今日は、初めて2次試験を受ける方へのお話をしたい。

これまで2次試験をあまりやったことがなく
1次合格発表後に慌てている方もあると思う。

そんな方にぜひお伝えしたい。

通りやすいのは多くの事例を
解いた人か?それとも少ない事例しか
経験が無い人か?
どちらだと思われるだろうか?

正解は、後者だ。
勉強する時に気を付けたいのは
「量」をこなそうとしないことだ。

事例問題をやったことがないから
焦ってたくさんの問題を解こうとしている方。
けっして慌てないでほしい。
この試験の本質を考えてほしい。

私の経験から言うと、ストレート合格者に
多いのは、過去問を1〜2年度分。

せいぜいやっても3年度分くらいにして、
これを繰り替えし解いて
事例の「かたち」を腹落ちさせていく方だ。

私の受験指導の経験といっても
ほんの25年余り、四半世紀のことだが、
それでもいつも合格者に共通するのは、
次のようなやり方をする人だ。

少ない問題数を丁寧にやって、
あとは1次の知識の振り返りをしっかりやっていく人だ。

具体的には、企業経営理論、運営管理、財務・会計、
そして中小企業白書をよく復習すること。

そもそもこの試験の設計は、
1次から2次まで、
ほんの2か月あまりの日数で
通るようになっているのだ。

1次で使った知識を使って、解けるか?
と試されているだけ。

数多くの事例数をやろうとすると、
結局のところ事例の「かたち」が
よくわからないまま臨むことになる。

なぜなら、数をこなす方が求めるのは
「慣れる」ということだけで、
結局、本質を見る余裕も時間も無くなるからだ。

ストレート合格者は1次知識と
白書知識(施策の方向性)を
しっかり解答に使える人だということを
けっして忘れないでね。
慌てないで。
hana2