人が悩むとき、大半は思考がぐるぐる回っている。
あーでもない、こーでもない、と頭の中だけで思い込むから
事が進まない。

だが混乱していることも紙にでも書いて整理しながら
考えると、すっきりとまとまる時がある。

それは見えない頭の中を見える化して客観視するから
物事を整理しやすくなるのだ。

同じことが事例問題を解く際にも言える。

設問はもちろんのこと、与件文にメモが少ない皆さんは
冒頭の話と同じだ。
頭の中であーでもない、こーでもない
と考えるので、時間がかかったり、
混乱して結局論理的に考えられなくなる。

与件のメモが少ない=与件を論理的に読めていない
ことになる。当然、通りにくくなる。

「でも、メモを書くと時間がかかるんです。
だから書けないんです」という方がいる。

それは練習が足りないだけだ。
考え方も整理する方法も知らないのではないか?

あまたの中だけであーでもない、こーでもないと
考えると妄想はひどくなる。
そもそも頭の中だけで整理できて合格できる人なんて
この四半世紀、あまり見たことがない。
そんな天才的な人はいてもコンマ数パーセントだ。

私も含め、天才でない一般人は
とにかくメモを書こう!書いて頭を整理していこう。
それが我々一般人の解き方だ。
県庁1