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1: 世界@名無史さん 2021/01/27(水) 21:29:36.40 0
何?









2: 世界@名無史さん 2021/01/27(水) 21:29:54.35 0
聖書でもコーランでも奴隷はいけないなんて言ってないし

3: 世界@名無史さん 2021/01/27(水) 21:30:26.59 0
なぜ「奴隷は酷いことだからやめよう」と言う人が一人もいなかったのか

53: 世界@名無史さん 2021/03/24(水) 07:01:43.40 0
>>3
2000年前にも奴隷制を廃止した人権重視の君主がいた

その名は「王莽」

よく覚えておきなされ。

5: 世界@名無史さん 2021/01/28(木) 02:50:12.74 0
イスラム世界もローマ・カトリック世界も奴隷制に寛容。非常に許容的だったでしょ
その最たる要因が、ヘレニズムだったと思いますね
重大な影響を双方に与えましたから
というのも、南蛮による大々的奴隷貿易の道徳的根拠は、アリストテレスだったからですよ
イスラム植民地からカトリック世界に復帰した近世イベリア両国
彼らの反宗教改革や大航海に伴って、奴隷貿易も盛んになりまして、それを法的に裏付けたエンコミエンダ制については、紛糾した歴史がありました
是非を巡って巻き起こった折衝の中でも、一番知られているのはバリャドリッド論争、万人周知の史実でしょう
その反対論陣には、ラス・カサスや他のドミニコ会士、擁護派の筆頭が神学者セプルベダで、彼が論拠にしたのは、アリストテレスの「先天的奴隷論」でした
つまり、アーリア系多神教徒アリストテレスの主張が、一番大きな原因だったと、少なくとも言える訳です
近世にケリをつけた啓蒙思想は、今世紀でも十分効果的な世界の原動力ですよね
近代革命を動機づけ、帝国主義を用意した啓蒙論者はオリンピックを再興しました
そうすると、近代西洋が奉ってるのは、ギリシア的理知主義
その崇拝対象は、オリュンポス十二柱とか自由の女神、知的海獣でしょうね
近代人は、「蒙昧な野蛮人」より「知的な海獣」の方に、一層の尊厳と権利を認める連中なんで、寧ろ近代というのは未だ奴隷制度に親和的
表向きはともかく、性根を覗いたら、そんなこったろうと

6: 世界@名無史さん 2021/01/28(木) 07:30:30.93 0
古代イスラエルの民を奴隷にしたバビロン虜囚が有名。
ギリシャは中東の影響下にあったので、奴隷制の起源をギリシャに求めるのは無理筋だろう。
彫像や神殿などギリシャ文明の成果とみなされているものは、ギリシャの出稼ぎ労働者がエジプトから学んだものだ。

7: 世界@名無史さん 2021/01/28(木) 19:49:56.09 0
イギリス本国で奴隷解放をしたのが1574年
イギリスが本国・植民とも奴隷の売買・移送を禁止したのが1833年
イギリスで奴隷の使用者に対する罰則・被害者への賠償が定められたのが2010年

8: 世界@名無史さん 2021/01/29(金) 09:21:51.28 0
なぜ人間は奴隷を倫理的に奴隷の存在を許せなくなったのか
昔は肯定してたのにな

10: 世界@名無史さん 2021/02/01(月) 10:14:25.93 0
アメリカとかブラジルとかのガチで奴隷制を克服したような国だと、日本の派遣労働者のやりかたは奴隷禁止法にひっかかって厳罰だな

11: 世界@名無史さん 2021/02/01(月) 10:28:23.52 0
>>10
アメリカもブラジルも日本人が思うほど克服できてないんじゃないかな。
理想を唱えることとそれを実現することはまったく別の話だよ。
日本人が考えるような軽いノリのものではない、もっと重たい業を背負ってる。

12: 世界@名無史さん 2021/02/01(月) 10:37:09.14 0
>>11
ともかく、制度上は、奴隷的労働をやらせたことか発覚すると、派遣した方も使った方もこっぴどく処罰されるんだよ。
逆に、17世紀に本国では新規の奴隷はダメですよってやったイギリスなんかは、奴隷を使ったやつを処罰する法律ができたのが21世紀に入ってからのつい十何年か年前だぜ

