橙に包まれた浅い青

受賞・入選など14篇。 写真詩・イラスト詩・ポエム動画など2333篇以上を公開。

2013年03月

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
調子が悪い。
今、取っているスタンスと
反対のスタンスをとればいい。
反対のスタンスをとってしまえばいい。
 
お試しで、お気楽に。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日
あなたが無意識に蒔いた種は
いつか
思わぬところで綺麗な花を咲かせる。
 
そう信じてみよう。
いつも、いつまでも。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何に
ドキドキワクワク
するのかわからない。
 
それ以前に
何にウジウジオドオド
しているのかもわからない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
前向きに作るか。
建設的に壊すか。
その2択なんだ。
どんなに悩むときも。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
寒い。
尋常じゃないくらい寒い。
だからと言って
早々と切り上げるわけにはいかない。
何もかも投げ出す理由にはならない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
欲望は変わっていく。
価値観も変わっていく。
自分のそれを受け止める。
相手のそれに合わせてゆく。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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~ 2006      

 【  Blue Blank  】   全38篇。   
 

 
   
 
           
2005 ~ 2006   

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2006      

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2009
  
 

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 【  二 : 二 対 三  】    「 2:2:3 」という構成詩。
 
 
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2012
  
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2013

 
 
 
 
 
 
2014

 【  13ライン  】   13行目からの覚醒。 
 
 
 
 【  photo photo photo 】   3枚の写真、3枚の情景、3枚の世界。
 
 
 
 



 
 
2015

   本、音楽、映画、時事、日常に関する感想や意見をざっくばらんに。



   恋や愛をテーマにした詩の数々。 変わりゆく心も、変わらない心も。


   ちょっとでも ポジティブな気分・考え・行動のきっかけに。


   2006年にスタート。 2015年、本格的に再開した雑記ブログ。






2018



 
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目覚めた。
たしかに目覚めた。
「今さら・・・」と言われようが
芽吹いた確信は朽ちやしない。
 
 
描いた。  すべてを描いた。
沁みた。  すべてに沁みた。
広がった。 すべてが広がった。
微笑んだ。 すべては微笑んだ。
 
 
朝が来るたびに 眩しい祝福。
夜が来るたびに 鮮やかな永遠。
 
 
目覚めた。
はっきりと目覚めた。
「今さら・・・」って顔されても
浮かび上がる思想は落ちやしない。
 
 
描いた。  信じられないくらい描いた。
沁みた。  信じられないくらい沁みた。
広がった。 信じられないくらい広がった。
微笑んだ。 信じられないくらい微笑んだ。
 
 
朝が来るたびに 眩しい、眩しい祝福。
夜が来るたびに 鮮やかな、鮮やかな永遠。
 
 
「今さら・・・」と言われようが
芽吹いた確信は朽ちやしない。
「今さら・・・」って顔されても
浮かび上がる思想は落ちやしない。
 
 
確かに信じた。
思いを想うがままに。
 
 
「現実はそんなに甘くない」って?
幻想は、そんなに堅苦しくないもんでね。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いい詩は
いい言葉と
いい雰囲気で出来ている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
関心がなくて当たり前。
興味がなくて当たり前。
あなたが関心をもたせなきゃ。
あなたが興味をもたせなきゃ。
一生そのままよ。一生このままよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
当たり前だけど
 
今日も
たくさんのものがなくなって
たくさんのものが作られて
 
たくさんのことがなくなって
たくさんのことが起こって
 
たくさんの人がなくなって
たくさんの人が生まれている。
 
 
改めて
そう考えてみると凄いなと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
散らす。
できるだけ視線を散らす。
街を歩くときは特に散らす。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もう、戻れない。
もう、戻せない。
 
だから、美しいんだろう。
だから、噛み締めるんだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それは
僕がやらなくても誰かがやってくれる。
 
これは
僕がやらなければ誰もやってくれない。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

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忘れることはない。
毎年、この日が近づくと必ず思い出す。
 
