 紀尾井ホール室内管第138回定期(4月20日)

    2021年11月定期以来二度目の登場となるピアニストのピョートル・アンデルシェフスキ迎えた2024/25年シーズン開幕公演である。最初は指揮者無しでグノーの小交響曲変ロ長調だ。名前は「交響曲」だが、木管7本のアンサンブルの滅多に演奏されないが曲。私も生で接するのは多分生涯二度目だと記憶するが、今回は紀尾井の名手達の卓越した表現力がグノーの魅力を十全に引き出した。フルート相澤政宏、オーボエ神農広樹・森枝繭子、ファゴット福士マリ子・水谷上総、クラリネット有馬理絵・亀井良信の面々。続いてアンデルシェフスキの弾き振りでモーツアルトのピアノ協奏曲第23番イ長調K.488。のっけから水際だった玉井菜採率いる弦の美しさに心を鷲掴みにされたが、肝心のピアノの方は余り印象に残らず。もちろん均整がとれた心地よく美しい響きなの...紀尾井ホール室内管第138回定期(4月20日)

  • 東京シティ・フィル第369回定期(4月19日)

    快進撃を続けるコンビ10年目に突入した常任指揮者高関健と東京シティ・フィル。2024/25年のシーズンは、華々しくR.シュトラウスの楽劇「ばらの騎士」より第一幕および第二幕より序奏とワルツ集で幕を開けた。これは作曲者自身が編曲したヴァージョンだそう。原曲を超えた想像力豊かな展開も聞き取れる興味深いピースではあったが、やはり日頃聞き慣れているロジンスキー編曲の「組曲」の方が本編のオペラを素直に感じることができて聞き心地はそちらの方がよろしい。二曲目は南紫音を迎えて大変珍しいシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番作品35。これは高音が続く超絶技巧の単一楽章の協奏曲風幻想曲といった趣だ。怪しげというか、耽美的というか、独特な音色と色彩感を持ったガラス細工のようなソロのフレーズを南は見事に弾き切った。大オーケスト...東京シティ・フィル第369回定期(4月19日)

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