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 …について前記事でSwitch入ってるニシくんが居たわけですが、ニシくんが笑っちゃった理由がよく分からないので改めて。

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 前記事のコメントというのがこちら。

19. (NTTdocomo spmode 49.109.5.251) 2024年03月15日 05:01
まさか10年以上前のドラクラと持ち出してくるとは思わなくて笑っちゃった、ここまでくるといかにSwitchをネガティブに語るかの大喜利だわ

 spmodeなので固定IPではない筈なんですけど、この前のニシくんと共に「数字で見るドッカンバトル」とかいうサイトのコメント欄?が出てくるんですよね…ドッカンニシ前にもいましたが。

 さて、今回のニシくん聖典ファミ通ランキングで「ユニコーンオーバーロード」の任ッチ版が初週4.1万本、消化率は紅茶(80-100%)という結果を残したわけですが…(※PS5/PS4版の消化率も紅茶)

 これを2013年7月に発売された「ドラゴンズクラウン」のPSVita版の初週7.6万本(細かく言うと7.55万本)と比較したらニシくんのSwitch入ったね、という話ですね。
 ちなみにPS3版は初週10.9万本で消化率は何れの機種も紅茶でしたので、“品薄デー”は封じられていますね。

 十年以上も前だから比較する意味なし、という話についてですが、まず任ッチがPS3未満でPSVitaと同世代の携帯機であるという認識が無い事が問題なのでしょうか。
 これは極端な話として任ッチを下げている訳ではなく、ポータブルモードにおけるGPU演算性能はPS3より遙かに下でパフォーマンスのバランスも悪いためPSVitaより同タイトルのフレームレートが不安定になる場合があり、標準搭載ストレージは無いも同然でデジタル標準対応とはとても言えた物ではない、という点でPS3世代未満でPSVitaと同世代の携帯機だと主張しているんですよね。

 ここ十年でデジタルシフトも進んだ筈なんだガー、と言おうにも上述の標準ではデジタル化に非対応という点が問題になっており、任天堂様の主張では本数比率で1/3程度がデジタルという物の、デジタル売上高比率から考えると精々フルプライスのタイトルのデジタル本数比率は二割程度でしょうし。

[任天堂: 2024年3月期第3四半期決算説明資料](pdf)
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 この説明も何度目かという話ですが、今期第3四半期累計期間のデジタル売上高が3464億円でデジタル売上高比率は48.1%、なのでソフトウェア売上高全体では7202億円で、フィジカル版併売以外の売上高(デジタル専売ソフト+追加コンテンツ+ネットワークサービス)を差っ引いて5599億円、でフィジカル版併売ソフトのデジタル売上高比率は33%程度となる訳ですが、“デジタル版は総額(グロス)で計上”しているので実際にはより低い割合になるので大体二割程度だろう、という話ですね。

 My Nintendo Storeのランキング見ても、上位に食い込んでるインディゲームとかMinecraft辺りは四桁円くらいなら大体フィジカル版がある(Overcooked2とかHuman Fall Flatとか)ので、その辺で本数を稼いでいるのはあるんでしょうね。

 PSVita版「ドラゴンズクラウン」だって高消化率だったこともありデジタル版も売れているでしょうし、まあ任ッチが累計販売台数差は名目20倍ぐらいある筈なのにボロ負けしたって事実は間違いないんですよ。

 しかし小売りも弱くなったものですね、ドラクラも両方紅茶だったとはいえ、そもそもの出荷数(発注数)にも大きな差があるという事ですし。
 これも任天堂様が跳梁跋扈した結果ですか…PSプラはデジタルシフトが進んでいますし、ニシくんが幾ら“PS市場はソフトが売れていないんだガー(ソースは聖典ファミ通ランキング)”と叫んだところで決算のソフトウェア売上高が約三倍の差を付けられてボロ負けしてるんだけ堂、という現実(現実)は覆しようもありませんし。

 しかもおよそ三倍差って第3四半期時点ですから、第4四半期のラインアップを比べてみると更に差が大きく開く可能性が高いのではないでしょうか。

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