CBX1000についてスペックや6気筒の他に色々と書いてみる
CBX1000と言うと6気筒のDOHCという点で語られる事が多いです。 今回はCBX1000について6気筒やスペック以外にもコラムやレビュー的に記載していこうと思います。 大きいとか最高速が当時世界一だとかは除けておいて出来るだけそれ以外の特徴を書いていこうと思います。そのあたりは皆様も雑誌などで読んだことがあると思います。 これからCBX1000のオーナーになりたいなという方の参考になれば良いなと思います。 突き詰めずにさらっと概要的に書いていきます。
CBXという名前-【X】は究極という意味らしいが…
【X】は究極という意味があるらしいです。 以前記載したのですけど、 CBX = CBX1000 です。CBX1000は正式名称ではなくて通称です。正しくは【CBX】という名称です。 CBX400Fを【CBX】というのは略称です。 日本では何だか逆転しています。 普通にバイクの話で【CBX】と出たら基本的に400の方を指していると思ってください。 その他にも、 【CBX】 はホンダのブランドネーム的な要素もあって、 CBX750F、CBX125などレーサーよりのフルカウルモデルやアメリカンスタイルなど、 何でもありな名前になっています。 KawasakiのNinjaもいい加減に名前を使いまわし過ぎと思うかもしれませんが、 ホンダの【CBX】の方がひどい使いまわしをしていると思います。 6気筒の【CBX】については前期型(カウル無し)後期型(カウル有) と2種類ありましてエンジンやフレームはベースは同じですが、 パッと見は別のバイクです。違う名前を付けた方が良いと思わざるを得ません。
足回り
おおむねCB-F系と同じです。というか同じです。CBX1000の後期型のみ39パイのアンチノーズダイブを搭載していないフロントフォークを使用しています。 前のセクションでも書きましたけど【CBX】ではなくて【CB-X】や【CB-FX】 などCB-F系を連想させるようなネーミングにした方が良かったのではと思う位、 共通パーツが盛りだくさんです。 CB-F系もスポーツモデル。 ホンダも市販品に装着出来る最高の物を装着した結果同じになったのだと思います。
3連メーターはオリジナル性有り
CBX1000の6気筒エンジンは当然オリジナル性は抜群に高いのですけど、3連メーターはCBX1000のオリジナルで似たようなデザインとか他の車輌での使いまわし感はありません。 シンプルなデザインで非常にカッコよいと思います。
メンテナンス性
エンジン回りはメンテナンス性は悪いとは言い難いですが、悪い部類になると思います。 エアクリーナーを外さないと何も出来ないケースがあります。 また、エアクリーナーを外す為にはエンジンマウントを外さないといけない場合があります。エンジンを傾けて作業をする為です。プラグなどの消耗品も当然6個です。そういった点でも色々と面倒ではあります。6個消耗するパーツとエンジン回り以外は何か気になるような所は無かった気がします。
CBX1000の中古車市場
4気筒のバイクと違ってエンジンを気軽に開けられない分、エンジンの良し悪しのバラツキが少ないと思います。セカンドバイクで長期保存されていたバイクが多い傾向を感じます。市場に流れて来たりする時は保管状態が良い部類の車輌か輸入新規でボロボロという状態が多い気がします。 エンジンがかかって白煙を吹いていなければ概ね問題なさそうなバイクだと思います。 ジェネレターやセルやメーターの故障は40年経過しているバイクですから、そのうち必ず不調を起こすと思っておいた方がよいです。
CBX1000のカスタムパーツは?
CBX1000のカスタムパーツはほどほどに多い部類だと思います。根強いファンが国内外にも多数存在します。カスタムショップがリビルドパーツやアフターパーツを販売されています。 CB-F系を流用するのではなくてボルトオンの専用品も多々あります。 ボアアップキットやエンジンのリビルドパーツも販売されているので、比較的に優遇されている部類のバイクだと思います。再塗装用のステッカーも売られています。 KawasakiのZ系ほどは色々と販売されているわけではありません。
メーカー在庫はあるのか?
CB-F系と共通部品が多いせいか思ったよりも純正部品はいまだに購入出来ます。 ガソリンコックは100個近くありました。こういった恩恵があると唯一無二の部分は少なくてもよいかなと思えます。
バイク屋さんでの修理対応
断られる事が多いです。すでにキャブ車という時点で断られるというケースも多いと思います。 エンジン以外はCB-F系と同じだと思ってよいので、CB-Fの取り扱い経験があるショップは嫌な顔をしないと思います。触ってみると難しい事はないですし、パーツの供給状況も悪くはないです。 これからバイク屋さんを探している方は断られても根気よく問い合わせをしてみてください。 私の場合は車検対応は出来ないから、パーツの購入やユーザー車検のやり方なども教えるから、 自分で頑張ってねと断られた事があります。 お店の方針などで、車検が取れないリスクを責任を持って負う事が出来ない場合もあるのだとは思います。とりあえずは個人DIYで何とかなっています。
エンジンの故障やオーバーホールは?
