前日12日目に全勝の関脇大の里(24=二所ノ関)に土をつける殊勲の星を挙げた東前頭7枚目の若隆景(29=荒汐)が、欧勝馬(27=鳴戸)と対戦。相手のお株を奪うような、絶妙なタイミングの引き落としを決め3敗をキープし、返り入幕だった先場所(11勝4敗)に続く、2場所連続の2ケタ10勝目を挙げた。

欧勝馬に対し、もろ手で立つと下から圧力をかけ、相手の上体を上げた。相手が反撃に出ようと前に出るタイミングを見計らうように、タイミングのいい引き技を決めた。三役復帰に向け、また逆転優勝に望みをつなぐ貴重な白星となった。