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 後は、ゼルダの伝説映画化について“IPを預かった以上は素晴らしい作品にしたい。クリエイションはパイの奪い合いでは無く相乗効果が狙える”と任天堂には言えなさそうな事も話していたようですね。

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[AV Watch: 西田宗千佳のRandomTracking 第573回 “感動拡大”の鍵は「他社協業」と「ゲームエンジン」。ソニーグループ・吉田憲一郎CEO単独インタビュー]

 CES 2024におけるソニーグループの吉田憲一郎会長兼CEOへのインタビュー(抜粋)ですが、今後の重点投資対象はやはりゲーム(PlayStation)を初めとするエンタテインメント分野になるようですね。

 ゼルダの伝映画化についてもそこで話が出た物で、

吉田:「ゼルダ」のように素晴らしいIPを預けていただけるなら、絶対に素晴らしい作品にしないといけません。

色々なパートナーに対して、クリエーション側で貢献した方がいいのです。

クリエーションのいいところは「排他的」ではないことです。

例えば携帯電話契約の場合、1社のシェアが上がれば別のキャリアのシェアが下がるわけですが、コンテンツはそうではない。「アンチャーテッド」がヒットしたから「ゼルダ」がヒットしなくなるということはない。

私たちはそういう文化の方が好きだし、目指すのはそのような方向性です。

 …多分任天堂とMSはそう考えてなさそうなんですよね、自分らのプラットフォームが売れないのはソニーガー、と足を引っ張ることが基本戦略になっていますし。

 その後は映像配信の分野において2014年より米国で展開した「PlayStation Vue」についてはPSプラットフォームのユーザを広げる中で、ゲーム以外をも含むプラットフォームに出来るのではないかと始めた物の、非常に大規模な資本が必要になることが分かって多大な損失を出す結果になってしまったと反省の弁を述べ、現在のPSプラットフォームについては

吉田:今回、PlayStation 5のMAUが1億2,300万、ということを発表させていただきました。これは大きなものですが、一方で、モバイルゲームに比べればニッチでもあります。

ですが、ニッチではあっても、しっかりとコアゲーマーの方々を捕まえ続けた方がいい。無理に数だけをスケールさせようとしない方がいい、と考えています。やはりここも、本質は「コミュニティ・オブ・インタレスト」ですからね。

同じゲーム、例えば「Fate/Grand Order」はそろそろ10年近く運営を続けていますが、あれも「モバイルという大きな市場に打って出ている」というよりも、「Fateというコミュニティでビジネスをしている」と受け取っていただければ、と思います。

 とコメント、スマのようなマスを取ることを優先するよりはコア層を獲得する方が良いと今は考えているようですね。

 この他ゲームエンジンの他業種での活用についてもコメント、SIEにもゲームエンジンはある物の、映像制作においてはUEがデファクトスタンダードとなりつつあるとしてEpicとの協力関係構築が続きそうです。

 PSプラットフォームの展開については、無茶をするのに比べると安定感があると言えるでしょうか。
 MSみたいに“ゲーパス1億人超えなきゃXbox撤退じゃあ”とか言ってたらそれこそ撤退待ったなしとなりかねないですしね。

 後はPSP3(仮)を出してくれると良いんですけど。

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