高速道路では現在、利用者の大半が
ETCを利用している状態です。
以前とは異なり、料金所で料金の支払いを直接やり取り
する必要がなくなったために、
最初の導入は手間ではありますが、
一度、自分の車にETCを導入さえしてしまえば、
以前よりも快適に、高速道路を利用することが
できるようになりました。
その一方で、以前とは違い、怖いのが
”ETCのシステム障害”です。
システム障害が起きてしまうと、非常に大きな影響が出る
時代になってしまったのも事実で、
復旧に時間を要するようなことがあった場合は
非常に大きな影響が出ることになってしまいます。
では、ETCでシステム障害が起きた場合には
どのようなことが起きる可能性が考えられるのでしょうか。
この点について解説していきます。
システム障害が起きると大きな影響が出る
ETCのシステム自体に障害が起きた場合は
非常に大きな影響が出ることになります。
と、言うのも、ETCのシステムが障害によって
正常に動作しないような状態になってしまうと、
当然のことながら”料金の支払い”などが
正常に行われなくなってしまいますから、
高速道路自体”麻痺”することになってしまいます。
以前のように、料金上で手作業で支払いを行っているような
形であれば、そういうことは起きませんでしたが
現代ではほとんどがETCの利用者になりますので、
逆にこういったシステム障害には弱く、
システム障害が起きてしまうと非常に大きな影響が
各所に及ぶことになってしまいます。
もちろん、とは言え、ETCから料金所で支払いに戻すべき!
…なんてことはありませんし、ETCは非常に便利なことです。
ただ、システム障害が起きた場合の対応策については
事前に取り決めを具体的にしておいた方が
(例えばシステム障害が起きた際にはその間だけ
無料開放してしまい、渋滞やトラブルを避けるなど)
良いような感じはします。
では、この先ではETCでシステム障害が起きた際に
起りえることを解説していきます。
渋滞が発生する
ETCのシステム障害が発生した場合、
係員などが人力で案内をしていくことになるために
通常時よりも大幅に料金所通過に時間がかかることになります。
そうなると、突然渋滞の発生に繋がり、
料金所周辺が渋滞するのはもちろん、
高速道路自体でも渋滞が発生、
さらには高速道路の出入り口付近の渋滞も誘発する可能性があり、
”各地での渋滞を招く”可能性があります。
システム障害が長期化してしまったり、混乱が拡大すればするほど
渋滞の度合いもさらに悪化していき、
”想像以上に時間がかかる”状態となってしまう可能性も
十分に考えられます。
事故などに繋がる危険性
通常とは異なる状況で高速道路が
大混雑すると、当然事故の発生リスクも
高まっていきます。
例えば、ETCのシステム障害によって渋滞が発生し、
1時間近く、あるいはそれ以上足止めを喰らったり
するようなことがあれば、当然、中には
イライラしてくるような人もいるでしょうし、
予定などがある人は慌ててしまい、運転が雑になるなど、
そういったことにもつながる可能性もあります。
疲れから判断能力が鈍るような人もいるでしょう。
そういった中での高速道路は
通常よりも”事故”が起きやすい状態であることは
確かなことですから、自分自身が事故を起こしてしまわないように、
そして、事故に巻き込まれないようにすることも重要になります。
物流への影響も考えられる
全てではありませんが、物流のうち、
高速道路を経由しているようなものに関しては、
ETCのシステム障害により、高速道路の渋滞が長期化した場合、
遅延などが発生する可能性は十分に考えられます。
個人に対するお届け物などが予定通りに届かなくなってしまったり、
遅延が発生したり、
また、お店への商品の入荷が通常よりも遅れてしまったり、ということも
考えられますので、
場合によっては高速道路のETCトラブルによって、
届くはずのものが届かない、商品の入荷が滞るなどの
トラブルが起きる可能性があります。
もちろん、高速道路以外のルートもありますから、
物流自体が停滞するほどの影響が出ることは
余程のことがなければ考えられませんが
”ある程度の影響”を及ぼす可能性は
十分にありますので、この点も注意が必要になります。
スケジュールへの影響
大渋滞などが発生することにより、
当然、時間のスケジュールに狂いが生じることになります。
仕事の場合も、旅行の場合も、その他の場合も
かなりの遅延が生じる場合もありますので、
そのあたりはしっかりと注意し、
もしも先に(高速道路に入る前に)ETCの障害発生の
情報などを見た場合には、高速道路の利用を
控えられるのであれば控えるなど、
自分なりに上手く対応を行っていくようにしましょう!
個人でできる対策は?
ETCのシステム障害を
利用者側がどうこうすることはできません。
”復旧を待つ”しかない状態ですね。
対策としては
”その日は高速道路の利用を回避する”ことぐらいしか
ありません。
まとめ
ETCのシステム障害が発生すると
高速道路は大混乱に陥ります。
システム障害が発生しないことが一番ですが、
もしも発生してしまった場合には
高速道路側も、ETCで万が一システム障害が
発生した際には渋滞などによるトラブルを
引き起こさないためにも、緊急的な対応を
策定しておくなど、備えは必要になるかと思います。
もしも自分が高速道路を利用する予定の日に
そのようなトラブルが発生してしまった場合には
”想像以上に時間がかかる場合もある”ので、
その点は覚えておき、
可能であれば(日程などをずらせるのであれば)
上手く調整することも大事であるかと思います。