グローバル市場面

「米、景気後退の予兆か
 逆イールド2年ぶり解消
 大幅利下げ織り込む」

 皆が気にする逆イールド。私も時折思い出し、どうなったかなあ、と思っていました。
 「米国債券市場で10年債の利回りが2年債を下回る『逆イールド』が解消した。米連邦準備理事会(FRB)が将来、大幅利下げを迫られるとの見方が背景にある。景気後退の予兆とされる逆イールド解消が継続するか市場の関心が高まっている」

 まず、逆イールドが解消されると、何が起きるのでしょうか。
 「リーマン・ショック前の景気後退局面でも景気後退入りの数カ月前に逆イールドが解消するなど、逆イールドは景気後退入り直前に解消することが多い。景気後退を前にFRBが大幅利下げに動くことで短期金利は低下する。半面、将来の景気過熱を見越した利上げが意識され、長期金利の低下が抑えられることで解消するとされる」
 景気後退が視野に入ってくるわけです。

 「セントルイス連銀が公表するデータによると、米10年債利回りから2年債利回りを引いた利回り差は11日時点で0.03%だった。10年債と2年債の利回り差は2022年7月以降マイナス圏が続いてきたが、8月下旬に散発的にプラスに転じ、9月6日以降はプラス圏で推移する」
 「債券は通常、経済や物価の変動リスクを映し満期までの期間が長いほど利回りが高くなる。だが、米債券市場では2年債利回りが10年債利回りを上回る事態が2年超にわたり続いてきた」

 「逆イールド解消を主導したのは2年債利回りの急低下だ。2年債利回りは11日、3.6%台と7月末から0.7%近く低下した。一方で、10年債利回りの低下幅は同期間で0.4%超にとどまった」  
 急激な利下げを予想しているからです。

 「市場ではFRBが目先の利下げ幅を0.25%に抑えても、後々大幅利下げを迫られるという感覚がある」
 「労働市場は崩壊状態にあるわけではないが、決して強くもない。景気の支えとなっている株価が調整することなどをきっかけに実体経済に影響が及んでもおかしくない」
 何だか良くわからないが、警戒はしている、ということでしょうか。

 「ただ、今回の逆イールド解消はそう長くは続かないとの見方も少なくない」
 「景気の減速感はあるが、景気後退を示すような悪材料はない。行き過ぎた利下げの織り込みが修正されれば、2年金利が上昇し徐々に逆イールドに戻りやすい」
 ふーん、まだどちらとも言えないのですね。

 「再び逆イールドに戻るのか、解消状態が続くのか。米景気の先行きを見通す上でも、市場の警戒が続きそうだ」
 これは警戒しますね。
 景気後退へのシグナルですから。来るとすると数カ月は先。来年始めくらいになるでしょうか。
                   

       
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