4~6月期GDP 半耐久財の伸び、要因はゼルダ? 新作ゲーム大人気

ゲームシリーズ「ゼルダの伝説」の主人公「リンク」=大阪市北区の「ニンテンドーオオサカ」で2022年11月10日午前10時38分、久保玲撮影
ゲームシリーズ「ゼルダの伝説」の主人公「リンク」=大阪市北区の「ニンテンドーオオサカ」で2022年11月10日午前10時38分、久保玲撮影

 内閣府が15日に発表した2023年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値では、全体の5割超を占める個人消費が節約志向で低調だったが、そのうち衣服や娯楽商品などの「半耐久財」は前期比2・8%増と際立って伸びた。その要因はゲームソフトで、「新しいものが発売された」(内閣府担当者)ためという。今回の統計期間は任天堂の人気ゲームシリーズ「ゼルダの伝説」の新作ソフトが爆発的ヒットを記録し、社会現象を巻き起こした時期と重なる。その一端が国の経済指標にも反映された可能性がある。

 任天堂は5月、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」用ソフト「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」を発売。世界累計販売本数が3日間で1000万本となる異例のヒットで、「最も早く売れた任天堂ゲーム」としてギネス世界記録に認定された。6月末までで1851万本を販売している。同社の4~6月期連結決算の最終(当期)利益は前年同期比52・1%増の1810億円と過去最高で、業績を上げた一因にもな…

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