【釣行】金州 コマセ五目
2024年7月13日㈯
御前崎港 康仁丸にて
道具立て
コマセ
- 21 シマアジマスター 205(アマノ釣具)
- 20 ビーストマスター 2000EJ(シマノ)
- Xブレイド オムニウムX8 アップグレード 4号 350m(Y.G.K)
ジギング
- 21 スローバンプSSD 634/FSL(テイルウォーク)
- 19 オシアジガー Fカスタム 2000NRHG(シマノ)
- UVF ソルティガSJデュラセンサー×8+Si2 3号 400m(ダイワ)
- ソルティメイト システムショックリーダーナイロン 80lb 7m(サンライン)
- ソリッドリング 内径6mm 220lb(オーナー)
- イモムシノット
- 初期ドラグ値 4kg
前回初期ドラグ値を3kgに設定したら、シャクるたびにズルズル出てしまったのでもう少し強くしてみた。
他に4号タックル持ち込んだが使わず。
貸出用
- 94 HQパシフィックスプリント 10-30LBS(アルファタックル)
- 15 レオブリッツ 500J(ダイワ)
- 銘柄不明 6号 300m(メーカー不明)
初心者に貸した自前タックル。カツオも五目もできる用に強めの構成。
竿はワラサに使っていた物を譲り受けたのだが、流石グラス製で大分古いモデルだけど全然使える。
使用仕掛け・ルアー
30~50cmで太めの弓型天秤
市販吹き流し仕掛け 10号4.5m3本針
サニーカゴL
オモリ100号
リンク
こんなやつ。
初心者の物は真ん中の針を切って2本針仕様で使ってもらった。
ちょっとやったジギングは
ウロコジグ 300g
にバンブルズジグの純正フック前後付け。
ロスト
2人で仕掛け3枚
釣果
やたら釣れていた&クーラーが共用だったので定かでは無いのだが
- サバ7匹
- ヒメダイ5匹
- ムロアジ2匹
までは記憶にある。間違いなくそれ以上釣っている。
状況
海況
『Windy』より |
釣行時間:4時〜14時半(実釣は6時〜13時)
天候:曇⇒晴⇒雨
水温:26.0℃(現地での計測 朝一)
実釣エリア:金州(水深40m~100m前後)
風:常に吹いていた。丁度いいくらい
水色:外洋の青
前線の影響でとにかく予報が安定しなかった。
1週間前:凪 ⇒ 3日前:大荒れ ⇒ 当日:徐々に凪
といった具合で、前日までは荒れてしまいどの船も金州へは1週間ぶりの出船となった。
凪は最初悪く徐々に良くなっていく方向。
8時くらいまでは悪くて船酔い者が3人でてしまった。内一人は僕。吐くほど酔ったの久しぶり…。
10時頃には大分マシになっていた。
潮は弱く1ノット前後でおとなしかった。
ジギングで底まで落とした時に、100m~70mの所と40m付近で抵抗感が違ったので多少入り組んだ潮になっていたんじゃないだろうか。
風は良い塩梅で吹いていた。
最初曇っていたが11時ごろに晴天になり、コレが続いたら熱中症になりそうなくらい暑かった。
13時に船長から「終わりにしましょう」のコールがでると同時に雨が降ってきたが、10分程度でやんでくれた。
とにかくサバの反応が凄く、どこにいってもサバが他の魚を押しやってしまう様子だった。
一回だけカジキが跳ねていたがカツオナブラや鳥山は見えず。
乗船者は全員同じグループ。総勢9名だった。
僕の釣り座は右舷の後ろから2番目。
同船者の状況
船長がくれた同船者の釣果 |
仕立てなので泳がせやったり、ジギングやったり自由に楽しんでもらった。
酔ってしまったのは皆右舷側に座っていた人だったのは偶然?
初心者のうち1名はひたすらヒメダイばかり釣っていた。多分1人で15本以上上げていたと思う。
もう1名はサバとムロアジしか釣れていなかったので、タナ取りの的確さが釣果に出ていた形。
相模湾のカツオ用タックル(道糸8号+シマノ電動6000番&キハダ竿)みたいなごついのでやってる人もいれば、近海五目の3号タックルでやっている人もいたが皆釣りは成立していた。
特に3号タックルは何が掛かっても大物みたいになるので釣ってる分には楽しそう(乗合だとめちゃくちゃ怒られるだろうけど)だった。
釣れた魚はマダイ(2.6kg、1.4kg)、ヒメダイ、メイチダイ、キツネダイ、チカメキントキ、イサキ、マルソウダ、ムロアジ、ゴマサバ無限
泳がせで1.5kgくらいのアヤメカサゴが上がっていた。
他船の状況
あまりまとまっていなかったが遊漁船はポツポツ見えた。金州全体で8隻くらい?
