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これだけは実践したい!ブログ文章を書くときの6つの基礎 〜本『作文の技術』  はてなブックマーク - これだけは実践したい!ブログ文章を書くときの6つの基礎 〜本『作文の技術』

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いい文章を書くには、次のような原則があるのだと思います。

  1. 相手に正確に意味が伝わる
  2. 相手に誤解を与えない
  3. 相手に負担をかけない
  4. 心地よい読後感が残る
P.4
仕事の取引や意思決定も「メール」で済ませる時代。

またツイッターやFacebook、ブログも当たり前になり、「文章力」の重要性が増しています。


本『「伝わる文章」が書ける作文の技術 名文記者が教える65のコツ 』は、元朝日新聞東京本社編集局長の作家、外岡氏の著書。

芸術的な文章ではなく、正確に伝えるための文章の技術を教えてくれています。


今日は本書を元に、これだけは意識したいというブログ文章の書き方の基礎を考えてみました。





1. 書き出しは軽やかに

最初に、言い訳や断り書きをしたくなることがあります。

しかしそれは読み手のためではなく、書き手のためであることが多い。なくても済むことがほとんどです。

書き出しにだらだらとつまらないことを書いていると、読者はその先を読んでくれないでしょう。


結婚式のスピーチが下手なパターンとして、「前置きが長過ぎる」というのを以前紹介しましたが、これと似ていますね。

つまらない結婚式スピーチの6つのパターンから学ぶ「話し方」 - ライフハックブログKo's Style




2. 一文は短く

一番効果が高いのはこれではないかと思います。

一文が短ければ読みやすく、読者の負担が少ない。

修飾語がどれにかかっているのかわかりにくい、なんてこともなくなります。


とにかくムダを省きましょう。

接続詞や、「私は」などの主語も削れる場合がありますね。


また、こういうパターンも本書に指摘があります。

投稿文 
震災から離れたところに住み、家族の生活に特に変化もなく過ごせる日々を送って、私は何を感じているのだろう。


添削
私は被災地から離れたところに住み、生活に特に変化もない日々を送っている。


(中略)
筆者は、テーマを選んで書き始めたときに、「私は何を感じているのだろう」と自問したのでしょう。しかしそれは、文章を書く前の「心の準備」で、文章に書き込む必要はありません。何を感じているのかを自問した結果が、書く文章なのですから。
P.50
投稿文は、1文が長い。

情報や事実を伝えたいだけの場合は、確かに「私は何を…」は要らないでしょうね。



3. 同じ語尾を繰り返さない

これも重要。文章を書いてから音読すると、よく分かりますよ。

投稿文
考え方や価値観を文章に記し、人に見てもらい、知ってもらうために文章を書くことに挑戦したい。まとまった文章を書く経験は多くないが、一発奮起して挑戦したい。手始めに、新聞や雑誌に投稿したい。


添削
考え方や価値観を表現し、人に読んで知ってもらう。「文章を書く」ことに、今年は挑みたい。まとまった文章を書く経験は多くないが、一念発起して、まずは新聞や雑誌に投稿してみよう。

P.114



4. カッコを使って読みやすく

投稿文
入社して20年たっているのに、なんでこんな仕事をさせるんだ、と不満だらけですごしていた5年前。


添削
入社して20年以上なのに、「なんでこんな仕事をさせる」と不満を募らせていた。そうした5年前、

P.60
実際に言ったことはもちろん、「思い」もカッコで囲み、見た目に変化をつけましょう。



5. 形容詞をデータに

「とても大きな」というより、「高さ10mはある」と言ったほうが伝わりますね。


ブログにかぎらず、ビジネスでは数字を使うでしょう。

「だいぶ経費削減になります」「短い時間で作成できます」ではNG。

ブログも説得力を増したければ、データを使いましょう。



6. 読み手のために「手がかり」を残す

投稿文
まるで「はじめてのおつかい」に参加した気分でした。



添削
私は、一人で買い物をする幼児を隠し撮りしたテレビ番組「はじめてのおつかい」で、はらはら見守る母親になった気分だった。

P.76
このような読み手への気遣いが大切ですね。

自分中心で書いていると、読み手が「はじめてのおつかい」を知らないかもしれないことに気づきません。


「長くなってるじゃないか」と思った方。そのとおりです。

著者の意図は、これについては長くなってでも読み手に「手がかり」を残せ、ということでしょう。


しかしそこはブログならWebの利点、「リンク」を使えば良いじゃないですか。

まるでTV「はじめてのおつかい」に参加した気分でした。

とすれば、だらだらと説明することは不要ですね。



まとめ

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私も文章はまだまだですが、上記はなるべく意識するようにしてきたことです。

ブログを7年も書いていると、以前に比べればずいぶんマシになったと思います。


本『「伝わる文章」が書ける作文の技術 名文記者が教える65のコツ 』には基礎的なことはもちろん、「結びに余韻を残す」などの応用も書かれており、勉強になります。

自分のためだけにブログを書いている人は別ですが、他人に読んでもらいたい、伝えたい、という方はぜひ、本書で自分の文章の技術をチェックしてみてください。





次はどのレビューを読みますか?

4763132172誰も教えてくれない人を動かす文章術 (講談社現代新書)476313180X 文は一行目から書かなくていい - 検索、コピペ時代の文章術


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今日のひとこと

パスタが大好きですが、一人では店に行きづらいという悲しい現実。

人を誘えばいいのだけど。







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