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防潮堤(跡)を見に行くポタ

海が見たくなった。

阪神地区の平野部に住んでいるので、自転車で30分も走れば海。
ただね、コレジャナイ
私の見たい海はこういう本物の海。 ※個人的見解です
埋め立てでない昔ながらの海岸線に天然に近い砂浜とか、漁港とか、磯があればなお良い。

須磨海岸から塩屋にかけては多分「昔ながら」だが、山-1桁国道-線路-海がギュッと詰まって、コレジャナイ。
上記記事の場所だと余裕の100km超え。

近場にそういう所は無いものかと検索していて見つけたのがこの記事↓
【神戸市東灘区】昔はここから先は海だった 埋め立て前の海岸線に残る堤防を見に行く」(Yahoo!ニュース)
※Yahoo!ニュースなので消えてしまうかもしれません。

要するに、埋め立てによる陸地拡張前の防潮堤が残っている(遺構)ところ。
実は知らずに何度か通ったことのある灘浜住吉川線の神戸市東灘区御影本町付近にある。
そういえば、なんでこんな広い道路に並行して道があるんだろうとは思っていた。

ということで、朝方激しく降った雨も上がり陽が射してきたことだし、あちこち寄り道しながら行ってみよう。

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まずは武庫川右岸CRを下る。
雨が上がったばかりなので、水濠障害が多数生じている。

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CRを離れて鳴尾浜臨海公園(北地区)に入ると、

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ここにも深い水溜り。
今日は遅い時間からのスタートなので外飼いのフルフェンダー付き5号車だが、さすがにこれは嫌。
迂回して鳴尾浜臨海公園(南地区=旧リゾ鳴尾)へ向かう。

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これまで意識していなかったが、「南地区」の入口前の看板。
チラ見ではオートバイ禁止にしか見えないが、文字は「軽車輌乗入禁止」。
トラップ以外の何物でもない、と思いません?

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素直に下りて自転車を押しながら進むと、門扉の看板。
「自転車の公園利用のための乗り入れ・駐輪は禁止しておりませんが…」
おや?さっきの看板と意見が分かれていますが?
その下に赤字で
自転車・バイクの走行禁止
もはや錯乱状態。

園内のフラワーガーデンは相変わらず花がいっぱいで、
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高い木の根元にきれいな色の花。

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拡大。

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今年もピンクッションが咲いている。
要するに「針山」ですな。

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嘘みたいに青い花も咲いてた。

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芝生は誰一人いない貸し切り状態。(中には入っていない)

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お次は、あの鳴尾橋なるおばしを渡って甲子園浜へ。

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橋上より。
風が強くてちょっと緊張する。

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さらに西宮浜へ渡る西宮港大橋。
鳴尾橋と違ってスケスケの欄干なので、風が結構当てて怖い。
橋の強度にとっては風の抜けが良い方が好ましいのかもしれんが、本来の目的は「渡る」だからね。

もう橋はお腹いっぱいになったので陸地に戻り、臨港線を走る。

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と、芦屋緑町と松浜町の間の歩道に防潮堤らしきものを発見。
左の車道が臨港線で、その左が比較的新しい住宅地。ここは右(山側)の歩道で、車道との仕切りがこれ。

ずーっと絵が描かれていて(スプレーの落書きではなく)、それぞれにネームプレートが付されている。
芦屋市制施行50周年記念事業「あしやウォールペインティング」と書いてあった。
いや、これが防潮堤遺構なのかどうかの説明が見たかったんだが。

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さらに走って深江浜。
この機会に、Google Mapsで見て前から気になっていた「B29の落とし物1945」を確認。

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「B29のおとしもの1945」のアップ。

これはどの部分だろうと思って調べたら、焼夷弾の錘なんだそうだ。
参考記事→ 「B29の落とし物1945」 (大阪・関西が好きやねん!さん)

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そろそろお昼なので、瀬戸公園。下水道施設の屋上だ。
前来たときも人が少なくて、今日なんて私一人の貸し切り状態。

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手前のディスカウントスーパーに寄って調達したので、これで〆て304円。どーです、奥さん?

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キレートレモンC WATERは先日新調したボトルケージにセット。
このボトルとは相性が良くて、射出対策を掛け忘れていても落ちなかったのは良い。

なお、5号車にはケージが1つしかないのをうっかり忘れていたので、グランコーヒーはボディバッグで携行。
腰が重い。(誤用)

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灘浜住吉川線沿いの、瀬戸公園を出たところから始まる脇道にも防潮堤らしきもの。
ていうか、道の向こうは海(運河)が近いので、本気で防潮堤として機能するものだ。
その証拠に、開口部に貼られたプレートには2000年代の日付で引戸式ゲート(陸閘)設置と書かれている。

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防潮堤本体のコンクリートは、結構年季が入ったお肌をしている。

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もう少し先に進むと、住吉川河口に向けて防潮堤が嵩上げされて高くなる。
上と下の部分でコンクリートの膚が違うので、嵩上げ部分は新しいんだろう。

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住吉川に突き当たる場所にあった出入口のようなもの。
構造物や手前の柱などは新しそうだが、住吉川側の壁は古い。

写真右奥に写っている錆びサビのプレートは肉眼ではほとんど読めなかったが、
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画像処理してみると、
あぶない!
のぼってはいけません(一度塗り直されている)
××××港湾局
と書いてあったようだ。
情報としての価値はありませんでした。

ちなみに画像処理、もしかして知りたい人が居るかもしれないので書いておきます。(Gimp使用)
まず、色要素をHSV(色相・彩度・明度)でチャンネル分解して、
彩度を乗算で明度と重ね合わせた。

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防潮堤の外側(海側)の高い所には橋が架かっているが、ここからでは行けないので住吉川沿いに遡上。

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島崎橋を渡ってもう一度、モノレール六甲アイランド線の南魚崎みなみうおざき駅まで下り、

≪目的地到着≫

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冒頭の記事で紹介されているエリアに到着。

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遺構感が漂ってますねー。

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交差点ではこのようにブツっと切れているので、瀬戸公園近くの防潮施設のような役目は無く、本当に遺構。

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今はごみ集積場になっているが、昔はここから浜に出たんだろうな、今はコンクリートで塞がれているが高波時には木の板か何かを挿してたんだろうか、と想像が膨らむ。

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この先、石屋川近くまで行くと防潮堤遺構は無くなる。

≪帰り道あちこち≫

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満足したので、一筋山手側に回って石屋川左岸に渡ると、石屋川公園。
左に写っている石造りの丸い台は、昔の酒造りに使用した井戸を再現したもの。

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往時を示すイラストと説明。(クリックで拡大)
現在地は、左の川の上流側の橋の右上(推定)。
くだんの防潮堤遺構は、海沿いの街道だったところに、昭和初期とかになってから設けられたんじゃないかな。

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神戸市立御影公会堂。

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特に名所でもないが、JRの高架。(ちょっと立派だったので)

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芦屋川を遡ったところの行き止まりにある堰堤脇の公園。

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夙川のアジサイ。

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ニテコ池のバックに六甲山。

ということで、
本日のルート

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プロフィール

potaiko

Author:potaiko
関西在住のミニベロ=ちっちゃい自転車乗りです。
ポタリング/サイクリングの話題と自転車いじり(いわゆるカスタム)の話題が中心。
現在の愛車は5号車(こちら)、6号車(こちら)と7号車(こちら)の3台!

過去には、持ってるけど現在不稼働の1号車(こちら)、譲渡済みの2号車と3号車(こちら)、譲渡済みだがもうすぐ帰ってきそうな4号車(こちら)が存在している。

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