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 …という話が決算説明会であったとか無かったとか、通期業績に関しては計画通り前期を上回る可能性が高そうです。
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[カプコン: 平成30年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算カンファレンスコール資料](pdf)

 売上高は前年同期比10.8%減の477.4億円、営業利益は36.9%増の70.09億円、純利益は60.7%増の44.39億円となっています。

① デジタルコンテンツ事業
 当事業におきましては、「バイオハザード7 レジデントイービル」(プレイステーション4、Xbox One、
パソコン用)や「モンスターハンターダブルクロス」(Nintendo Switch用)が堅調に推移したほか、「ウル
トラストリートファイターII」(Nintendo Switch用)もスマッシュヒットを放ちました。一方、昨年9月発
売の欧米をターゲットにした「マーベルVS. カプコン:インフィニット」(プレイステーション4、Xbox
One、パソコン用)は、軟調に展開いたしました。
 オンラインゲームは、配信10周年を記念して大型アップデートを行った「モンスターハンターフロンティ
アZ」が根強い人気に支えられ底堅く売上を伸ばしました。他方、現状の局面打開に向けて提携戦略等の事業
改革を推進中のモバイルコンテンツは、「モンスターハンターエクスプロア」が安定した人気を持続すると
ともに、IPを用いたライセンス収入が利益向上に寄与いたしました。
 この結果、売上高は308億44百万円(前年同期比8.5%増)、営業利益62億57百万円(前年同期比328.2%
増)となりました。
 なお、第4四半期は当期の旗艦タイトルである「モンスターハンター:ワールド」(プレイステーション
4、Xbox One用)の発売により本格的な攻勢をかけてまいります。

 ゲーム事業は増収増益となっています。
 またバイオハザード7は前期発売だった為利益率が良くなっていますね。
 マブカプは鳴かず飛ばずだっただけに軟調と。

 AM施設事業も増収増益なのですが、機器の方はここに分類されているパチスロ機が色々アレで大幅な減収減益、半分未満になっています。
 減収はここが原因ですね。

 売上高増減要因でもこんな感じになっていますし。
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 ゲーム事業は順調。
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 ゲーム関連の販売はバイオ7の翌年度が120万本、マブカプは100万本…事業成績の説明では好調とされていたMHXXニシッチ版はどこに行ったんでしょうね、まあそもそもあれ海外では売ってもいないですし…
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 ちなみにカプコンがいう所のDLCはデジタル版全般、DL版のソフト自体も含めていますが、四割程度がデジタルと。

 デジタルシフトもあり、全体としては販売本数が増加。
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 モバイル(スマ)の売上高構成比は一割程度と。
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 今期の計画ですが、カプコンは第4四半期単独で900万本あまりを販売(出荷)するという強気の計画を立てています。
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 いますが、これMHWの初動だけで半分以上満たしていますしね、ひょっとしたら普通に達成出来るのでは。

 地域別構成比は日本に偏っていますが、MHWが販売好調ならこれがある程度減るかもしれません。
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 物理パッケージの大雑把なプラットフォーム別販売(出荷)本数も明らかにされていますが、
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 PS据置機に割合としては傾いていますね、デジタル分を抜いてこれとなると。
 ニシッチは105万本ですが、構造的にデジタル比率が上がりにくい部分もありますし。
 またPS据置機とXboxの比が4.5:1程度と大きく開いています。こちらは海外ヒットタイトルが出ると縮まる傾向は多少あるようですが…

 とりあえず“DLC”で一纏めにされているDL版ソフトもプラットフォーム別に加えて数字を出して欲しいところですね。
 500万本のうちの四割程度が国内向け出荷+DL販売分というのが事実であれば、推定50万本程度はDL版が売れている事になりますし。

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