2022年7月31日、翌8月1日に、アントラーズから驚きの発表がされました。
マリノス戦終了後の彼の涙を見ればなんとなく察しはついたけど・・・
移籍先にちょっとびっくりしました。
MFのファン・アラーノ選手が、ガンバ大阪へ完全移籍。
そしてようやく待望の加入ニュースが飛び込んだのが8月1日
FWのブレッシング エレケ選手が、加入。
アントラーズ初の、ブラジル人、韓国人以外の外国籍選手になります。
今までのやり方では勝てないから、根本から変えていく。
その言葉通りの動きではあると思います。
2つの移籍情報について想うことを記しておきます。
劇場アラーノよ、永遠に!
2020年、コロナが世界中で猛威を振るう中で祖国を離れて日本へやって来た25歳の若いサッカー選手。
入団前に観たプレー集では足元の技術があり、機動力に優れた選手と言う印象でした。
入国し、隔離措置が解けてから試合に出るようになると・・・
「何かがおかしい」
本人も、きっと周囲の選手達も同じような気持ちだったのではないでしょうか?
アグレッシブにゴールを目指す、機動力豊かな選手であることは間違いありませんでしたが、足元の技術は並、パスの精度とセンス並・・・でした。
自由に動き回る分、時に味方まで惑わしてしまうプレーの数々
パスは悉く引っ掛かるから、自分で回収して、またパスして失敗
ボールを奪ったはずが、直ぐに目の前に現れて奪い取りに来るスタイル
味方も、相手も、色んな意味でイライラさせられ、時にホッコリさせられ・・・
アラーノの涙
鹿島での最後の出場となったマリノス戦でも、試合後に泣きじゃくっている姿がありましたが、思えばアラーノは加入初年度からサポーターを「もらい泣き」させる選手でしたね。
遠い異国の地に1人で、サッカーも思うように結果が出ず、コロナで外出もままならない中で、ようやく得点と言う結果が出た試合後に、通訳の胸に顔をうずめて泣いている姿には泣かされました。
2020年J1第18節対湘南戦、後半25分に投入されたアラーノは存分にアラーノらしさを振りまいて・・・最後の最後にゴールに突っかけていくと、その勢いが勝ち越し点に!
ふと思ったのだがアラーノの涙は、感情を爆発させて無く海外スタイルではなく、感極まって忍びなく日本スタイルに近いのではないでしょうか?
だから、多くのサポーターの琴線に触れたのかなぁ。
ガンバにっても、身体に気を付けて!
鹿島戦では暴れちゃダメだよ!!
いつかまたカシマスタジアムで会いましょう。
■公式戦成績
J1リーグ通算
68試合 8得点
リーグカップ通算
10試合 1得点
天皇杯通算
5試合 0得点
AFCチャンピオンズリーグ通算
1試合 0得点
お疲れさまでした!
鹿島がまた一つ殻を破った
チーム創設以来、ずっと、ブラジル人一筋だった。
アジア枠の関係で韓国人選手も獲得するようになってけど、そのメリットが無かったら、もしかしたら今に至るまで「ブラジル人至上主義」だっかかもしれない。
30年続いた伝統を守りたいとも思うし、途切れるのはちょっと残念ではある。
が、アントラーズにとって大切なのはブラジル人がもたらした「勝利への執念」だから、今回のエレケ選手の獲得は「その勝利への理念」に則ってチームが決めた事なのでしょうね。
まあ、初の外国籍選手(ブラジル、韓国)以外の選手を、殆ど誰も知らないであろうナイジェリア人と言うのが、鹿島らしくて私は好きだ。
レネ監督のサッカーが見えてくるか?
たった一人ではあるが、レネ監督が希望する(おそらく)選手を一人引っ張って来た。
ルツェルン時代の主力FWである。
面白いのは、守備の選手ではなく前の選手であることだ。
レネ監督としては、「点さえ取れれば拾える勝ち点がある」、と考えているのだろうか?
素人目には、攻撃は水物と思いがちだが、どうだろう。
合流時期が未定なので、いつからプレー出来るのか謎ではあるが、天皇杯の神戸戦には間に合わせて欲しいものだ。
まとめ
まだ加入はあるかも知れないし、ないかも知れない。
ただハッキリしているのは、次の広島戦には現有戦力で挑むしかないと言う事だ。
アウェイの地で完敗したあの屈辱を、ホームでは晴らして欲しい。
どこにいても
ONE FAMILY!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!