47388SIE
 「龍が如く」初作を作っていた時、セガ自体は勿論プラットフォーマーからも理解が得にくい状態が続いていた、という話は折に触れ出てくる話題ではありますが。
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[日経ビジネス - ソニー甦ったのか?: 今のソニー「外見はスマート、中身はオオカミ」 - 「龍が如く」の生みの親が語る]

 ソニーの外にいる関係者にソニーについて話を聞いた、という記事で、セガゲームスの名越稔洋氏は1頁目に登場。

 名越氏は“龍が如くはコンセプトがなかなか理解されず”“PCで発売したらどうかという声もあったが投資回収が難しい”という時にPS2で出したいという声に応えてくれたのがSCE(当時)と話し、

 当時のSCEの経営陣には、久夛良木健さんや丸山茂雄さんがいた。僕が言うのもなんだけど、あの人たちは堅気じゃない(笑)。なかでも久多良木さんは、自らの高い理想を追求しつつ、誰よりも早く新技術を世に出そうとする。そのエネルギーには圧倒された面もあった。

 とコメント、上記日経記事タイトルにもある部分については、今は見た目スマートになったが濃い人はまだまだ沢山いるといった話をしています。

 現在のSIEはPS3の反省を活かしてユーザーの要求に応えようとしており、セガガといったサードとのネットワーク新機能やサービスに関する議論も活発にしていると名越氏。

 セガとしては別にSIEのためにゲームをつくるわけじゃない。だけど、ハード屋とソフト屋がいかに同じベクトルを向けるかは重要だ。今のSIE経営陣は、「このソフトはユーザーのすそ野を広げるものか、コアファンの思いに応えるものか」とロジカルに分析して戦略を進めている。これは龍が如くシリーズでも作品ごとに使い分けてきた部分。決してご機嫌はとらないが、プラットフォーマ―であるSIEの戦略と相反しないことは我々にとっても重要だ。

 新規層を取りに行くものか、コアゲーマーをターゲットにしたものか、という戦略についてもSIEと同じ方向を行く方針としていますね。
 PS4発売前…PS3終盤に名越氏がよくしていた“ゲーム機はPCとスマの普及により消えゆく存在”といった話からすると大分軟化した物ですが、それもこれもPS4のヒットが与えた影響が大きな部分ではありそうです。

 SIEはファーストパーティの新規層向けゲームが滑りがち、コア層向けタイトルのハードル高すぎ?といった部分がありますが、サードとの協力関係については上手く行っているといって良いでしょうし。

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