64(日) 1400~ 富山県総合運動公園陸上競技場

 

J3リーグ 第12節 富山x讃岐(30

                  

天気:晴れ 気温:29℃ 風:中風 動員:2,774

 

・讃岐の最近の5試合

 

愛媛 ▲00H) ※粘り強い戦い

 

八戸 ●03H) ※

 

福島 △00A) ※内容は良かったが決定力不足

 

岐阜 ●02A) ※完敗

 

奈良 ▲11H) ※狙い通りのサッカー

 

ここまでの成績 第16位 勝ち点 13 得失点 ‐8

 

・対戦相手(富山)の最近の5試合

 

今治 ●23A

 

松本 〇30H

 

相模原 △11A

 

福島 〇10H

 

岐阜 ●01A

 

ここまでの成績 第5位 勝ち点 20 得失点 +6

 

雑感

 

 今日は完敗であった。手も足も出なかったという感じである。元々の力量差がある上に、讃岐の狙いが空転したような印象を受けた。これからもこのような試合が続くと良くない訳だが、今日は相手との相性が悪かっただけだと信じたい。

 スタメンに関しては2枚の変更であった。まず福井に代えて鳥飼が起用された。福井は前節出来が良くなかったので理解できる。まだ若いので次のチャンスで頑張れば良いだろう。鳥飼はようやくのスタメン復帰となる。前線からの守備が持ち味であるので、その部分でどの程度貢献できるのか見てみたい。次に奈良坂に代えて武下が起用された。奈良坂のポジションには前節右SBを担当した奥田が入るのであろう。そしてその右SBに武下を入れるという事だろう。前節は奥田を右SBで使う為に外れた金井であるが、今節は武下にスタメンを取られた。武下が良いのか金井が悪いのかよく分からないが、武下は監督から期待されているようだ。奈良坂に関しては小松との競争が続く。

 試合内容に関しては讃岐が前へボールを運ぶ事については見栄えが良かったように思う。ただ肝心のゴール前では仕事をさせてもらえなかった。富山の計算通りという事なのであろうが、ポケットに何度も侵入しているにもかかわらず、決定機を全く作れない点については寂しさを感じる。上位チームとのアウェー戦であるので、本来讃岐が守って富山が攻めるという構図が自然である。しかし実際には讃岐がボールを持たされてカウンターを食らっていた。富山がそういう戦法を選んだという事であるのだが、どうやら富山は他の試合でも中盤を省略したサッカーをしているようだ。そういう意味では意外な戦法ではない。讃岐が富山のブロックに真っ向から突撃して跳ね返されただけである。米山監督は富山にボールを持たせて讃岐がリトリートするやり方を採用しなかった。そのような先の無いやり方を好まないのか、このやり方で十分勝機があると踏んだのか分からないが、今日はうまくいかなかった。

 先制点のシーンは高橋のミスである。際どいボールをDFとの間に供給した富山が素晴らしい訳だが、苦し紛れのクリアが相手へのパスとなってはいけない。追加点のシーンは波状攻撃に耐えられなかった。クリアができない事が問題であるのだが、先制されて精神的に落ちていた時間帯であったように感じた。ダメ押し点についてはバランスを崩して攻めていたので、中盤でロストすればあのような形になる。問題視する必要は無いだろう。全て讃岐のミスが絡んだ失点である。ただ富山の狙いがハマった形であるので、この2チームが対戦すればこのような得点が生まれるという戦前の想定内の得点でもある。それでも米山監督は富山のロングカウンターよりも讃岐の遅攻が上回ると考えたのだろう。結果は出なかったが練習してこの差を埋めていくしかない。この1試合に勝つ為にここまで積み上げてきた物を転換する事はできない。

 疑問に思う事として遅攻になる事が予想される試合では、少しスタメンに変更を加えた方が良かったのではないか、という点である。赤星はクロスのターゲットやセットプレーの守備を考えると外せない。鳥飼は相手がボールを持つ場合に威力を発揮するので、ここは後藤で良かったのかも知れない。讃岐の攻撃を見ているとシュートが撃てない点や前線で違いを作るプレーが著しく不足している点が目につく。監督が理想とするサッカーと選手層が一致していないのだろう。ここから育成や補強でレベルアップを図るしかない。米山監督には長期的な視点でサッカーをしてもらいたい。

 対戦相手の富山に関しては、古典的なサッカーをしていると感じた。これが富山の伝統的なサッカーなのであろうが、昨年の印象とは違う。先祖返りしたようだ。それで勝てるのであればそれが正解であるが、果たして継続して勝てるのかどうかは疑問である。讃岐のように相性が良い相手には通用しても、毛色の違うサッカーには下位であっても意外と苦戦するだろう。今季のJ3が混戦模様であるので、昇格について狙い目の年である事はラッキーである。

 

選手個人について

 

・高橋 またも致命的なミスを犯した。これで2試合連続である。一度他のキーパーを試しても良いのではないか。

 

・江口 前半だけのプレーとなった。怪我でなければよいのだが。

 

・奈良坂 後半からボランチでプレーしていた。CBとボランチなど複数ポジションでプレーできるとベンチメンバーとしては希少価値が上がる。

 

監督について

 

 全く歯が立たなかった訳だが、この試合をどう評価しているのか。練習でやっている事がJ3では通用しないと判明すれば、選手のモチベーションに関わるように思う。それでも続けるのか変えるのか。讃岐の選手層の問題は今年だけの問題ではなく過去数年の問題である。解決には時間がかかる。

 

次節について

 

 次節は岩手をホームに迎える。ホームでは比較的いい試合が出来ているので、これまで通り守備的に戦ってほしい。そしてその前には磐田との天皇杯がある。2軍での試合になるのだろうが、普段試合に絡めていない選手達の奮起に期待したい。

 

コメント歓迎です。

 

以上

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