「思い出に残るゲームのフレーズ」をテーマに毎日1本ずつ記事を公開する連続企画『ゲームとことば』が、SNSやブログなどを通じて12月1日(水)より開催されている。ゲーム翻訳者やライターら有志が中心となり、日替わりで執筆を行うユニークな試みが界隈のひそかな注目を集めているようだ。
#ゲームとことば Advent Calendar 2021https://t.co/uz1uwVGBHU
— いはら りえ🌐英日翻訳者 / Rié Ihara (@rie_18ra) November 17, 2021
25人決まったのと、説明文が最終版になりました!
よろしくお願いしまーす🙋♀️楽しみだね!!!
あと、みなさんお忙しいところ、私のわがままにつきあってくださいましてありがとうございます!
『Slay the Spire』や『Inscryption』などの英日翻訳を手がけたいはら氏の呼びかけで実現した本企画。年末の風物詩として日本でも親しまれつつある「アドベントカレンダー」の形式に沿って、Twitter経由で集まった同氏を含む25名の参加者らが順番にテキストを発表する。
執筆時点では藤田祥平氏(文筆家・SF作家)、矢澤竜太氏(eスポーツ翻訳・通訳者)、Masa Kei氏(ゲーム翻訳者)による3本の記事が公開されており、三者三様のバラエティ豊かな内容となっている。
藤田氏は1万字を超える圧巻の筆致で某アドベンチャーゲームへの考察を展開。矢澤氏とMasa Kei氏の両名は翻訳を担当したゾンビ系サバイバルFPS『Left 4 Dead』と韓国産ミステリーゲーム『Hotel Sowls』にまつわる裏話を披露している。同企画ではクリスマス当日の25日(土)まで、メジャーやインディーを問わず幅広いジャンルのゲームを取り上げていく予定だ。
参加者のラインナップも多岐にわたり、『アンダーテイル』などの翻訳で知られる福市恵子氏をはじめ、『サイバーパンク2077』や『ウィッチャー』シリーズのパブリッシャー「CD Projekt RED」の日本マネージャーを務める本間覚氏のほか、実況配信を主軸に数々のインディー作品を紹介しているLayerQ氏、11月に開催された大型ゲーム配信イベント「INDIE Live Expo Winter 2021」でレポーターを務めた古嶋誉幸氏(“ポル之助”名義)といった面々が名前を連ねている。
25名の詳細を含む記事のリストは、同企画の特設ページから確認できる。ゲームにおいて重要な役割を果たす「ことば」を各人がどのように考えているのか、目を通しつつご自身の記憶を振り返ってみてはいかがだろうか。