kanna
credit:youtube.com

日本の建築だと木材は鉋をかけて仕上げとします。
日本の宮大工が鉋をかけた木材と紙やすりをかけた木材の違いを見た海外の反応です。



引用元:動画のコメント
 
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自分の経験でもどんなに細かい粒度のサンドペーパーであっても鉋掛けした木材の細かさには敵わない。
仮にそれがスクレーパーであったとしてもだ。
自分にとってはついかで鉋掛けするだけの価値がその木目にあるかどうかだけ。

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↑正しい。
ただしサンドペーパーをかけるのは滑らかにするだけじゃなくて細かな凹凸を潰す事で塗装する時に染み込みやすくするんだ。
鉋だとそれが難しい。

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サンディングの仕方を間違ってる人達は最後に木材の細かな孔に詰まった削りかすを除去するためのバフ掛けをしないんだよな。

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↑それ、コンプレッサーでエアを当ててやるのもいいね。

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↑自分にとってはウールパッドの方が安くて使いやすいかな。
でもその通りで、掃除機にナイロンブラシを付けたのでもいい感じだ。

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自分は両方使ってるな。
というか3種類使ってる。
最初は掃除機で大まかな粕を吸い取って、それからコンプレッサーで吹き飛ばす。
最後にしっかりTac-Rag(ウエス)で拭きとってる。
しっかり拭けば木材には何の粕も残らない。
最近鉋を習い始めたけど、まだ鉋で仕上げとする作品は作ってない。
近いうちにやるつもり。

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サンドペーパー仕上げは仕上げに塗る液体が染み込みやすいようにだと思ってた。

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↑同意。

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サンドペーパーをかけた場合は木材をむき身のままにしちゃ駄目なんだよ。
ペーパーがけは何工程かある仕上げの一部に過ぎないから。
サンドペーパーをかけたら木材をシールするためにコーティングをして(基本的にはステインを使うけどサンディングシーラーと呼ばれるものを使う事もある)、それから再度サンドペーパーをかけて、シールした際に出来た凹凸を除去するんだ。
この時点でようやくサンディングが完了したと見なされる。
ここからようやくより細かいサンドペーパーを使った磨き工程が可能になる。

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ワオ、木にこんな作用があるなんて知らなかった。

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曲芸的な木工だな…ナイス!

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これは仕上げの好みになるのかな。
自分は木工の初心者(2年目)で、小さな作品を作ってきて近いうちにダイニングテーブルなんかの大物を手掛けようと思ってる。
質問なんだけど、長持ちさせようと思ったら鉋とサンドペーパー仕上げのどっちが良いんだろう?

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↑超滑らかで長持ちさせようと思ったら鉋だ。
でもこれは時間がかかる。
本当に時間がかかる!
動画に出てくるような超細かい鉋をかければ仕上がり面も凄く滑らかになるし長持ちもするけど、99%の木工職人はそこまでの物を作れない。

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>質問なんだけど、長持ちさせようと思ったら鉋とサンドペーパー仕上げのどっちが良いんだろう? 
その後どういう仕上げをするつもりかによるんじゃないかな。
ラッカーやニスで仕上げるんなら木を保護するためにもサンドペーパーの方が良いだろうな。
この手の仕上げは鉋掛けした木材に施すとはがれていってしまうんだ。
もしオイルやワックスを使うなら鉋掛けした木面は何年も磨かれたような状態になるよ。

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↑ありがとう!
本当に感謝する。

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>超滑らかで長持ちさせようと思ったら鉋だ。
>でもこれは時間がかかる。
鉋で良い仕上げ面を得られるようになるまでそれほどの時間はかからないと思うぞ。
youtubeで英語で紹介してる木工チャンネルを見て鉋のセッティングを勉強するんだ。
自分は最近それで刃の先端にチップブレーカーを付ける事を知って、素晴らしい結果が得られた。
クルミ材がガラス面みたいな仕上がりになって、割けも全くなかった。
自分は木工家としては良い腕前じゃないんだけど。
真面目に手で鉋掛けをするようになってから1年未満だし。

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自分はいつも鉋掛けした後にサンドペーパーを当ててるな。

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↑仕上げ剤を木に染み込ませる必要があるんならそれで良いよ。
動画にも出ている様に鉋掛けした木には上手く染み込まないからね。
だから鉋できちんと仕上げて細かいサンドペーパーで仕上げの下ごしらえをするのは良い選択だよ。

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気になるのは
1)どんな木を使えばここまで薄く削れるんだろうか
2)どうやってここまで刃を鋭く出来るんだろうか
自分もちゃんと研げてると思ってたんだけど…