基本的にエンジンの故障修理はお店に頼むのは無理だと思った方がよいです。 これはどのバイクでも一緒だとは思います。 巡り合わせが良かった場合などは修理出来ることもあります。 例えば、直せる技術と知識を持っている方が協力的だったり、パーツが手に入った場合です。 代替えの部品取りが必要な作業は物理的に無理だと思ってエンジンを大事に乗ってくださいませ。 エンジンのオーバーホールについてはやる気があれば、割と問題なく行えると思います。 簡単に書いていますが、CBX1000のエンジンでなくてもエンジンのオーバーホール出来る方は少ないとは思います。オイルはマメに交換してエンジンを痛めないように注意するのが吉です。 白煙を吹き始めたら非常に悲しい事になってしまいます。
CBX1000の走行フィーリングや取り回し
まず、バイクの押し引きについては重い部類だとは思いますが、想像を超えるレベルではありません。 軽トラックに積む程度なら補助は有った方がよいですが、一人で十分に出来ます。 速度も200km/hは超える事ができますが、フロントフォークについてだけ注意しておいたほうがよいです。車体が振れるというよりはフロントフォークに問題があるケースが多いと思います。 峠などのコーナーについてはサスを交換したり、ハンドルのポジションを交換すれば、 速く走るという点では難しいですが、楽しむ分には劇的に変化します。 総合的に見て車体が大きいや思い、横幅があるように見えるという点で走行に支障はないと思います。
エンジン音やエンジン回りについて
6気筒のエンジン音でなくてエンジンのメカノイズについてです。 クラッチの音やヘッド周り音は大きい部類だと思います。 油音についてはCB900Fと同じように走行した場合で10度程度高い傾向があります。 CB1100FやCB1100Rはそれよりさらに10度程度高いらしいです。 走り方にもよるので油温がどうのというのは参考程度にしてください。 パワーバンドも高めにあるようなエンジンだと思います。6000rpmを超えた位の加速感が非常に楽しいです。トンネルなどを走ると他の方には迷惑ですが、甲高い独特のエンジン音が分かりやすいと思います。
CBX1000についてスペックや6気筒の他に色々と書いてみる【まとめ】
ざっくりとCBX1000について色々書いてみました。 世の中に6気筒のバイクが流通していないだけで、思ったよりはハードルが低く取り扱えるのではないかなと私は感じています。 これからCBX1000を購入される方の参考になればよいなと思います。 それではシーユーアゲイン! ※下部に写真ギャラリーを追加しておきます。
CBX1000の写真ギャラリー
ネイキッドスタイルの時の写真も混ぜて掲載しておきます。
エンジンオイル一覧
エンジンオイルの一覧です。CBX1000ではモチュール300vの15w-50を使用しています。 バイクはおおむね10w-40の傾向が強いです。古いバイクと夏場は粘度高目と覚えておいてくださいませ。化学合成油や鉱物油など気にしない場合でも末尾の数字の【30】【40】【50】にはご注意ください。値段と性能は比例します。高い分にはトラブルに関しては心配はないのですが、安すぎるとなんだか不安になってしまいます。そういった点で言えば、ホンダウルトラや値段やメーカー純正な点を踏まえても使いたい候補にはあります。
モチュール
バイク用オイルと言えばモチュールの感が強いです。。人によってはモチュール以外のオイルは使いたくないという人もいます。エンジンオーバーホール済の旧車に入れている人が多いです。 OH済のエンジンはおおむね15w-50を入れていて夏なら10w-40を使ってもよいかなという感じです。 モチュール300V 15w-50 4リットル モチュール300V 10w-40 4リットル
ホンダ-ウルトラシリーズ
メーカ純正で安価な部類のオイル群です。G1-G4までで数字が大きいほどグレードがあがるという考え方でよいかなと思います。純正志向の方などはホンダ純正オイル以外は使いたくないという方も多いです。安価だし値段は高くないしプラス面も多いです。ホンダは少し変わっていて全体的に粘度が低めです。E1は鉱物油です。早いサイクルでの交換や鉱物油派の方におすすめです。 ウルトラ G1 5W-30 1L ウルトラ G2 SL 10W-40 1L ウルトラ G3 SL 10W-30 4サイクル1L ウルトラ G4 SL 0W-30 4サイクル1L E1 SL 10W-30 4サイクル1L メーカーHP
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ヤマルーブ
昨今、評判の良いオイル。実際に使ってみてよかったという人には数名はお会いしました。静かにファンを獲得しているような気がします。他のオイルメーカーと比べて尖ったような特徴は謳っていませんが、本当に何だか良いオイルという感じでした。プレミアムとRS4GPではRS4GPの方がグレードが高いオイルです。 ヤマルーブ プレミアムシンセティック MA2 10W-40 4L ヤマルーブ RS4GP 4L 10W-40 MA2 化学合成油
ワコーズ
ワコーズ製品を使って感動を覚えた人も多いはず。ケミカルはこれをつかっておけという位は日本で普及しています。バイク用か車用かの差異はなさそうなのですが粘度などを気を付けて購入してください。 PRO-S50 プロステージS 15W-50 E245 4L
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Kawasaki-冴速-冴強
粘度の違いに気を付けてご購入ください。900RSの大ヒットでシェア率もあがっているし、評判も良いオイルです。違いはオイルの粘度です。特に指定やこだわりが無い場合は、10W-40 冴速をおつかいください。 冴強 10W-50 1L×4本セット J0ELF-K011S 冴速 10W-40 4本
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シェルShell-アドバンスド
自社でオイルの精錬工場を持っていて天然ガスからオイルを作っている…使ってみたことはないのですが、非常に気になるオイルです。さすがに高い…が試してはみたいです。 シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 15W-50(SN) 412233193-1 シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 10W-40(SN) 412232193-1
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