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~ようやく織り機にセット出来ました~ 筬(おさ)や綜絖(そうこう)に経糸が通ったので、 経糸を実際に機にかけていく、織り付けという機かけの最後の工程に進みました。 織り機に経糸を結び付ける手順は産地や人によって異なりますが、 私の場合は織り終わりの方の糸端を結んでから千切(ちきり。 経糸を均等の間隔で巻いておく大きな棒)に巻き、 織り始めの方の糸端を結び付けて機にセットする順番で機にかけています。 櫛で糸を整えながらなるべく均等に分け、千切についている棒に 糸端を結んでいきます。 ↓ 千切に経糸を巻きつけたら今度は織り始めの方の糸端を結び付けます。 ここでもなるべく経糸を均等に分けてしっかり櫛…
機かけの作業も気になりますが、いいお天気ということもあり小さな糸束や 自分で紡いだ糸の精錬をすることにしました。 写真は小さな管分かれている糸を綛(かせ)という輪っかの状態に まとめている様子です。 この時に使う道具は綛上げ台(かせあげだい)と言って 小管に分かれた糸を一つの綛に纏めたり、 玉状態に巻いた糸を綛の状態に巻き変えたり、と様々な場面で時に使います。 手紡ぎ糸の太さによって綛を分けて巻きました。 そして今後スムーズに染めの作業を進めるために糸の束に綛の形崩れを防ぐ、 ひびろ糸を綛に付けていきます。 ひびろ糸を付けた状態です。 綛にしっかりした糸を八の字にくぐらせてゆるくまとめることで…
今日はとてもいいお天気になったので今のうちに、と 買った糸を洗ったり織った布の地直しをしました。 糸の種類ごとに石鹸を溶かしたお湯で焚いて、 汚れを落とします。 しばらく焚いたらお水でしっかり洗い落として干していきます。今日はカラッとした晴れだったのもあって、糸も良く乾きました。 📝いとへんメモ:染めで使う言葉 力紐(ちからひも) 糸束に付けているビニールの紐は力紐(ちからひも)と言い、 綛糸(かせいと)が鍋の中で乱れてもこの紐を持って引き上げる時に 引き上げやすいです。 この力紐は作業をする前に2つずつ大きさに余裕を持たせて付けます。 (力紐の素材はしっかりした素材なら大丈夫で、 タコ糸を使…