617(土) 1800~ サンプロアルウィン

                  

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J3リーグ 第14節 松本x讃岐(20

 

・讃岐の最近の5試合

 

福島 △00A) ※内容は良かったが決定力不足

 

岐阜 ●02A) ※完敗

 

奈良 ▲11H) ※狙い通りのサッカー

 

富山 ●03A) ※完敗

 

岩手 〇10H) ※完勝

 

ここまでの成績 第16位 勝ち点 16 得失点 ‐10

 

・対戦相手(松本)の最近の5試合

 

F大阪 〇10H

 

長野 ●12A

 

鹿児島 ●24H

 

相模原 〇53H

 

今治 〇20A

 

ここまでの成績 第5位 勝ち点 21 得失点 +5

 

雑感

 

 今日は完敗であった。米山監督の狙いが分からなかった点が不満と言えば不満であるが、実力差がそのまま試合内容に反映されたように思う。収穫が全く無かった訳ではないが、この所のAでの戦いは毎回このような体たらくである。成長しているのか不安になる戦いぶりであった。

 スタメンに関しては前節と全く同じであった。前節はかなり手応えのある内容での勝利であった。したがってスタメンをいじらなかったという点は理解できる。ただ臼井の出来が悪かったので、ここは変えても良かったように思った。松本の事は全く知らなかったが、監督は霜田さんであるようだ。この監督は攻撃的なサッカーをする監督であるので、真っ向から立ち向かうのかそれともブロックを築いて対策するのか注目である。

 試合内容としては序盤からずっと押し込まれっぱなしであった。松本にボールを保持されて次から次へとペナの中へと侵入を許していた。これに対する讃岐の対策は特に何もなかった。いつも通り中盤でボールを回収して、これを受けたセンターサークルの選手が前にボールを運ぶ事を目指していた。今日の松本の前プレは連動しており、讃岐のビルドアップ阻害に成功していた。そして松本のボール回収後の攻撃はスムーズで、シュートまで到達していた。讃岐としてはバランスを崩した状態で攻撃されていたので、まさに綱渡りのような状態であった。讃岐にも幾つか良い攻撃があったが、これがチームの成長なのであろう。前半を00で折り返せればラッキーであったのだが、残念ながらそうはならなかった。直前に讃岐の良い波状攻撃があったのだが、福井のパスミスからカウンターを食らってしまう。これを滝選手に決められてしまった。この選手は清水にいた選手であるので多少知っている。シュートだけは上手な選手と言う印象である。このシュートも上手であった。この失点の前にたくさんの被決定機があった訳であり、福井のミスを糾弾するのは違うような気がする。ただ福井はこのシーンに象徴されるように、周囲とレベルが合っていない。呼吸が合っていないという事ではなく、レベルが合っていない。なぜいつまでもスタメンで起用するのか分からない。

 後半になっても何も変わらない。リードが生まれれば一方が攻撃して他方が守備重視になるという事が多い訳であるが、実力差があったので松本が安全運転ながら押し込めていた。そして追加点が入る。これは奥田のミスのせいである。平凡なアーリークロスであったが、奥田がマークを見失ってしまった。人間であるから完璧を求める事は酷である。しかしそれにしてもらしくない軽いプレーであった。これで試合の趨勢は決してしまった訳であるが、今日の讃岐は試合当初より勝負よりも育成を重視したサッカーを選択していた。したがって相手が緩むこの時間帯から、どの程度練習の成果を発揮できるのか注目していた。まず左SBの臼井に代えて吉田を起用した点は良かったと思う。臼井に問題がある事は確かであり、次善の策を探る必要がある。吉田がどの程度出来るのか試す事は悪くないだろう。そして福井に代えて赤星を起用した。森本とのツインタワーで、縦ポンに活路を見出すという事であろう。このオプションは以前から時折使っている。残念ながらこの2人の相性は悪く、不発になる事が多い。結局惜しいシーンを幾つか作ったが無得点でフィニッシュとなった。ただチームにとっての収穫もあったように思う。まず松本の良い守備に苦しみながらもボールを前進させる事が出来ていた点が良かった。危なっかしいパス回しとなってしまったが、カウンターを食らわずにクロスまで行けていた点はこれまでとは違う。また吉田や赤星も活躍した。チームとして機能したとは言い難いが、サブの選手はモチベーションを持っているようだ。サッカーの内容では残念な試合となってしまったが、選手達の経験としては無駄とはならなかった訳だ。

 今日のゲームでハッキリした事は米山監督のサッカーが固まってきたという事である。松本のような強豪相手にAでも自分たちのサッカーを貫くという姿勢はこれまでの讃岐には無い文化である。空想的なサッカーをしている訳ではないので、どこが相手でも無理のない試合とはなるだろう。ただなかなか勇気のある姿勢であるようにも思う。勝ち目が薄い相手に相手の長所を消す事を重視していない。それだけクラブの中での発言力が担保されているのだろう。結局この業界では成績が悪いとクビになる訳で、現状成績が良いから負け試合を作れているのだろう。讃岐はオーソドックスなサッカーをしているので、選手の能力がダイレクトに成績に反映される。それだけに実力不足の選手の起用だけはやめてほしい。

 対戦相手の松本に関しては盤石の強さを感じた。昨年も個の強さを感じた訳だがそれだけだった。今季は霜田監督の考えがピッチに表現されている。讃岐相手に良い勝ち方をしたから今後も安泰という事ではないが、今日の試合だけしか見ていない私としては非の打ちどころが無かった。当然昇格の有力候補であろう。

 

選手個人について

 

・後藤 今日のような試合ではこの選手は消えてしまいがちである。この点がこのタイプの起用が難しくなってしまう理由であるのだが、今日は存在感をまずまず発揮していた。現在好調なのであろうが米山サッカーの中で欠かせぬ役割を与えられているように思う。

 

・福井 今日は守備でよく貢献していた。またサイドで通用しなかった為に途中から中央での起用となった。我慢して起用している訳だが成長が感じられない。サブの選手達に不満はないのであおろうか。心配である。

 

・吉田 攻撃だけをすれば良い展開での起用であったので、まだ守備は未知数であるが一度スタートから見たい。とんでもない軽い守備をするようなら諦めもつくだろう。

 

監督について

 

 けっこう頑固な監督であるようだ。信じた選手は継続して使っている。意味不明に思えるがいつか芽が出るのだろうか。例によって選手の質が足りない点が気になってきた。この展開はこれまでの讃岐のお決まりのパターンであるが、今季はまともな監督という点がこれまでと決定的に違う。是非補強をクラブに進言してほしい。

 

次節について

 

 次節はA今治戦である。新スタジアムという事で楽しみである。ただ屋根は無いようなので雨が降ると悲惨な事になる。晴れる事を願う。サッカーとしては今日のゲーム同様難しいだろう。讃岐は安定したサッカーを手に入れた。ただ強豪を破るようなサッカーではないようだ。ラッキーや相手の失策があれば勝負になるだろう。来週はサッカーではなく遠足を楽しもうと思う。

 

コメント歓迎です。

 

以上

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