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志望動機をどうやって書き出したらいいのか、というのは意外と迷うものですね。志望する経緯や業界志望動機からはじめたらいいのか、それとも志望動機の結論から書き始めたほうがいいのか…書き出しが決まらないと文章を書き始められないので、困りますよね。
そこで、志望動機の書き出しはどうすればいいか?詳しく解説していきます。
書き出しによって履歴書の印象は大きく異なる
志望動機は書き出しが重要です。
採用担当者は履歴書を数十枚、数百枚に目を通します。そのため、書き出しで判断される場合も少なくないのです。
書き出しを見て内容まで読まれない場合も十分にあります。ここでは、採用担当者が読みたくなる書き出しの志望動機の書き方について、例と合わせて紹介します。
駄目な志望動機の書き出しを理解しよう
さて、以下がよくやってしまう駄目な志望動機の例です。
駄目な志望動機例…日本政策金融公庫(中小・零細企業への低金利融資を行う政府系金融機関)
大学のゼミで、中小企業の経営について詳しく研究してきました。
その中で、日本の中小企業の多くは、正しいファイナンスの知識がないため、資金繰りに困り、倒産に至るケースが多いということがわかりました。>日本経済の根幹は、数多くの中小企業であり、このままでは日本経済の力が失われてしまうと感じました。
貴庫は、政府系の金融機関として、単なる利益だけではなく、中小企業の成長をサポートしていく力に強みがあります。
貴庫だからこそできる好条件の融資を通して、中小企業のファイナンスを支え、日本経済を活性化していきたいと考えております。
何故駄目なのか?結論が後回しになっているからです。結論が先に書いていないと、文章を読んでいる人は「この文章はどこに向かうのか」がわからず、戸惑ってしまいます。わかりにくいのですね。
人間が文章を読むときは、文章の書き出しを最もよく見ていることがわかっています。だから、大事なポイント、つまり「なぜ志望するのか」という結論は志望動機の最初に書かなければならないのです。
この文章であれば、「貴庫だからこそできる好条件の融資を通して、中小企業のファイナンスを支え、日本経済を活性化していきたいと考えております。」というのが結論です。これから始めているだけでも、だいぶ文章がわかりやすくなります。
志望動機の書き出しは「結論先行」が絶対
さて、では、先ほどの志望動機を「結論先行型」に変えてみましょう。文章のわかりやすさが格段とあがるのがわかるはずです。
日本政策金融公庫の志望動機
貴庫だからこそできる好条件の融資を通して、中小企業のファイナンスを支え、日本経済を活性化していきたいと考えております。
大学のゼミで、中小企業の経営について詳しく研究してきました。その中で、日本の中小企業の多くは、正しいファイナンスの知識がないため、資金繰りに困り、倒産に至るケースが多いということがわかりました。
日本経済の根幹は、数多くの中小企業であり、このままでは日本経済の力が失われてしまうと感じ、中小企業のファイナンスを支えられる金融機関で働きたいと考えるようになりました。
貴庫は、政府系の金融機関として、単なる利益追求だけではない形で、中小企業のファイナンスをサポートしております。特に、他の金融機関では見逃されがちな従業員9人以下の小規模事業者向けの融資では、他金融機関の追随を許さないほど圧倒的な存在感があります。
日本の就業人口の8割近くを占める小規模事業者を支えることは、日本経済の基盤を支えることそのものであると考え、貴庫での業務に魅力を感じております。
後半に少し文章が追加されていますが、中身はほぼ同じです。大きな改変は「結論=なぜ志望するのか?」から書き出しを始めた、ということだけです。
しかし、それだけでも文章を読み始めた時にすぐに内容が伝わるのがわかったのではないでしょうか。このように志望動機を結論から書き始めることで、圧倒的にわかりやすい志望動機を書くことができます。
なお、志望理由が複数ある場合は、「貴社を志望する理由は3つあります。1〜。2〜。3〜」と最初に全体像を示すとわかりやすいでしょう。
志望動機の書き出しは、必ず、志望動機全体の「結論」から書き始めて下さい。
志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用してみよう
ここまで例文つきで志望動機を作成する方法を解説してきましたが、文章を考えるのが苦手で、書き出しを上手く書ける自信がない人も多いはず
そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。
志望動機ジェネレーターなら、簡単な質問に答えるだけで説得力のある志望動機が完成します。
志望動機作成ツールを活用して、人事を唸らせる志望動機を完成させましょう。
結論先行の書き出しから始まる志望動機の完成系
結論先行の文章を書き慣れていないと、「でも、志望動機の結論って何を書けばいいの?と悩むかもしれません。そこで、結論先行型の志望動機を上手く仕上げるための「型」をご紹介します。
- 【目標】その会社で何を成し遂げたいのか?
- 【理由】なぜその目標にこだわるのか?
- 【一致】なぜその目標実現のためには、その会社でなければならないのか?
この3つの順に書くと、説得力のある志望動機になります。まず、結論は、「貴社で〜をしたいです」という目標から入ります。その会社で何を成し遂げたいのか?を語れば積極的な姿勢も伝わりますし、志望動機全体の結論にもなります。
次に、「なぜその目標にこだわるのか?」という根拠を書きます。ただ「〜をしたいです」だけなら誰でもいえます。「なぜその目標なのか?」をあなたの経験・考えを交えて詳しく語ってください。
最後に、「その目標を達成するためには、その会社でなければならない」という点を書きます。「貴社は、業界の中でも〜に強みがある。私の目標である〜に取り組むためには、〜に強みを持つ貴社で働くのが一番良い」という流れで志望動機をつくっていきます。
さて、さきほどの志望動機をこの3つの視点で考えていきます。
志望動機の例文
【目標】貴庫だからこそできる好条件の融資を通して、中小企業のファイナンスを支え、日本経済を活性化していきたいと考えております。
【目標にこだわる理由】大学のゼミで、中小企業の経営について詳しく研究してきました。その中で、日本の中小企業の多くは、正しいファイナンスの知識がないため、資金繰りに困り、倒産に至るケースが多いということがわかりました。
日本経済の根幹は、数多くの中小企業であり、このままでは日本経済の力が失われてしまうと感じ、中小企業のファイナンスを支えられる金融機関で働きたいと考えるようになりました。
【その会社でなければならない理由】貴庫は、政府系の金融機関として、単なる利益追求だけではない形で、中小企業のファイナンスをサポートしております。
特に、他の金融機関では見逃されがちな従業員9人以下の小規模事業者向けの融資では、他金融機関の追随を許さないほど圧倒的な存在感があります。
日本の就業人口の8割近くを占める小規模事業者を支えることは、日本経済の基盤を支えることそのものであると考え、貴庫での業務に魅力を感じております。
「目標」「目標を抱いた理由」「なぜその会社なのか」の3点が入ったまとまりの良い志望動機になったと思います。この3点を上手くいれることで、わかりやすく説得力のある志望動機になります。志望動機を書く際には、意識してみてください。
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