谷村城 (10)
所在地:山梨県都留市上谷
縄  張:連郭式平城
城  主:秋元氏
遺  構:なし
文化財:なし
探訪日:令和3年(2021年)2月6日

概要
江戸初期に秋元泰朝によって築かれた城。これ以前には勝山城の常の館として谷村館が築かれていたという。泰朝は城下町の整備とともに、かつての勝山城も城内に取り込み非常時の詰の城としての機能を残した。
江戸中期に秋元氏が武蔵国川越へ転封となると廃城となり、以後谷村は天領として陣屋が置かれた。
維新後は陣屋も廃され、旧城域は役所や学校の敷地となったため城の遺構は消滅した。


江戸時代に整備された城なのですが、上記のとおり現在はこれといった遺構は残っていません。

縄張り図
谷村城 (2)
桂川沿いに本丸、二の丸、三の丸を連ねた連郭式の縄張り。
その他に、背後の勝山城を城域に取り込んでいたそうです。

本丸跡
谷村城 (9)
現在は都留市役所の敷地。

二の丸跡
谷村城 (14)
こちらは谷村第一小学校の敷地に。

堀跡
谷村城 (15)
役所や学校の前にある用水路は元々の堀の名残とのこと。

麓から見た勝山城。
谷村城 (8)
現在は直接は繋がっていませんが、江戸時代には西の丸から桂川を渡る橋が設置されており直に登城できたそうです。


谷村城自体の遺構はほぼほぼ皆無ですが、背後の勝山城は素晴らしい遺構が残っているため、勝山城とセットで立ち寄ってみるのがよいかも。


マップ

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