中国・河北省を中心に「狂風」が吹きすさぶ。

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2025年04月12日、中国は河北省中心に大風に襲われました。しかも尋常な大風ではありません。「狂風」クラスです(後述)。

北京気象台は2025年4月10日10時30分にオレンジ警報を発令。以下は上海気象台が12日い出した黄色警報です。

上海市気象台は2025年4月12日13時30分に強風黄色警報【Ⅲ級/やや深刻】を発表しました。

本日深夜までに上海市内で平均風速8級以上、または突風が9~10級の強風が発生すると予想されています。これに伴い、強風に関する青色警報が黄色警報に更新されました。

高所作業や交通移動、農業施設等に対する強風の悪影響に警戒を強めてください。
(警報情報提供元:国家警報情報発表センター)

発令基準
今後12時間以内に強風の影響を受ける可能性があり、
平均風速が8級以上、または突風が9級以上になる、
あるいはすでに強風の影響を受けており、
平均風速が8~9級、突風が9~10級で継続する見込みがある場合。

中国では風速を「◯級」という呼称でクラス分けしており、ここに登場するのは――、

8級(大风):​風速34~40ノット(約17.2~20.7 m/s)。​この風速では、小枝が折れ、人が前進するのが困難になります。​

9級(烈风):​風速41~47ノット(約20.8~24.4 m/s)。​煙突の頂部が動き、木造の建物が損傷を受ける可能性があります。​

10級(狂风):​風速48~55ノット(約24.5~28.4 m/s)。​大きな樹木が根こそぎ倒れ、建物が損壊する恐れがあります。

――です。

(簡体字とはいえ)漢字で表記されているので、日本人にもなんとなく雰囲気は伝わりますね。10級になると「狂風」です。

上海市内で大風、または突風が「烈風」「狂風」クラスで吹くという警報なのです。陸上ではほとんど見られないような強風が吹きすさぶ異常気象です。

↑『X』「桜子」さんのアカウントに上がった動画(2025年04月11日付け)。

『CCTV』によると、2025年04月11日、内モンゴルでは10級・狂風を上回る「11級」の風が吹き、黄砂の嵐だったとのこと。

中国はこれからまた水害のシーズンに向かうのですが、異常な大風にも見舞われています。

(吉田ハンチング@dcp)

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