福島城 (2)
所在地:福島県福島市杉妻町
城  主:伊達氏、堀田氏、板倉氏
遺  構:土塁、庭園跡
文化財:なし
探訪日:平成23年(2011年)7月16日

概要
築城年代は不明だが、室町期に伊達氏が築いた大仏城が前身といわれている。豊臣政権下に堀田氏が居城とし、江戸期には板倉氏が城主となり近世城郭に改修した。
以後板倉氏が明治期まで城主を務めたが、明治期になると城の建築物や構造は取り払われた。現在は福島県庁がおかれ、土塁の一部が残るのみである。


福井城、前橋城、山口城と並ぶ「県庁inザ・キャッスル」の一つです。
福島城 (35)
現在は上記の通り遺構の保存状態は決して良いとは言えませんが。江戸時代の城って基本的に藩庁であったため、県庁として使われているのは使い方としては間違っていないんですよねぇ。


縄張り図
福島城 (10)
現在は真ん中より少し下の残存土塁と、三の丸庭園跡のみの残っています。


本丸土塁跡
福島城 (23)

福島城 (20)

さすが近世城郭の土塁だけあり高さはかなりあります。これだけ残ってるだけでも、見る人が見れば十分城として認識できますね。


三の丸庭園跡
福島城 (8)


なお、ここに行ったときには震災からまだ4ヶ月しかたっていないこともあり、県庁の駐車場は自衛隊の車列で埋め尽くされていました。普段は見れない光景ですが、やはり、いざという時に動けるのは自衛隊なんだなと感じました。



マップ

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