2014年10月
今まで、多くの城に行きましたが、城によって「素晴らしい!もう1回来たい!」と思うところもあれば、「・・・、う~ん、なんか残念。」と思うところまで様々です。
個人的な基準は遺構が残っているか否か、また自由に散策できるか否か、が大きく感想をかえるところ。
近世城郭に限って現状がどうなっているかは大まかに分けて次の通り。
◎史跡公園化
多くの近世城郭。
何だかんだで多くの城跡は軍用地等を経たものの、史跡公園等の公園として整備され、「城」の形態を保っているところがほとんどです。
これが一番良いでしょう。
(松本城、赤穂城)
◎県庁・役所化
福島城、福井城、前橋城、高崎城、山口城等
城の政庁としての機能をそのまま引き継ぎ、県庁や役所の敷地として利用しているパターン。
ある意味正しい使い方ですが、本丸に置かれているものがほとんどのため、遺構を壊したり、全体的に見学できないのが残念なところ。
ただ、福井城や山口城は周囲の遺構は良好に残っています。
(福島城、福井城)
◎駐屯地化
新発田城
自衛隊の駐屯地として利用されているパターン。
明治以降、いくつかの城はのまま軍用地に転用されましたが多くの城は軍の管轄下から離れました。
役所化と同様に、ある意味正しい使い方なのですが、役所以上に立ち入りが制限されているのが難点。
(新発田城)
◎学校化
水戸城、田中城等
城の中心部(本丸や二の丸)に学校が置かれているパターン。
城の敷地って広いため学校を置くにはちょうど良いのですが、昨今の事情により自由に見学ができません。また、整備するにしても学校ごと移転しなくてはならないため現実味が薄いのが難点。
田中城や尼崎城に至っては、外郭も市街地化されているため遺構はほとんどありません。
ただ、金沢城、赤穂城等は学校がありましたが、現在は移転し、城跡として甦っています。
(水戸城)
◎宗教法人の聖域化
亀岡城
ここは城域は残っているものの、中心部が宗教法人の本部となり自由に見学ができない場所です。
しかも、亀岡城に限って言うと、明治の宗教弾圧の際に政府によって爆破されたという歴史もあるため、遺構も当時のままとは言えない状況です。
なお、城の多くに神社がある場合がありますが、亀岡城の様に立ち入り制限しているところはほとんどないためこの例には含みません。(躑躅ヶ崎館の武田神社の様に一部禁足地になっている場合あり。)
(亀岡城)
◎市街地化による完全壊滅
長岡城、沼津城、高槻城、尼崎城等
城の外郭が市街地化されている例は多々ありますが、これらは本丸も含めてすべてが市街地化され、地表面の遺構がほとんどありません。
あったとしても発掘された石垣が展示されている程度。
こうなってしまっては復元の余地もないため、城としては一番残念な末路と言えるでしょう。
(尼崎城)
明治以降の近代化や現代化により、様々な末路を辿った城跡ですが、やはり当時のまま残っているのが何よりも望ましいですね。
建物は失われても、城跡が残っていれば史跡として認識できるし、復元の余地もあります。
でも、市街地化して消滅してしまえば、石碑や案内板で「城があった」ことを知るのみ。
今後、維新後の近代化や昭和の高度成長みたいな急速な開発は必要ないでしょうから、現在残っているものは絶対に保存していってほしいものです。
個人的な基準は遺構が残っているか否か、また自由に散策できるか否か、が大きく感想をかえるところ。
近世城郭に限って現状がどうなっているかは大まかに分けて次の通り。
◎史跡公園化
多くの近世城郭。
何だかんだで多くの城跡は軍用地等を経たものの、史跡公園等の公園として整備され、「城」の形態を保っているところがほとんどです。
これが一番良いでしょう。
(松本城、赤穂城)
◎県庁・役所化
福島城、福井城、前橋城、高崎城、山口城等
城の政庁としての機能をそのまま引き継ぎ、県庁や役所の敷地として利用しているパターン。
ある意味正しい使い方ですが、本丸に置かれているものがほとんどのため、遺構を壊したり、全体的に見学できないのが残念なところ。
ただ、福井城や山口城は周囲の遺構は良好に残っています。
(福島城、福井城)
◎駐屯地化
新発田城
自衛隊の駐屯地として利用されているパターン。
明治以降、いくつかの城はのまま軍用地に転用されましたが多くの城は軍の管轄下から離れました。
役所化と同様に、ある意味正しい使い方なのですが、役所以上に立ち入りが制限されているのが難点。
(新発田城)
◎学校化
水戸城、田中城等
城の中心部(本丸や二の丸)に学校が置かれているパターン。
城の敷地って広いため学校を置くにはちょうど良いのですが、昨今の事情により自由に見学ができません。また、整備するにしても学校ごと移転しなくてはならないため現実味が薄いのが難点。
田中城や尼崎城に至っては、外郭も市街地化されているため遺構はほとんどありません。
ただ、金沢城、赤穂城等は学校がありましたが、現在は移転し、城跡として甦っています。
(水戸城)
◎宗教法人の聖域化
亀岡城
ここは城域は残っているものの、中心部が宗教法人の本部となり自由に見学ができない場所です。
しかも、亀岡城に限って言うと、明治の宗教弾圧の際に政府によって爆破されたという歴史もあるため、遺構も当時のままとは言えない状況です。
なお、城の多くに神社がある場合がありますが、亀岡城の様に立ち入り制限しているところはほとんどないためこの例には含みません。(躑躅ヶ崎館の武田神社の様に一部禁足地になっている場合あり。)
(亀岡城)
◎市街地化による完全壊滅
長岡城、沼津城、高槻城、尼崎城等
城の外郭が市街地化されている例は多々ありますが、これらは本丸も含めてすべてが市街地化され、地表面の遺構がほとんどありません。
あったとしても発掘された石垣が展示されている程度。
こうなってしまっては復元の余地もないため、城としては一番残念な末路と言えるでしょう。
(尼崎城)
明治以降の近代化や現代化により、様々な末路を辿った城跡ですが、やはり当時のまま残っているのが何よりも望ましいですね。
建物は失われても、城跡が残っていれば史跡として認識できるし、復元の余地もあります。
でも、市街地化して消滅してしまえば、石碑や案内板で「城があった」ことを知るのみ。
今後、維新後の近代化や昭和の高度成長みたいな急速な開発は必要ないでしょうから、現在残っているものは絶対に保存していってほしいものです。
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古代環濠集落から、中世・近世城郭、近代要塞まで何でもござれ。
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日本全国に400ヶ所以上あり宮内庁が管理しています。
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学生時代の思い出の地。
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