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それぞれの方法にそれぞれの理由がある。

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恐ろしい程の薄さだな。

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これは知れて良かった。

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サンドペーパーは20世紀に入ってからの発明で、歴史の中に輝く偉大なる家具メーカーが作る素晴らしい家具には全く使われていない、という事に気付いている人は僅かだ。
小型鉋と似た働きをするキャビネットスクレーパーというのを使ってたんだ。

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日本が鉋の様にシンプルなものを使っていて、後にそれが科学的に実証されるみたいのが好きだ。
鉋掛けのようにシンプルな作業でほとんど無用と思える位の完璧さを実践してるのにも魅了される。
動画をシェアしてくれてありがとう。

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サンドペーパーは苛々するし汚れるんだよな。
しかも真面目にやろうとすると金がかかる…

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↑高いけど時間はかからないぞ。
日本の一般的な木工用鉋は使う前に何時間も研ぐ必要があるし。
今の時代それは問題だ。
高いし低品質だけど早いか、安いし高品質だけど時間がかかるのどちらか。
適宜需要を満たしていくために、サンドペーパーはビジネス的な思考の元に使われてるんだ。

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残念ながらサンドペーパーは必要工程なのよ。

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興味深いね。
でもこれはコーティングした後の仕上げの状態で見てみたい。
顕微鏡写真だと管状の細胞が木材から出てるのが見えるよね。
こういうのは濡れたりコート剤を塗った時に持ち上がる傾向にあるから。

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↑そうはならないよ。
木材をそのまま使う時にこういう鉋掛けをするんだ。
エクステリアやよく使う家具はサンドペーパーをかけてコーティングするよ。

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↑成程、それはクールだね。
ボート職人以外で鉋で仕上げとする事があるなんて考えもしなかった。
コーティングせずに作った天井を見た事があるけど最終的に酷い事になってたし。

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サンドペーパーかけた面は接着するのに良いんじゃなかったっけ?

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↑伝統的な日本の木工は接着剤を使わずに木組みで作ることが多い。
寺院や神社で使われている木材で接着剤を使用してるものはないんだ。
建物から椅子やコップまでね。

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自分は弦楽器職人だけど確かにサンドペーパーをかけた面の方が接着に向いてるね。
どんなにしっかりした木組みを作る時でも接着面にはサンドペーパーをかけてるよ。
必要な場合は鏝を使っても分離できない位強力に付けられる。
言ってみればベルクロみたいなもので、サンドペーパーで細かな凹凸を付ける事で接着する面を増やすわけだね。
更に言うとハイドグルーのような特殊な接着剤を使う時はサンドペーパーをかける事で接着剤が木に染み込んでよりよい結果になる。

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自分は鉋掛けもするけどサンドペーパーも好みだったりする。
サンドペーパーを100番から1500番までかける実験を何度かした事があるけど(間に幾つかの番手を挟んで)、まるでステインを塗ったみたいな感じになった。
本当に滑らかでほとんど鏡面だったね。
鉋でそういう実験はした事ないけどいつかやってみるつもりだ。

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これはどんな木材を使うかにもよるのでは。

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動画をありがとう!
どういう木を使ってるんだろう?

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↑杉やトウヒとか柔らかい木材だろうな。

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スクレーパーをかけた面も同じだ。
もうほとんど使われてないけど。
鉋掛けした面はサンドペーパーをかけた面と比較してステインがほとんど乗らないから。

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興味深い動画だな。
本当に良い鉋はサンドペーパー以上に滑らかで磨いたような仕上がりになって、感触も見た目も本当に良いんだけど、もしその後でステインやオイル、ニス、ラッカーを塗って仕上げたい時や何より重要なのは接着剤を使う場合は望んだ結果にならないとか。
自分の体験だとサンドペーパーをかけた面の方が良い仕上がりや接着になるね。

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↑伝統的な日本の木工は接着剤や留め金を使わないで木組みを使ってるんだ。
ラッカーやニスを使う場合に関してはその通りだけどね。

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日本の伝統工法で作った建物が長持ちしているのはこれが理由なのか。






西洋だとニスやステインなど塗装を行って仕上げとするのが一般的なので鉋に対する扱いや考えも日本とは違うようです。
高温多湿の日本だと無垢の木材を使う事で建物の湿度調整に活かしている面もあり、使う木材の硬さや気候風土なども影響しているのかも。
追記:スクラッパー→スクレーパーに修正。ご指摘感謝です。




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