2024 CROSS BIKE LAB. » GIANT ESCAPE AIR » 🔥 クロスバイク 10速化 ② ULTEGRA化 BB フロントディレイラー編 🔥

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クロスバイク 10速化の第2回目はTOKEN BB(ボトムブラケット)の取り付けとFD(フロントディレイラー)のULTEGRA化



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TOKEN TK878EX 分解 取り付け

クロスバイク
クロスバイクを10速化、アルテグラ化するに伴い取り外していたホイールを再装着し、メンテナンススタンドにクロスバイク GIANT ESCAPE AIRをセット

クロスバイク
シマノのBB(ボトムブラケット)は耐久性、防塵、防水性等を重視しているため、ベアリングのシールの抵抗で空回ししても回転が渋くてすぐに止まってしまう事で有名&経験済み。 型落ちのTK877EXがショップスタッフもお勧めする評判の良いBBで、人によっては激変、ギア1枚分軽くなるなどプラシーボ効果含めかなりフリクション(摩擦抵抗)が少ないとの事

TOKENのBBはティラミック球とステンレス球の2種類の仕様がありますが、価格差ほどの性能差はないらしいので新型のTK878EXの安い方で、塗装が剥げても目立たないであろうグレー(アイスグレー)を購入。 EXはエクスターナル(タイプ)の略。 ホントは旧型のTK877EXが欲しかったのですが、新型のTK878EXの方がまだ使っている人が少ないので(´・ω・`)

クロスバイク
TOKEN BB TK878EX ROAD
実測重量:102g(インナーシェル、1mmスペーサー、0.5mmスペーサー×2含む)
SHELL幅:68mm シマノ互換 1.37"×24T
規格:BSA(JIS)

クロスバイク
0.5mmスペーサーは必須ですが、1mmスペーサーは左右にガタが出る場合のみ必要。 インナーシェルは雨の日に走る予定がなければ必要ないので外します

クロスバイク
TOKEN BB TK878EX ROAD
実測重量:92g

クロスバイク
TOKEN TK878EXを分解してみるとTakino 24377RSというシールドベアリングが採用されており、調べてみると台湾のメーカー。 TOKEN同様、日本メーカーと間違えそうな紛らわしさです

クロスバイク
他の方のTOKEN BB TK878EXのレビュー等を読むとグリスが少ないので良く回ると言う話でしたが、シールを外して確認してみると多くも少なくもない適量と思われます

クロスバイク
クランクに仮組みしてみると工具も使わずわずかな抵抗だけでスルスルッとシャフトの奥まで入り、シャフトを取り付けている状態でもインナーレースに取付け圧力がほとんどかかっていない仕様。 そのおかげで取付け後でもベアリングは未装着時とほとんど変わらないとてもスムーズな動きで、空回ししたクランクはクルンクルンと非常に良く回ります。 シマノのBBは取り付け作業の段階からやや抵抗がある印象(´・ω・`)

クロスバイク
AEROZINE TITANIUM X13-RL-110A2D付属のBBを同じ力で取付けると先っぽまでしか入らず、ギューッと根元まで押し込んで空回ししてみましたが、こちらはインナーレースにかなりの圧力がかかっている状態なのでベアリングが常に押し潰されてフリクションが大きい仕様

シャフトを取付けていない状態ではTOKEN、AEROZINE TITANIUM、どちらのBBも大差ないのですが、取付けた状態で空回しすると当然の事ながらこちらはすぐ止まってしまいます。 取り外す時にシャフトと接しているプラ部分が割れそうで怖かったです ^^;

クロスバイク
こちらはロードバイクのBB30。 空回しするとすぐ止まる事はなくそれなりに回りますが、シャフトを引き抜く時にプラスチックハンマーで数回叩かないと外れないのでインナーレースに少し圧力がかかっている仕様

インナーレースにあまり圧力がかからずプラスチックハンマー1発分に減るか、スルスルと楽に引き抜けるようになるのであれば、こちらのBBも評判の良さそうなベアリングに交換してしまいたいところ