17: 世界@名無史さん 2021/02/01(月) 12:23:33.85 0
今でこそ差別は禁止されているが、今から100年近く前は公然と差別が行われていたんだよな。
で、倫理とか道徳が無かったかと言うと違ってキリスト教のような倫理基盤はあった。
なのに人間は差別を公然と行っていた。

18: 世界@名無史さん 2021/02/01(月) 13:04:29.10 0
むしろキリスト教が奴隷制に正当性を与えてたんだけど

19: 世界@名無史さん 2021/02/01(月) 13:08:31.32 0
>>18
でも今もキリスト教はあるし、キリスト教思想が撲滅されて奴隷制が禁止された訳ではないやん。

21: 世界@名無史さん 2021/02/01(月) 13:25:43.75 0
聖書は読まれ続けている、キリスト教徒がゼロになったわけではない。
>>1の指摘通り今現在と過去で何が違うのか。

23: 世界@名無史さん 2021/02/01(月) 16:22:50.02 0
それは近代になって自由平等に競争優位があると気付いたからだよ
自然状態では格差拡大で奴隷が自動的に発生する
革命で国民国家に圧倒的パワーがあると気付いたようなもの
制度で奴隷を強制的に排除するしかない

25: 世界@名無史さん 2021/02/02(火) 22:11:56.42 0
使い古した奴隷を、廃用の役牛みたいにつぶして食べようと思う文化はあまりないな
奴隷を許容したらそこまで発想が行きそうな気もするけど

28: 世界@名無史さん 2021/02/02(火) 23:15:06.51 0
>>25
しかし、古代ローマの闘剣士とかかなりヤバい発想じゃないか?
勿論奴隷と動物戦わせるショーもここまで来ると、ただの奴隷扱いを超えた残虐さがあるよな

30: 世界@名無史さん 2021/02/03(水) 09:06:49.71 0
>>28
スペインが闘牛禁止したのは21世紀に入ってからだよ。まあ、奴隷ではないけれど、そういう見世物に需要が有ったんだろ。

で、ローマの剣闘士奴隷は10年の年季明け解放で、即、市民権獲得の厚遇。高戦闘力の証明済みで兵役満了扱い、予備役編入で都市の防衛に駆り出されるくらいで
非市民→市民権獲得に必要な従軍25年もしくは著しい戦功は実質0で市民。

116: 世界@名無史さん 2021/05/14(金) 21:29:02.95 0
>>30
剣闘士は解放されても自由民最底辺の降伏外人扱いじゃなかったっけ?
アントニヌス勅令による市民権付与からも除外される存在

107: 世界@名無史さん 2021/04/25(日) 18:19:47.61 0
ギリシアやローマの時代は教養ある奴隷が家庭教師とかやってたな

108: 世界@名無史さん 2021/05/03(月) 22:08:33.19 0
鉱山と、ガレー船と、剣闘士、どれがいい?

109: 世界@名無史さん 2021/05/03(月) 22:37:40.90 0
>>108
剣闘士は努力と運しだいでよい生活ができる。
ほかの二つはそのコースがない。

110: 世界@名無史さん 2021/05/04(火) 19:35:44.69 0
剣闘士は努力と運を信じて平均何試合で死んだんだろう?

111: 世界@名無史さん 2021/05/06(木) 04:38:46.77 0
剣闘士は奴隷とは限らないんだよな。
自由民が趣味で参加することもあった。

112: 世界@名無史さん 2021/05/06(木) 20:21:52.73 0
剣闘士試合に自ら出た皇帝もいるぞ

118: 世界@名無史さん 2021/05/14(金) 22:27:55.77 0
倫理的に奴隷は哀れな状態だと考えた人もそれなりにはいたから
宗教じゃ奴隷を心理的に助けたり、法律的に奴隷の取り扱いを規定するのはあった
ただ人身売買そのものの完全廃止はここ100年ぐらいの話だよな

