長岡城
所在地:新潟県長岡市大手通
縄  張:梯格式平城
城  主:堀氏、牧野氏
遺  構:なし
文化財:なし
探訪日:平成23年(2011年)7月18日

概要
江戸初期に堀直寄が築いた城。直寄は元々蔵王堂城に入ったが、信濃川の氾濫による被害が深刻であったため、より内陸の現在地に新城の建築し、長岡城とした。
堀氏の後は牧野忠成が入城し、以後江戸時代を通して牧野氏が代々藩主を務めた。ただ、藩政時代には大火事、信濃川の氾濫、地震等で幾度となく建物が損壊し、そのたびに幕府から借金をして再建をしていた。
幕末には戊辰戦争によって建物はすべて焼失し、維新後には廃城となったが、公園化され城域は保存された。しかし、明治31年に長岡駅が本丸跡に建築されると、そこから広がるように市街地化が進み、遂には城跡は完全に消滅した。


上記の通り、現在は駅や市街地と化しており遺構と呼べるものは全くありません。
トップに掲載している駅前の石碑が城跡だったことを示すのみです。

以上!!







というのも寂しいのでせめて縄張り図を。
長岡城(2)
わざわざ城跡に駅を建てんでも、と思うんですけどね。

基本土塁造りの平城で、旧時代の城は無用とされた明治時代だったとはいえ、こうも簡単に城跡を潰してしまったのは本当に惜しまれます。せめて曲輪の一部でも残っていれば全く違ったんでしょうけど。

なお、長岡市郊外の悠久山公園には長岡城天守を模した博物館があり、そこの石垣の一部に長岡城の石垣が使われているそうです。



マップ

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