たまたま中古車の買い替え時にハイブリッド車を選んだ者です。
1.3リッター車(CVT)から1.5リッターハイブリッド車になりました。
パワーが上がったのに燃費は良く、前は17km/h程度だったのが今は21〜22km/lくらいになります。
まぁ、物理法則的には、静止(停止)中のものに初速をつける(発進する)のに最もエネルギーが必要ですから、そこをガソリンエンジンではなく(充電可能なバッテリーで稼働する)モーターに担わせる発想は実にクレバーだと思います。
ただ、ガソリンエンジン駆動側もCVTですから、エンジンをガンガン回す走り方には元々向きません。
高速道路での加速も、以前の1.3リッターに対して、トルクがのっていて力強いのですが、タイム的にアクセル踏み込んで限界を攻める感じではなく、ハーフスロットル状態でグングン加速していく感じです。
一般道では、動き出しがモーターのみで直後にエンジンがかかり、加速していきますが、加速終了とともにアクセルを緩めるとエンジンが止まり、EV(電気自動車)モードになります。
モーターの力だけで走るので、燃料は一滴も使いません。これは燃費にいいわな、と思います。
デメリットとしては、機構が複雑な分、トラブル確率も(潜在的には)上がること、車重が重くなってしまうこと、価格が高くなることでしょう。(確かに新車で買うと高いと思います。)
それと、純ガソリン車とは若干違う運転操作もやるようになります。
例えば、フットブレーキですが、トヨタのハイブリッド車なので、ブレーキペダルを踏むと車輪のブレーキ以外に回生ブレーキ(減速時に発電用モーターを積極的に回して、バッテリーを充電する)が協調作動します。
このため、フットブレーキを以前よりも積極的に使うようになりますが、これを純ガソリンエンジン車でやるとよくないですね。
また、バッテリーがフル充電状態になると回生ブレーキが作動しなくなるので、その分フットブレーキの効きが悪くなります。(高速道路の長い下り坂だとアクセルを踏むのをやめても速度が殆ど落ちません。)しっかりブレーキペダルを踏むか、エンジンブレーキを効かせるためにBレンジに落とす必要が出てきます。
もしも次に純ガソリン車に戻るのであれば、このあたりは気をつけなければと思います。
メインの駆動用バッテリーは10万kmくらいまでなら問題なく使えるとのことなので、それよりも早く手放すのであれば大きな問題にはならないようです。