 
忘れることはない。
忘れても、忘れても、思い出す。
忘れても、忘れても、思い出さざるを得ない。
 
 
毎年、毎年、これからもずっとそうだろう。
何をしていたのか、あの日。
どこで何をしていたのか、あの日。
 
 
一人一人が思い出す。
何をしてきたのか、あの日から。
どこで何をしてきたのか、あの日から。
 
 
一人一人が振り返る。
この日が近づいてくるたびに
忘れていたことを思い出したり
忘れてはならないと、誓いを新たにする。
それは調子のいい話でもある。
 
 
だけど
私たちはすべてを覚えておくことはできないから
調子のいい話でも
世界は一つであるかのように
世界は一体であるかのように
毎年、この日を迎えていく。
 
 
どんなに忘れないようにしても少しずつ忘れていくから。
どんなに覚えていても
都合の悪いことは忘れ、都合のいいことばかり覚えていくから。
 
 
あの日を
過度な悲観に染めきった記憶にしないためにも。
あの日を
過度な楽観に染めきった教訓にしないためにも。
 
 
忘れてはならないことを徐々に忘れていく私たちは
忘れても構わないことをずっと覚えていてしまう私たちは
この日が来るたびに思い出す。この日が来るたびに語り合う。
 
 
調子のいい話ではあるが
そうやって私たちは
忘れてはならないことと
覚えておかなくてもいいことを振り分けていく。
 
 
生きていくために。
生かしていくために。
活かし続けていくために。
忘れても、忘れても、忘れても、忘れないために。
 
  

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私が思うほど
世界はしっかりとしたものではない。
 
 
世界が思うほど
私はちっぽけでやわな存在ではない。
 
 
明言せねば。
宣言せねば。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
無駄を無駄だと
割りきれることに価値がある。
失敗を失敗だと
認められることに価値がある。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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何もなくても光が
降り注いでいた日々を思い返す
傍らでいつも咲いていた笑顔
徐々に枯らしてしまっていることにも気づかなかった
 
 
 
1人きりの道
背を少し丸め歩いていく
 
すれ違う家族連れ
ささやかな優しさ すべてあげる
 
すれ違うカップル
僕の分も 未来を 楽しんでくれ
 
 
 
夜がやってくると
寒くもないのに震えてしまう
朝がやってくると
予定もないのに慌ててしまう
 
 
選んだ孤独に包まれ
選んでくれた孤独を抱きしめる
 
 
この詩を求める誰か
遠い未来にいるはずの誰かへ
この詩を求めた何か
遠い過去にあるはずの何かへ
 
 
 
時代がめまぐるしく
色を変えていく中で
瞬きをすることにも疲れて
 
環境が狂おしく
音を変えていく中で
五感を開くことにも疲れて
 
 
 
世界よ、ありがとう
感謝しきれないのを承知で感謝したい
 
人生よ、ありがとう
報恩しきれないのを承知で報恩したい
 
せめて、詩を書くことを通じて
 
 
 
傍らでいつも咲いていた笑顔
枯らしてしまって ホントごめん
 
傍らでいつも咲いてくれた笑顔
どうか どうか 幸せになっていて
 
 
 
1人きりの道
背を少し丸め歩いていく
 
すれ違う同年代
微かに残る この情熱を託す
 
すれ違う老若男女
幸、多からんことを祈るよ
 
 
 
鏡の前で座り込んだ
遠い未来にいるはずの少女へ
雑踏で空を見上げた
遠い過去にいたはずの少年へ
 
今、この詩を贈る 届かないとしても
今、この詩を贈る 響かないとしても
 
 
 
何もないけど
この今にも光は降り注いでいるのかな
いつかこの今を振り返れば「光に溢れていた」と思うのかな
 
 
 
風にゆれる季節
愛に溢れる街角
月が照らす公園
夢が芽吹く駅前
当たり前だったすべてが やけに美しく見える
 
 
 
なつかしい香りを背に
あたらしい風景を胸に
 
1人きりの道
背を少し丸め歩いていく
 
1人だけの道
背を少し丸め歩いていく
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
詩人と
呼ばれたことがないからといって
詩人と
名乗ってはいけないということはない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
都内の私立北山大学4年の上澤信明は、就職活動で1社からも内定を得ることができずに大学を卒業。しばらくは塾講師のアルバイトで食いつなぎながら就職活動をすればいいと思っていたが、次第にそのアルバイトもめんどくさくなり、卒業して3カ月ほどしてニートに。実家の両親からの仕送りも止まり、預貯金も残り僅かとなったある日。いつものようにネットカフェのPCで巨大掲示板を眺めていたら「ベーシックインカム」という用語に出会う。国民に最低限の所得保障をするために定期的に一定額を支給するというベーシックインカム。その理念を知った上澤は、「これだ!これを実現するしかない!」と発奮。すぐに図書館で関連書籍を借りてきたり、母校の北山大学を訪れてそれまで全く面識のなかった政治経済学者の住岡をアポなし訪問、ベーシックインカムについて教えを請う。訝る住岡教授だったが、上澤の熱意に押されて、週一でベーシックインカムに関する個別レクチャーをすることを約束する。通りすがりにその話を聞いた住岡ゼミ3年の渋木美帆は、自分もそのレクチャーを受けたいと頼み込み参加することになった。レクチャーを受ければ受けるほど、ベーシックインカムの実現は夢のまた夢だと思い始める上澤。それに対して、興味本位で話を聞きに来ているだけのはずだった渋木は、ベーシックインカムの実現可能性を卒論のテーマにすることを決意。その参考資料を集めるべく、渋木は上澤に発破をかけて「ベーシックインカム実現検討会」を立ち上げることを提案。戸惑う上澤を強引に会の代表に据えて、早速ネット上で学内外を問わずメンバー募集を始めた。
 
