プリンス・オブ・ペルシャ
2010年06月07日
「プリンス・オブ・ペルシャ」みました。
ジェットです。
「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」を観て来ました。
原題は「Prince of Persia : The Sands of Time」
この映画は、同名のゲームが原作だそうです。ゲームはやったことないですが。
個人的にゲームが原作と言って思い出すのは「トゥームレイダー」ですね。
テレビの映画紹介でプリンス・オブ・ペルシャのゲーム画面を見ましたが、トゥームレーダー同様、キャラクターのアクションに特徴がある感じで、その辺の動きは映画の中の主人公にも影響を与えています。
主演のジェイク・ギレンホールはみっちりゲームをやってから撮影に臨んだとか。
ダスタン少年は、ペルシャ軍の行進の前に飛び出して馬を驚かせて兵を落馬させてしまった友達をかばって兵に立ち向かい、市中を逃げ回りますが、ついに捕らえられて手打ちにされそうになります。
その様子を黙ってみていた王は、ダスタンの勇気と逃げ回る際の機転などを買い、ダスタンを自分の養子として迎え入れることにします。
王には2人の実子がいるので、ダスタンは義兄を2人持つことになるのですが、成長した3人はともに王子として協力して父を支える、非常に仲の良い兄弟になっています。
この辺は跡目争いでドロドロになる日本の歴史ではありえない展開ですね。
また、王には弟が1人いて、つまりダスタンたち兄弟にとっては叔父に当たるわけですが、この叔父さんも兄である王をサポートして、ペルシャ王国は万全のように見えます。
しかし、その影では陰謀がうごめいていました。
王は暗殺されるわ、その暗殺の疑いがダスタンに向けられるわ、ダスタン自身はその暗殺は兄によるものだと思い込むわと、今までの一枚岩だった王国が嘘のようにバラバラになってしまします。
その陰謀の鍵は、聖都アラムートの王族が代々守ってきた「時間の砂」と一振りの「短剣」にありました。
なんと、その短剣の柄の部分に時間の砂をを入れて柄のボタンを押すと、時間を遡れるのです。
柄はそれほど大きくないので、遡れる時間は1分程度。
1度使うと中の砂は無くなってしまいます。
王殺しの犯人として追われるダスタン王子は、アラムートのタミーナ王女と短剣を守りながら無実の罪を晴らそうと旅立ちます。
時間を遡るシーンはCGで演出されていますが、この手の演出は昔の技術では表現ができなかっただろうなーと思います。
体が炎で包まれたようになり、その炎がまるで幽体離脱のように体を抜け出し、炎である自分を残して周囲は時間の逆転再生をはじめます。
ある程度時間を遡ると、それを見ていた炎の自分が自分の実体に吸い込まれ、その瞬間時間は元通りに進行を始めるのです。
叔父役のベン・キングズレーさん。「シャッターアイランド」といい、怪しさぶりは健在です。
タミーナ王女役のジェマ・アダートンは「タイタンの戦い」のイオですね。
暗殺者集団のハッサンシンはなかなか味があってよかったです。
ファンタジー漫画の「ベルセルク」に出てくるバーキラカ一族を思い出しました。
でも自分の武器である蛇にかまれて死んではダメだよ。耐性とかつけてないのかいな。
まあ、結果的には思ったとおりのヤツが陰謀の主犯で、時間の砂を狙っているわけですが、まあこれも思ったとおり最終的に時間の砂によって逆に陰謀を暴かれてしまうわけです。
ストーリー的にはベタな展開でした。
まあ、陰謀の謎解きが映画の趣旨ではないので、いいのかな。
もうちょっと時間の砂を使った時間旅行的な要素があるのかな、と思って観ていたのですが、あっさりと終わってしまった感があります。
一言評価
「なんて場当たり的な陰謀なんだ~!」
5段階評価
★★★☆☆[3点]
※ジェット評価備考
5点:最高にイカス!面白すぎるよ!
4点:いいじゃん、いいじゃん!
3点:まあいいんじゃないでしょうか
2点:う~ん、どうなんでしょうか
1点:これ、観る価値ある?
【プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂】117分(現在の東宝シネマズマイレージ:3,736マイル)
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