124: 世界@名無史さん 2021/05/20(木) 21:53:05.78 0
日本の小作人は典型的な農奴

125: 世界@名無史さん 2021/05/21(金) 09:17:38.08 0
小作人は移動の自由があって本百姓よりも或る意味、身分的には自由なんだよなあ。納税(領主に対する貢納)の義務も無いし。
人余り資源(農地)不足の江戸時代だから、借地が得難く、借地料が高かっただけで、契約的な自由だったで。
むしろ、小作権は同じ時代の他の国の借地権よりも強い権利だった。大陸を挟んで反対側の島では、囲い込みで、借りてる農地を召し上げれる農民がワンサカ出てたろ。

本百姓はというと、領主に対する認め納の義務を負い、戸ごとに正丁が居ないと処罰の対象でつまり移動の自由が著しく制限された身分の、まったく領地のオマケとしての扱いで、こっちの方が農奴だ。

142: 世界@名無史さん 2022/01/22(土) 17:12:17.59 0
>>1
基本的に奴隷は衣食住を保証するのだから、恩恵とみなしていたのでないかな?
奴隷にしないと、死んでしまう連中を保護している感覚ではなかったのではないかな?

143: 世界@名無史さん 2022/01/22(土) 17:16:45.82 0
>>142
過労死続出してたのでは?
酷い扱いだったでしょ
保護で足に鎖つけるとは。しかも弱ったら海に捨てたりしてね。
今時ヤクザでも滅多にしない

146: 世界@名無史さん 2022/01/23(日) 21:56:33.44 0
>>143
意外と前近代の労働時間は少なかったというからな。
そりゃ鎖につないでひどい扱いをした例もあったとは思うが、切り捨てごめん感覚は比較的少なかったのではないかな?
出ないと、何千年も維持できないと思うのだ?

147: 世界@名無史さん 2022/01/23(日) 22:01:30.59 0
>>146
奴隷人口の数にもよるな。

近代に至るまで奴隷制じたいは地理的歴史的に普遍的に存在した制度だけど、奴隷が労働人口の多くを占めた社会ってそんなに多くない。社会の極一部であれば、非人間的扱いでも数の暴力で圧殺できる。

155: 世界@名無史さん 2022/01/24(月) 00:04:50.44 0
>>147
江戸時代の農民って土地のオマケの農奴そのもので、人口比8割だったよ

156: 世界@名無史さん 2022/01/24(月) 00:08:47.76 0
>>155
農奴と奴隷は大分違う。

148: 世界@名無史さん 2022/01/23(日) 22:34:42.06 0
長時間労働は今と違って照明も発達していないから夜は暗くて無理、経済的に非効率ってのもあったと思う

江戸時代の奉公は休みが盆正月しか無いと見て驚いた、例外はあったんだろうが

157: 世界@名無史さん 2022/01/24(月) 00:11:41.44 0
農奴は土地に緊縛されてはいるが、その土地に対する権利も持っている。
奴隷は法的にはいかなる権利も持たず、土地とも家族ともバラバラに売却されても文句がいえない存在。

159: 世界@名無史さん 2022/01/24(月) 01:12:33.01 0
>>157
ローマ時代の奴隷とか、中世回教圏の騎馬兵奴隷とかは、家族持てたよ

180: 世界@名無史さん 2022/01/25(火) 09:18:10.69 0
殷や周が奴隷制社会だったかどうかについては議論がある

181: 世界@名無史さん 2022/01/25(火) 09:20:38.28 0
春秋戦国時代を通じて、シナでは奴隷制が廃止されたと考えられている

182: 世界@名無史さん 2022/01/25(火) 09:31:44.46 0
>>181
辛亥革命まで奴隷制だったじゃん。
紫宸殿にも去勢奴隷がうっじゃうじゃと。

185: 世界@名無史さん 2022/01/25(火) 09:58:29.74 0
シナでいつ奴隷制がなくなったかについては、何をもって奴隷とするかの解釈にかかっている

シナに限らず、どこでもそうだが


引用元: ・古代~中世の人間が奴隷を疑問に思わなかった理由