53(金) 1400~ タピック県総ひやごんスタジアム

                  

天気:晴れ 気温:27℃ 風:弱風 動員:3,287

 

J3リーグ 第12節 琉球x讃岐(00

 

・讃岐の最近の5試合

 

相模原 ●12A) ※惜敗

 

YS横浜 ●02H) ※負けるべくして負けた

 

北九州 △11A) ※この試合から残留争いモード

 

松本 ●12A) ※惜敗

 

八戸 ▲11H) ※よく追いついた

 

ここまでの成績 第20位 勝ち点 7 得失点 ‐5

 

・対戦相手(琉球)の最近の5試合

 

八戸 △11A

 

北九州 ●02A

 

長野 〇43H

 

岩手 △11A

 

鳥取 ●1-2A

 

ここまでの成績 第7位 勝ち点 16 得失点 +1

 

雑感

 

 今日は引き分けであった。大幅なターンオーバーという事で、サブの選手達がよくやってくれた試合である。ただこれでまたしても勝ち無し記録が更新された。いつまでこの辛い思いが続くのか、先が見えない。ここはあまり深く考えずに、いつかマグレ勝ちが来るのだと決めつけたい。深刻に考えると心身に良くないだろう。

 スタメンについては6枚の変更となった。前節の内容が低調であったので交代したという面もある。ただ次の試合まで中2日という事でこれはターンオーバーである。サブの選手達にはチャンスであるのでアピールしてほしい。まず田尾に代えて奥田が起用された。奥田は深港の穴をしっかり埋めるであろう。このポジションは安心して良い。次に川西に代えて奈良坂が起用された。川西は志向するサッカーによっては必要不可欠である。一方で守備的なサッカーでは足かせとなるだろう。ここはターンオーバーというよりは、今日のサッカーが守備的であるという事であろう。今後も守備的な試合では不要という事になる。奈良坂については弾き返す事に関しては圧倒的である。彼はどのようなサッカーであろうと、相方次第では活きる存在でありレギュラーになりうる。どの程度フィットしているのかに注目である。次に森に代えて高橋が起用された。森はレギュラーという事であるようだ。労働者タイプであるので守備的なサッカーでは活きるだろう。高橋はここまで特徴の無い選手である。そろそろ一皮剥けて欲しい。次に前川に代えて岩本が起用された。前川はレギュラーである。今後どうなるか分からないが、彼個人としては好パフォーマンスを見せている。岩本は地味に好プレーを見せており成長している。怪我さえなければいずれレギュラーになるだろう。次に冨永に代えて赤星が起用された。まず冨永がベンチにいる事に安堵した。どうやら怪我の再発は無いようだ。前線の軸であるので普通にプレーすれば得点が期待できる選手である。赤星については技術が低過ぎて起用法が限られる。今日のような引き分け狙いのゲームでしかスタメンからは使えないだろう。最後に吉田陣に代えて岩岸が起用された。吉田陣は讃岐のサッカーには合わない。岩岸については前節の得点のご褒美としてのスタメンであろう。今日は守備でどの程度貢献できるかを見たい。

 試合内容について、序盤は琉球ペースであった。相手の極端なショートパスの連続には面食らった。このような古いサッカーを目にするのは久々であり、ある意味懐かしかった。讃岐も分かってはいたのだろうが、慣れるまでは苦戦していた。ただ最後の所はやらせなかったので、シュートは少なかった。これに対する讃岐の対応はリトリートという事で、この点今日のスタメンがハマっていた。序盤苦戦した讃岐であったが、徐々に慣れてきたのかボールを刈れるようになる。刈ってからは琉球のラインの裏へと雑に蹴り込むという方針がハッキリしていた。これを2トップが競るという訳だが、もちろん難しい。この部分でもう少し赤星がキープ出来ていれば、讃岐の攻撃に厚みが出たのだろうが、赤星はそこまで器用ではない。また岩岸のボールへの関与も少なかった。やはり岩岸はオフザボールに改善点がある。前半は讃岐が固い守備を見せた。

 後半になって讃岐はボールを取りに行くようになった。琉球のパスがあまりにも足もとばかりなので自信が出たのだろう。実際にボール奪取できるようになったので、そこからのショートカウンターがいくつか見られた。いくつか決定機があったのだが全て外してしまう。この辺りは相変わらずで、讃岐の前線の選手達の決定力不足である。どうしようもない。結局終盤は琉球が攻めていた訳だが、讃岐は危なげなく守り切った。

 振り返ると勝てる試合であったようにも思う。ただこれは琉球の攻撃を制御したからこその感想であり、守備に安定感があれば勝ち点3が現実的な物となるのだ。今日は難しい相手のA戦であったと思うが、讃岐の守備が十分通用する事を見せてくれた。また後半は雑に蹴るだけではなく、足の止まった琉球を相手に良いビルドアップも見られた。今後に向けてヒントになるようなゲームであったと思う。難点としてはあまりにも質が低い点が挙げられる。細かいミスが多いので肝心の決定機で難しくなってしまう。守備に力点を置くとどうしてもこうなってしまう。昨季の課題が再現されている。ただ基本的には決定力を犠牲にしてでも守備重視で良いだろう。いずれは噛み合う事が有るはずだ。

 対戦相手の琉球については、かつての良い頃の幻想を追い求めているという印象である。それで現在好調なのであるから、幸せな事ではある。ただこのサッカーで結果を求めようとすると、選手の質を高める必要がある。選手の質とは資金力の事である。また歪(いびつ)な選手を集める事にもなるので、監督交代後には地獄が待っている。このサッカーを以後の監督にも強要すれば問題無いが、時代遅れであるのでいずれは限界が待っている。やはりパスサッカーは足もとではなく、スペースに出すような物でなければならないだろう。

 

選手個人について

 

・長谷川 久々に中盤でのプレーとなった。良い守備と繋ぎであったと思う。結局昨季のレギュラーの選手の方が私は好きである。

 

・赤星 よく走ってくれた。期待通りのプレーは見せてくれた。バー直撃のシュートが入っていればヒーローであったが、赤星らしい結末であった。今後主力に戻ってくる予感がする。

 

監督について

 

 ナイスゲームであった。割り切ったサッカーから始まり、途中勝利も見えるようなマネージメントであった。昨季と違い讃岐の層は随分厚くなっている。確かに最高到達点は残念ながら高くはならなかった。しかし引き出しの多さには多様性が生まれている。監督としては最高到達点を上げたサッカーがしたかったのだろうが、今季は無理である。今後は勝負師に徹してほしい。

 

次節について

 

 次節は中2日でのH沼津戦である。沼津は上位であるので負ける事が考えられる。ただ昨季の相性は良かったような気がするので、昨季のサッカーがハマる相手とも言える。DFラインは今日と同じで良いので、中盤から前は走れる選手を揃えて欲しい。今日の後半のようなサッカーが出来れば満足である。

 

コメント歓迎です。

 

以上

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