 
募集告知は皮肉な形でネット上を賑わせた。
「体たらくニートと大学生が、怠けきった団体をやっている」という非難が飛び交うように。募集告知するブログが炎上する中で、怒った上澤は思いつくままベーシックインカム実現への道のりを書き殴る。それをさらに渋木が論理的にまとめ上げ、会の理念や募集告知の内容に厚みをもたせた。すると、徐々に好意的な反応や理解を示す声が出始め、ブログの炎上も収束し、会のメンバーも急速に増加。はじめてオフ会を開いてみると、想像以上に熱い志を持ったニートやフリーターが集まった。オフ会が終盤に差し掛かった時、ケイケイと名乗る30代前半の男性が「ベーシックインカムを実現するために、この会を政党にしましょうよ」と突然提案。静まる周囲を気にせず、ケイケイは数年間有名議員の秘書を勤めていたことなどを語り始めた。呆気にとられていたオフ会メンバーたちも、ケイケイの説得力溢れる国政展開話に唆され、「もしかしたら本当に実現できるかも」「俺たちの代表を国会に送り込めるかも」と本気で期待を膨らませ始める。それを「待て待て」とたしなめようとする上澤を制し、「次の総選挙で上澤さんを国会に送り出しましょう」と渋木が笑いながら提案。唖然とする上澤を尻目に、満場一致の拍手で、「ベーシックインカム党」の結成、その第一号議員として上澤を擁立することが決定した。
 
 
翌日から、促されるまま上澤は、北山大学前の交差点で顔を売り込むための辻立ちに出た。
党の理念や主張をわかりやすく渋木が演説草稿にまとめ、ケイケイが議員秘書経験を活かした演説指導をし、上澤が登下校する学生たちに向けて演説する日々がはじまった。オフ会に参加したメンバーを中心に、演説の聞き手となる桜を動員。演説の様子を動画サイトにアップしたり、ネット上での情報発信を積極的に展開。わけもわからぬまま辻立ちをくり返していた上澤だったが、周囲の熱気に感化されていき、演説もどんどん上達していった。
 
 
選挙告示が近づき、上澤は立候補者による公開討論会に参加することになった。
そこで政権与党である民自党のライバル候補から、「まともな職務経験もないのにベーシックインカムを提唱するのは虫の良い話だ」と糾弾される。それに対して上澤は、既卒ニートの自分がベーシックインカムを提唱するのはおこがましいのではないかという迷いがあったことを吐露。しかし、サークル・党の結成や立候補準備を通じ、多くの既卒・ニート・フリーター仲間との絆が生まれ、迷いがなくなったことを強調。ベーシックインカムの実現は、生活・経済基盤の安定化のためであり、そこから雇用環境の改善、働きがいのある仕事の創出などが欠かせないという想いを強くもつようになったと訴えた。
 
 
そして迎えた選挙は惜敗。はじめての国政挑戦は失敗に終わった上澤だが、現職の国会議員から既卒・ニート・フリーターなどの就職支援に関する勉強会への参加を勧められる。それと同時にベーシックインカム党は政治活動だけでなく、渋木とケイケイを中心に、既卒・ニート・フリーターの生活・就職支援活動を展開することになった。新たな門出となるベーシックインカム党の新事務所開きの日。上澤、渋木、党のメンバーたちが集まる中に、一人の見知らぬ青年が現れた。彼は10年近く自宅から一歩も出たことがないニートだった。ネットで選挙運動を繰り広げる上澤たちの活動を追ううちに、自分も何かしたい。社会を変えていきたい。そう思ったと、少し恥らいながら静かに呟いた。社会はそうそう簡単に大きく変わるものじゃない。それでも、自分たちの政党結成や国政挑戦によって、一歩踏み出すことができた人がいた。その青年の訪問に勇気づけられた党のメンバーを背に、上澤は「辻立ちに行ってきます」と楽しげにいつもの交差点へと演説に向った。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2時間も
待たせていたことを店員は知らない。
 
だから謝ることもない。
 
2時間も待っていた私には
その店員のサービススマイルも
へらへら歪んでいるようにしか
見えなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
テレビを消した。
ネットを消した。
夜は、信じられないほど長かった。
 
考えなくてもいいことまで
考えずにはいられなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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