BB30は異音が発生したりとあまり評判は良くありませんが、購入当初からしっかりグリスアップしてあるのと貧脚のため、異音は1度の走行で1度鳴るかならないか程度で現在でもノートラブル(´・ω・`)

クロスバイク
台湾のフレームに台湾のBBで相性が良いのか、ネジ切りの精度が良いのか最後まで手で回して取り付け可能ですが、一応最後だけBB回し工具で少しキツめに装着。 固着防止にプレミアムグリス(デュラグリス)を忘れずに塗り、BBの取り付けは終了


FD-6700 フロントディレイラー 取り付け

クロスバイク
BBの取り付けを終えたので前回の作業で52T → 46Tへとクロスバイクのフレーム性能に見合ったアウターチェーンリングに変更したクランクセットを装着し、FD(フロントディレイラー)の取り付け

クロスバイク
ULTEGRA FD-6700-F(直付けタイプ)
実測重量:85g

クロスバイクの10速化で使用するフロントディレイラーは以前SRAMのロードバイク用に間違って購入してしまいお蔵入りになっていたFD-6700。 クロスバイクのGIANT ESCAPE AIRには贅沢なパーツですが、使わないままではもったいないのでフロントディレイラークランプを購入してFDを取り付けます

クロスバイク
TOKEN TK180 フロントディレイラークランプ Φ31.8mm
実測重量:30g

ルイガノ JEDI スプリング 交換
LOUIS GARNEAU JEDI スプリング 交換

シマノや他メーカーのフロントディレイラークランプとは違い、取り付け穴が縦長なので上下に固定位置を調整出来るのが最大の特徴

クロスバイク
TOKEN TK180 フロントディレイラークランプ Φ31.8mmは、チェーンリングを小さいサイズへと変更した際、シートチューブのボルト部分に取り付けバンドが干渉してしまう可能性があるフレームと相性の良いフロントディレイラークランプ

クロスバイク
FD-6700 + TOKEN TK180
実測重量:115g

クロスバイク
フロントディレイラークランプでフロントディレイラーを装着する場合、バンドタイプのFD-6700-Bと比較すると重量が若干重くなってしまいますが
  • チェーンドロッププロテクター
  • チェーンドロップキャッチャー
  • チェーンウォッチャー

等の商品名で各メーカーからリリースされている、予期せぬ路面の凹凸などで変速時にチェーンが大きく暴れた際にチェーンが外れたり、外れたチェーンでフレームを傷つけてしまうのを防ぐパーツを装着出来るのが直付けフロントディレイラーを選択するメリット

走行してみないと分かりませんが今回はアウターチェーンリングのサイズも変更しており、インナーチェーンリングとの相性が悪いとチェーン落ちが頻発する可能性があるため、直付けフロントディレイラーを選ぶのが正解(´・ω・`)

クロスバイク
クロスバイクに装着完了。 歯とプレートの隙間推奨値である1~3mmに合わせ、推奨値内の約2mmで固定

クロスバイク
取り付け強度と空気抵抗を考え、TOKEN TK180のバンド位置はシートチューブボルトのすぐ上に。 フロントディレイラーを最上部にして取り付けていますが、別メーカーのフロントディレイラークランプやバンドタイプのフロントディレイラーを使う場合、46Tのアウターチェーンリングとの組み合わせではFDプレートとチェーンリングの隙間推奨値1~3mmにギリギリ届くか届かないか微妙なライン

44Tのチェーンリングでは間違いなくFDプレートと歯の隙間推奨値である1~3mmには届かず、シートチューブのボルト穴が邪魔でフロントディレイラーを装着する事すら出来ない事態に陥る可能性が高め。 今回はたまたま余っていた直付けフロントディレイラーを有効活用したのでこの組合わせになりましたが、アウターチェーンリングのサイズを小さくしてクロスレシオにする際には注意が必要です(´・ω・`)

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