朝一はカツオの職業船もいたようだが、いつの間にかいなくなってしまった。
コマセはポツポツの様子だったが、アオダイ、ヒメダイ、ウメイロ、イサキ、アカイサキ、ハナフエダイ、ムロアジ、大サバ等色々上がっていた様子。
ジギングではカンパチとキメジ。
泳がせは好調だったみたいで、カンパチ、ヒラマサ、マダイ、ナガタチカマスなどの釣果情報が上がっていた。
レポート
酔っていた&ひたすらコンスタントに釣れ続けていた、ということもあって記録写真がビックリするほど少ない。
出発⇒到着
1時半~4時
奥さんがバイトで夜勤だったので、帰ってきたときに起こしてもらい子供の添い寝をバトンタッチ。
玄関に用意しておいた荷物をワサワサと詰め込み出発する。
1時くらいに出発する予定だったのが若干遅くなってしまった。下道で行くつもりだったが高速で行くことにする。
で、高速に乗ったら御前崎港って思ったよりも近いのである。4時集合なのに3時についてしまった。
指定の駐車場を探しながら港内を少しウロウロ。海保の巡視船(?)を見たり、コンビニ行ったりして時間を潰す。
まあやることもそんなにないので少し早めに駐車場に停め、荷物を下ろして仲間を待つ。
量が凄い |
御前崎港は各船駐車場が決まっていて、そこに軽トラで船長が乗り付けて荷物を船まで持って行くスタイルらしい。
確かに船が固まって置いてあるので、各自が車で乗り付けてしまうと狭くてモメそうである。
クーラーに氷を貰い、タックル以外の荷物を軽トラに詰め込んで船に案内連れて行ってもらった。
出船⇒実釣開始(初心者が)
みんなで船に荷物を積み込み、釣り座を作って出船。
4時半の出船頃には大分明るくなっていた。
金州に向かうまでの道中、後部に集まって雑談して過ごす。
この道中ウネリが大きくけっこう気持ち悪くなってしまった。
6時くらいにポイントに到着。初心者へのレクチャーを優先して自分の方は置いておく。
「はい、どうぞー。水深は50m、ビシダナ40mに合わせてくださいね~。」というアナウンスに合わせて開始である。
このアナウンス凄く分かりやすくて助かる。『初心者いるんでお願いします。』って船長にお願いしたので気を使ってくれているのかも。
初心者にまず
今日やるのは『コマセ釣り』っていって、エビの煙幕の中に針付きのエビを紛れ込ませて魚を釣るやり方です。
エビ煙幕で魚を集めるので、煙幕を作る水深がみんなでバラバラになっちゃうと釣れなくなっちゃいます。
エビ煙幕で魚を集めるので、煙幕を作る水深がみんなでバラバラになっちゃうと釣れなくなっちゃいます。
という話を聞いてもらう。その後
- 針にエサを付ける。尻尾を切るのを忘れずに
- 船長に水深を指定されるので、それ+4mくらい沈める
- 10秒くらい待つ
- グイーっと勢いよく竿を上げて2mくらい巻く。
- コレを二回繰り返す
- そうすると指定された水深になってるので、そのまましばらく待つ
と実際のやり方を実演してみせていたらすぐにヒットした。講習としては最高の導入である。
そこそこ重たいのでワクワクしてあげてみると
めちゃくちゃ太い |
血抜き処理をしている間に次の準備をしてもらう。
早くなくても確実にやってくれているので手を出さずに見守る。
準備ができたので今度は自分でやってもらう。
指定タナに付いたくらいで再びアタリ。取り込みまで自分でやってもらったが問題なさそう。コレもまたサバだった。
何回かやってもらってるうちに慣れた様子だし、他のメンバーが「俺見ておくから自分もやりなよ~」と言ってくれたので自分の釣りを開始することにした。
ひたすらサバ、稀にムロ、当たりはヒメダイ
7時~10時半
自分の釣り開始。
タナまで落とすと一瞬でアタリがでる。文字通り入れ食いである。
最近こんなにアタリが近い釣りがあっただろうか。なんなら清水港内のサビキ釣りよりアタリが近い。凄いな金州って。
問題は当たるのがことごとくサバであるという点に尽きる。
何回やってもサバである。妙に重たいと思ったらダブルだったりする。
船中みんな無限に釣れるのである。
たまに違う魚が釣れたと思えば
これもでっかい |
溜まらず船長がポイントを大きく変えてくれたが移動した先でも状況は変わらず。
船長曰く「サバの反応が強すぎて他の魚が逃げてしまう」反応らしい。
