【チェック】あなたは大丈夫?バカだと思われる文章、7つの特徴
ブログを書くとき、あるいは、ビジネス文書を書くとき。
あなたはこう思ったことがあるのではないでしょうか。
「バカだと思われたくない」と。
本『バカだと思われないための文章術: 誰も教えてくれなかった基本中の基本 』が、そんなあなたを助けてくれます。
今日は本書から、バカだと思われる文章、7つの特徴を紹介します。
1. まわりくどい
まわりくどい文章は、読んでいる途中で「もう、いいや」となってしまいますね。結局何が言いたいかわからないようなまわりくどい文章を書かないようにする。そのためには結論を最初に書こう。
P.021
特にビジネス文書の場合、「結論ファースト」が基本中の基本。
メールを相手に読んでもらえなかったら、困るのは自分です。気をつけましょう。
2. 頭よさそうに見せたがる
バカ文章
今朝は遅刻をしてしまい申し訳ございません。月に一度の重要な会議に遅れてしまい、慚愧に堪えません。
スマート文章
今朝は遅刻をしてしまい申し訳ございません。月に一度の重要な会議に遅れてしまったことを深く反省しています。P.022
難しいことを難しく説明するどころか、簡単なことを難しく説明する人、いませんか?(笑)頭がいい人とは、難しいことを難しく説明する人ではありません。難しいことをわかりやすく簡単な言葉で説明できる人こそが、本当の意味で頭がいい人なのです。
P.023
横文字、専門用語を使いたがったり、わざわざややこしい比ゆなど用いたり。
背伸びをしても、それは見透かされるか、あるいは相手に伝わらずに結局自分が困ることになるのです。
3. 繰り返しが多い
文末表現の繰り返しには注意しましょう。バカ文章
明日は雨が降るかもしれない。そうするとサッカーの試合も中止になってしまうかもしれない。サッカーの試合に行けないと彼はがっかりするだろう。
スマート文章
明日は雨が降るかもしれない。そうするとサッカーの試合も中止になってしまう可能性がある。その試合に行けないと彼はがっかりするだろう。P.034
また、同じ意味の言葉を重ねてしまうことにも気をつけたほうが良さそうです。
バカ文章
彼はとてもプライドが高い。とにかく自尊心が強いのだ。P.035
4. 主張するのに「理由」「根拠」を述べない
これもビジネスでは当たり前の話とは思いますが、実際にできているかというと、あやしいこともあるのでは?文章の中で何らかの主張をするときには、論理的で説得力のある理由を述べなければいけない。
P.029
文章にかぎらず、会話の中でも「こうしたい」「こうだ」とだけ言われても、相手は困ることがあります。
しっかり理由や根拠を言って説得すれば、相手の反応も違うでしょう。
5. あいまいなことを言う
ブログを書いている方ならわかると思います。書くなら思い切って断定するのが大事。不安がにじみ出てしまうような文章では、読み手も不安になってしまう。
P.097
などと書いてしまう。「こう書いてみたけど、違っていたらゴメンナサイ」
「もしかしたら違う意見もあるでしょうが…」
「間違いかもしれませんが…」
私もやりました。自分の逃げ道を作っておくわけです。
そのせいで文章は長くなり、読みにくくなります。
読み手にメリットはありません。書き手の「言い訳」にすぎないのです。
不安に打ち勝って「断言」しましょう。
ブログならそれで批判を受けるかもしれません。
しかしそれ、実はチャンスなのです。ネット上で話題になるわけですから。
自分のスタンスをあいまいにして、「こうかもしれない、ああかもしれない」なんていう記事では、面白くないし、価値がありません。
ビジネス文書でも、あいまいな文章では「結局なんなんだよ」と思われるでしょう。
スタンスを取れば、読み手は賛成、反対など、反応しやすいのです。
6. 正論ばかり
たとえば、血液型で性格判断することについて、世の中には、誰がどう見ても正しいとしか言いようがない「正論」というものがあります。正論は確かに正しい。でも、正論には「つまらない」という致命的な欠点があります。文章初心者はついつい、正論をストレートに書いてしまいがちです。
(中略)
正論をそのまま書いてもつまらない。
ひとひねりして提示することで、興味を引くことができる。P.100
などと言うのは、たしかに正論かもしれません。「すべての人間がたった4つの性格に分けられるはずないだろ」
「俺はO型だけど神経質だから、血液型診断は間違ってる」
しかし、つまらないですね。
血液型で性格判断できる、という話のほうが面白いから、広まっているわけです。
7. ムダに長い
こういう「ムダな表現」、本人の気づかないところで意外と多くあるものです。バカ文章
日本という国には47の都道府県がある。
スマート文章
日本には47の都道府県がある。P.064
なくても意味の通じるものはどんどん減らし、シンプルにしましょう。
どんな表現を削ることができるか、詳細は本書を読んでみてください。
まとめ
日本語を間違えているとか、誤字脱字があるなんてのはもちろんですが、上記のような内容にも気をつけたいですね。ブログの場合に限っては、あえて「スキ」をつくって読者にツッコんでもらうのも一定のメリットがあるかもですが、やっぱり「バカだと思われる」でしょう…。
本書には他にも、
- ブログ
- 企画書
- 報告書
- 論文
- 作文
文章に自信のない方にぜひ読んでいただきたい一冊です。
実際のところ、本書を読んだくらいで文章はうまくなりません。
うまくなりたければ、書くしかないのです。
私はこのブログを8年、2,000記事以上書いてきました。
それでもこのレベルです。しかし8年前と比べればはるかにマシだと思えます。
あなたも、ブログを書いてみては?
ただし、ブログを書く前・後に、本書をパラパラと読み返すことをオススメします。
その文章によっては、「バカだと思われる」かもしれませんから(笑)。
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管理人コウスケのひとこと
今朝投稿したブログ記事 http://t.co/sfDRWFtdQV に使ったマインドマップ。 元ネタ本は『言える化 ー「ガリガリ君」の赤城乳業が躍進する秘密 』。 pic.twitter.com/4ovOH4Ikzp
— コウスケ@Ko's Style (@kosstyle) October 31, 2013
- [2013/11/05 20:00]
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