1差で優勝争いの2番手につけていた2敗の関脇霧島(28=音羽山)が、痛恨の3敗目を喫した。

土俵下で1敗の大の里が見守る、結びの前の一番は大関豊昇龍(25=立浪)戦。左四つに組んだが、上手を引きつけられる苦しい体勢に。右足で外掛けをかけながら攻める豊昇龍の切り返しに、土俵をはった。

この2番前では、霧島と同じ2敗で大の里を追っていた高安(34=田子ノ浦)が敗れ、どうしても勝たなければいけない一番だった。対戦成績は9勝8敗とほぼ互角だったが、大関の意地の前に屈した。結びの一番で大の里が勝ち、その差は2と開いた。