サバの余りの多さに耐えかねたメンバーが、釣れたサバを身エサにして試したら良型のヒメダイが上がってきた。続いてキントキも。これはうらやましい。
見ていた船長も「身エサで釣れてるならソッチの方がイイよ。仕掛け1ヒロくらいにして、コマセ入れないでやってごらん。ビシダナの5m前後探る感じで。」と言ってくれたので試してみた。
そしたら一撃でヒメダイである。やっぱ船長のいう事はちゃんと聞くに限る。
写真は一切撮っていなかったのだが、ココらへんから船中みんなサバ以外がボチボチ釣れ始めるようになった。
カジキの姿にたまらずジギング
10時半~11時半
船長が「カジキが跳ねたね!」というのである。
すぐに見たけど分からなかった。分かんなかったけどうまくすれば釣れるかもしれん。
矢も楯もたまらずジギングに持ち替える。
この時点で潮は1ノットあるか無いか。水深は100m無いくらいだけど、上物狙うのなら~50mくらいまで探れば成立するはず。
シルエット大きくしたかったので、3号タックルに300gのウロコジグをチョイスした。
ミヨシに立ってジギングを開始。
ウネリがいまだ残っており、手すりに足を絡ませて体を固定しながらシャクって行く。
こないだの釣行のおかげでシャクり方は大分上手になったと思う。
なったと思うけど反応はまるでない。
コマセ船で一人でシャクっているのでそう簡単に行かないのは覚悟の上。根気勝負で頑張る。
頑張るがタイミングよく日が出てきてしまって暑い。足場の悪さも手伝って全身汗だくになる。
頑張っていたが何もないまま。1時間くらいでギブアップしてしまった。
暑くて死ぬかと思った。
諦めてコマセへ
11時半~13時
ヒィヒィ言いながら釣り座に帰る。
コマセが好調になってきたようで、最初に面倒をみていた初心者は職業漁師の様に黙々とヒメダイを釣り続けている。
この人凄くて、落として上げてくると毎回必ずヒメダイなのである。
同じく初心者のもう1名は「サバとムロしか釣れない」といって嘆いていたのだけど、コチラはオマツリの際に道糸を適当に切った+タナをカウンターで合わせていたために5~10m程度タナがズレていた様子。
コマセ釣りが如何にタナ取りゲームなのか、よく分かる現象だった。
初心者のヒメダイを面倒見つつ自分も魚を追加していく。
サバ、サバ、ヒメ、サバ…といった感じで釣れていたので、サバは適当に逃がしてヒメダイを稼いでいった。
クーラーは初心者と共用で僕の60ℓを使っていたのだがもうパンパン。
過去一パンパン |
コールと同時に雨が降ってきたが、概ね満足な幕切れとなった。
康仁丸さん
今回お世話になった『康仁丸』は初めての船だったのだけど、とてもよく対応して頂いた。
本来はルアーメインで、コマセもできないことはないといったスタンスの船なのだが、コマセを入れる箱や電源も備えており(流石に人数分はなかったが)、ロッドキーパーも貸してくれるようだった。
なにより船長の優しい人柄がよく、アナウンスも丁寧で初心者がいても心配なく遊漁を楽しむことができた。
氷少しだけ足りなかったのにわざわざ買いに走ってくれたのは本当にありがたかった。
僕も御前崎港の遊漁船が初めてだったのだが、港の利用もトラブルなくおえることができたは船長のおかげです。
是非またお願いしたい船でした。
結果
クーラー一緒に使っていた初心者が、自分で釣った分ほとんど持って帰らなかったのでエライ量になってしまった。
サバ
10本。全部ゴマサバ。
6本はエラワタ抜き、4本はエラワタ残り(ジギングやってる時に誰かが対応してくれた初心者の釣ったやつ)、身エサにした残りの半身1
大きくて47cm、小さくても35cm超くらい。
重さはエラワタ抜きで638g、623g、576g、553g、509g、459g
エラワタ残りが850g、777g、748g、561g
ヒメダイ
計10本
大きくて35cmくらい。小さいのが30cmくらい。
重さは500g、488g、433g、416g、416g、396g、372g、364g、334g、252g
内臓脂肪アリ。
ムロアジ・マルソウダ
ムロアジ3、マルソウダ1
(隠れてたヒメダイ1。数字は上のヒメダイの項に反映済)
ムロアジもマルソウダもエラワタ抜き済。
ムロは35cm~42cm
ソウダは33cmくらいかな。
ソウダが440g